堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

戯れに語る!

2010-07-19 14:17:40 | 日記
〈戯言〉

此世、人の世は汚泥に塗れている。

此世、人の世は真善美に満ち溢れている。

光と影、合わせ鏡の如く在り。
鏡には顔が映り、部屋が映り、顔と部屋互いに映る。

顔とは己自身の事。部屋とは世間の事。

鏡は生老病死、喜怒哀楽、差別区別無く顔を部屋を映す。

鏡に己を映すなら、笑顔善く、空元気も元気の素と成る。

鏡を通し対面する事は瞑想の一つと成る。
自然体、素顔にて対面し、素顔、自然体に戻る為に対面する。

心身の調子を観て察し、想い、語り、行う。

鏡に向かい合い己自身と対面し朝が始まり夜が終わる。

南無

善機善根

2010-07-19 11:36:58 | 日記
『善根、汚泥に染まらず憑かれず腐らず根を生やし、光明目指し芽を伸ばし、汚水抜け蕾出し、汚れ無き白い蓮の華を開き咲かす根源と成る。                 善く保つ事一刻の猶予無し。至極難儀稀有の事なり。            善行、行い難し。 善語、語り難し。 善想、想い難し。
         絶対最高完璧無限永遠の善根、此身此口此意に掴み具えたと感じた瞬間、一瞬にして崩れる事、砂上の楼閣の如し。

一瞬足りとも油断大敵禁物。
情非情、
愛情、友情、感情、強情、情熱、情念、情話、情理、情味、情報、情勢、情操、情状、情宣、情実、情景、情緒、情趣、情火、情水、情人、情欲、情事、情交、情痴、情死、

二十八情、人心惑わし腐らせ滅ぼすは容易い事。
         自他共に心身に疑心暗鬼一泊二日千日万日下宿定住永住する事、甚だ当然至極の事、不思議無き事。
         悪縁悪人悪身悪口悪意悪所悪気悪行悪道の数々、其魔の手誘惑間近隣の事、常の如し。

身内恋人仲間内恩人其他、師匠親方社長、兄弟子上司先輩、 同期同僚同窓、弟子部下後輩、是等の方々、善きにつけ悪しきにつけ我が身我が口我が意に感動を与える事、機根に響く事、差別区別無し必定の事。

善根善く保つは、身口意冷静冷徹に観て察し、仏の道に外れぬ様に、己自らに日々常日頃より神仏祖霊の御前にて無事故無違反誓い宣言し奉る事必要なり。           仏心で握る運転に事故は無し。    法に間違い無し。 教えに迷い無し。 道に外れる事無し。         其他諸事情に依り諸悪諸難諸病邪魔物に遭遇せし時、神仏祖霊の御加護、大難は中難、中難は小難、小難は無難と其神通力甚大と成る。

細心の注意に依る操縦運転、整備整理、監督管理、自他共に互いに気付き合い学び合い助け合い支え合い分かち合う事不可欠なり。

いつ如何なる時何時も、怒り憎しみ妬み恨みの根を受けず持たず生やさず生きる事心掛ける事。

人心は弱く脆く崩れ易く、               昨日の友は今日の友明日の友。

昨日の友は今日の友明日の敵。

昨日の友は今日の敵明日の敵。

昨日の敵は今日の敵明日の敵。

昨日の敵は今日の敵明日の友。

昨日の敵は今日の友明日の友。

昨日今日明日、友と敵は同一人物、互いの十悪根が根源と成る。

諸教諸宗諸派信徒学徒、心霊探求信徒学徒、自己啓発信徒学徒、思想信徒学徒、無信仰信徒学徒、無思想信徒学徒に限らず多種多様を問わず、合不合、嫌悪、善悪正邪、白黒正負を問わず、折り目正しき礼節礼儀在り、有り難き感謝の言葉在り、義理恩情筋道在り。                不思議なれども、必ずしも全てが無秩序無法無謀無茶苦茶に非ずを思い知る事大切なり。

十の善き戒め、常識知識当たり前として片隅押し入れに仕舞い込まず、日々常日頃より我が身我が口我が意に行い唱え想い染み入り込ませる事が始まりと成る。         生命を尊び合う、他人の物を尊重し合う、互いを敬い合う、正しく話し合う、気を使い配り話し合う、善く話し合う、揺れず迷わず話し合う、分かち与え合う、優しく励まし合う、正善を見詰め合う。

日々常日頃より善く唱え呟き想い座り立ち歩み写し観る事と成る。               悪行に手を染めず、善行に手を染め言葉染め心染め、虚しき世間の仮の姿仮の物に執着せず、唯、仏の法を学び、教え受け、道を歩まん。

州堂 合掌 』