でぶぶろぐ

沖縄生まれ、小田原在住。
人生1/2世紀越え、
でぶな私のゆるゆるな日々。

あさイチ「沖縄レポート」を見て

2015-05-28 23:42:21 | 小生意気な主張

南沙織の息子アッキーの「等身大の沖縄」レポートが深イイ!

というコラムを見て、NHK「あさイチ」
篠山輝信の沖縄レポート後編を録画してみた。

普天間から北谷、読谷から辺野古へ。

基地と一緒に生きてきた街で
住民の声を聴く。

最近そこらへんの報道番組でよくやっている企画だけど
この番組のよかったところは、

基地について「賛成」「反対」を
明確に意思表示できないひとたちのことを伝えてくれたこと。


沖縄にいるとき、労働組合で5.15平和行進に出た時に、
他の県から来た参加者が
沖縄地元のメンバーの温度の低さに
ちょっと憤っていたことを思い出した。

「地元に住んでいない奴らには理解できっこない」
そう強く思ったことを覚えている。

沖縄にいる人たちは
基地のことをそう簡単に割り切れないのだ。

番組に寄せられたFAXでも

「うちの子供はクラスに米軍関係者の子供の友達がいて
最近のテレビ報道を見るたびに『米軍(=自分たちの友達)は悪いことをしているの?』と
心を痛めている。偏向した報道をしないでほしい」

というものがあった。
普天間高校に通う私の姪も、同じ疑問を母に投げたことがあったという。


「米軍基地がないと沖縄って経済的にやっていけないんでしょ?」
と言われると、本当に頭に血が上る。
あんなちっちゃい島の7割も土地を奪っておいて、
「基地がないとやっていけない」仕組みにしたのはどこのどいつだ。

でも「米軍基地反対!」と言って、
辺野古でシュプレヒコールができるかと言われると
それも私には難しい。

私にとっても、生まれた時からそこにあったのが米軍基地。
ときどき基地の中でやってるカーニバルには喜んで遊びに行っている。
私の家族にも友人にも、米軍関係者と親しくしている人もいれば
結婚した人だっている。

戦争を招くものすべてを
なくしたほうがいいに決まっている。

基地反対と叫んだほうがかっこいいです。
テレビ的にはそれを映したほうがキレイでしょう。

でも、それが言えないひとたちのことも
忘れないでほしい。

番組の中で出たコメントに涙が出そうになった。

「こんな大きな問題の判断を、
こんな小さな集落に押し付けることが酷」




「周りの意識」は変わるのか

2015-05-25 00:08:43 | 小生意気な主張

先週はやたらと会議がらみのお出かけが多くて
土曜日までお仕事でちとしんどい。

まぁ、この時期は毎年大忙しなのでしょうがないんだけど。
そういう会議に出ていてふと思ったことを。

「やっぱり、周りの意識を変えなきゃだめだ」

という発言が多い会議があって

なんだか違和感を感じた。


人の「意識」とやらを変えるのは難しい
っていうか、無理なんじゃないかなとも思える。

昔、上司によく言われたものです。
「いいか、人は変わらないものなんだ」と。

自分が生きていこうとするとき、
障壁になる相手を「変える」ことを考えるのは当然だけど
相手も同じように考えていたら、そこには解決はない。

「変えなきゃいけない」のは何だろうな。

「意識を変えなきゃ」という発言に
違和感を覚えた自分の感覚を
忘れてはいけないような気がします。


自分以外の人も、またひとつひとつの人格なのだから。
それをお互いに認め合いながら、答えをさがしたい。
うーん、理想論だろうか。


まとまりのつかないままだけど
違和感を覚えたことは書き留めておこう。









 


薔薇の木に薔薇の花咲く

2015-05-17 23:35:39 | Weblog

こないだも載せたばっかりですが
この季節にはやっぱり見に行かずにはいられない。

今日は小田原フラワーガーデンの
ローズフェスタに行ってきました。

カメラとケイタイと自分の瞳と
今年の花をいろんな目で見るのに大忙し。

毎年同じように咲くと思っても、
季節ごとに咲く花たちを見ずにはいられない。

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク
ナニゴトノ不思議ナケレド。

 

 

 

 

 


「本」で読みたいものもある

2015-05-10 23:09:46 | Weblog

Kindleもスマホも好きだけど
やっぱり「本」で読みたいものがあります。

ページをめくるリズムと
パラパラっと好きなところから読み出せる感覚のほうが
まだ私には近しいようです。

5月に入ってから買ったこの2冊はまさにそれ。

「すてきなあなたに」は、暮らしの手帖で連載されているコラムで
ハードカバーを全部持っているのだけど、
新宿の本屋でポケット版を発見!
これなら通勤バッグに入れていける!
売り場で狂喜乱舞しましたよ。欲しかったのポケットサイズ。

まとめて3冊ぐらい買いたくなるのをぐっとおさえてひとまず1冊。
月イチぐらいのペースで揃えようかなと。

そしてもう1冊の「ニューヨークの魔法をさがして」は
大好きな岡田光世さんの「ニューヨーク」シリーズの最新版。

こちらも一気に読みたくなるけど、
おいしくて上質な時間は少しずつ。

今のところ、気に入ったフレーズ。

地下鉄で席を譲ってくれた青年に、岡田さんが理由を尋ねて
かえってきた言葉。

I'm just trying to be nice.
何かいいことしようと思っただけさ。

電車に乗った瞬間に血眼で空席を探している自分が
ちょっと恥ずかしくなりますね。




 

 

 

 


小田原の「ビールがうまい!」

2015-05-06 01:44:10 | 小田原かいわい

そして5月5日は小田原城で小田原タイガァスのライブを見ながら
をイッパイ。

快晴のまっさおな空のもと
ビールをあおりつつ風に吹かれる。

音楽は耳から直接心に沁みこんでいく。
ひととき、すべてをゆだねる時間。至福。



新宿の「初夏ですねぇ」

2015-05-06 01:18:04 | Weblog

あああ、連休が終わってしまう・・・

さて、5月4日はみどりの日。
友だちと新宿御苑を散策してきました。

新宿駅から徒歩圏内とは思えない静けさ。
深い森が、喧騒を吸い込んでしまいます。

日差しは暑かったけど、木陰に入ると爽やかな風が吹き抜けます。

そういえば、東京に来て初めて「季節」を感じたのが初夏だった。
春から夏へと動くまでのごくわずかな時間、
確かにある「初夏」という季節を肌で感じたのを思い出します。

花園にはこの季節をいろどる薔薇たち。

 

 

 

ツツジもまだがんばるわよ。

 

 

 


長野の「おかえりなさい」

2015-05-05 01:41:16 | Weblog

あっという間に連休も後半戦。

今年の連休、前半はダンナの実家がある群馬と
その本家がある長野へ。

長野に住んでいる伯父さんが3月に亡くなり
今まで行くことができなかったので、
納骨に立ち会うことにしました。

JR篠ノ井線「西条(にしじょう)」の駅から
車で15分ぐらい。山道を進みます。

長野ももう暑かったけど、山桜が咲いていました。

車を止めてから少し奥にあるお墓で
納骨を済ませ
もともと父も住んでいた家があった場所へ。

いまは家族もみんな山を下り、
その場所には何もなく、倒された柱が積まれている。

みんなで「この辺に廊下があったね」などと話していると
(もちろん私は全く知らない)

ふーっと風が吹いて

山桜がいっせいに花びらをふりまいた。


長野のじいちゃんとばあちゃんがみんなに
「おかえりなさい」って言ってます。

ところで、この家はほんとにほんとに山奥で、
緑が深いなぁと思いながらぼんやり眺めていると
長野のイトコさんが急に

「わらび生えてる!」というが早いが
サクサクと斜面(70°ぐらい?)を登って、ものの5分で
片手いっぱいにわらびを摘んできた。

私の目では「どこにわらびがいるの?」

これがわらびサーチアイか! (By「とりぱん」)

そして叔母さんも「あ、こっちもある!」と

サクサクと斜面を下りて、
これまたものの5分で大量のわらびとともに帰還。
※おばちゃんはどう若く見積もっても70代。

うちらにはみどりいろ一色に見えている山が、
おばちゃんたちには宝の山なんだなぁ。

生きる力の強さを感じた、長野の時間でした。