受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

箕甲(みのこう)台座

2006年06月12日 | Weblog
寺院建築の入母屋の屋根の特徴は、反りのある屋根の曲線です。

その反りの美しさを出す為に、妻の破風板は曲線を持ちますが、箕甲とよばれる屋根の端にある曲面部と反りの違いがある為、箕甲瓦は台座を付けて処理する事になります。

この台座の取り付けは、瓦職人さんの仕事となり、一日をかけて妻の箕甲に台座を取り付けました。

左官さんも、堂内の内陣・余間は終了し、南妻の荒壁付けにかかりました。