受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

良い屋根

2006年06月16日 | Weblog
一般に良い屋根を造るには瓦葺職人・瓦・予算がそろえばよいというのが通念になっているが、それだけでは駄目で、まず野地の良否が瓦屋根の格好に多大の影響を及ぼすのである。

ある本瓦葺きの教科書の、最初の言葉です。

美しい勾配がある寺院の屋根ですが、その下には複雑な作業で、野地が作られています。

その上に瓦を糸や水準器使い、一枚一枚を葺土で安定させて、丁寧に葺いていきます。