旦那の成長記録

心が弱い旦那の日々の一喜一憂を記録します。

話し合った結果

2016-07-26 12:18:20 | 日記
「明後日パチンコ行っちゃダメなの?」













…もちろん、ダメでしょ。


しかし、旦那は引き下がらなかった。

私はもうどうして良いかわからない、

今日私がした全ての出来事と、

私が思っている旦那の病気について

旦那に話した。











旦那は、自分がうつ病と診断されて

いること、

自分がパチンコ依存症であることを

自覚していた。




それに対して、

「うつ病」の診断は、自分では

「適応障害」ではないか?と思っている

と話す。




「適応障害」とは、自分の置かれている

状況に適応するため頑張ってしまい

心身に異常がでること。

その症状はうつ病と全く同じ。

ただ、うつ病と違うのは、その状況に

適応できれば(問題となるものが排除

できれば)症状が改善されるらしい。




一方のうつ病は、問題が解決しても

症状がすぐ改善されない。と言う違い

があるらしい。






旦那は、旦那なりに自分の事を調べて

いる。












「パチンコ依存症」については、


やめられるなら、いつでもやめたいと

思っていると話した。

今までは現実逃避のため、自分が

コントロール出来ないときにパチンコ

へ行っていたと。



「もう絶対行かない」とは言わない。

「パチンコを楽しみたい」とこちらは

にわかに信じがたいが…。












義父母との話し合いでは

パチンコに行かせないということに

なったのだが、2人の本心は「行っても

いいんじゃないか?」なのだ。

なんと心が広いというか、

私はもう凝り固まった考えに囚われて

いるのだろうか?と疑心暗鬼にさえ

なる。






旦那は、これからの私達のこと、

自分が死にたいと考えていたこと、

私を裏切らないことを話した。












それでも私は信じられない。

パチンコへ行かせて、帰ってくるまで

は、どんな言葉も信じられない。

それも伝えた。











その上で、結局旦那はパチンコへ

行ったのだ。












結果、

始めは旦那の義父が監視しにいき、

ふたりでパチンコをしていたらしく

旦那は全然楽しめないためイライラ

して負けていた。

義父が帰ってから盛り返しなんとか

買って帰ってきた。




その間も義母のメール攻撃があった

らしい。





私は旦那を送りだす前に、

干渉しない、こちらからメールしな

いと約束したので、なにも言わなかっ

た。

もちろん帰ってくるまで、信じたい

気持ちと、また裏切られるかもしれな

い不安でいっぱいだった。




でも、旦那は帰ってきた。












それから数日経つが、パチンコの話は

でていない。

でも、旦那は異様にテンションが高い

と感じる。

いろんな事に敏感になっていたり、

積極的過ぎる節があって、

テンションが高いときは、イライラ

することも多い。




だから、私の心配はまだ尽きない。

手放しに、

平穏な日々が訪れたとは言えない。



家族会議

2016-07-21 12:00:35 | 日記
私はどこにいても、何をしていても、

涙が止まらなくなってしまった。











何か解決できる手立てはないかと

模索し、「パチンコ依存症」の電話相談

と、「うつ病」に関する電話相談を

してみた。











「パチンコ依存症」

なんだか面白いおばさまが電話に出ら

れて、家で何か作業をしながら対応

している感じ。



どんな相談にのってくれるのかと

思ったら、既に調べてあった「依存症

家族会(ギャマノン)」へ行くようにと。

あとは、本などを読んで勉強するよう

に…と、ザックリ。



とても親身に聞いてくれてる風でも

なかったけど、どこか憎めない(?)

あっさり電話は終わった。

何も収穫がなかったに等しいが、

凄く落ち込むということでもなかっ

た。





「うつ病」

公的機関なためか、なかなか電話が

繋がらず、諦めかけたが、なんとか

繫がった。

感じの良い女性で上手く私の話しを聞

き出してくれた。

専門家…というわけでもなさそう

だけど人の心に寄り添おうという

雰囲気は伝わってくるから、とても

話しやすかった。

何か具体的なアドバイスというわけ

ではないが、感情を表出させてくれる

感じで、最後には大泣きしながら

話した。





相談事って、なんでもそうだけも

困っている人に手をさしのべるのは

問題解決が全てではなく、困っている

人の想いに寄り添えるだけで、心が

軽くなることもあるんだと改めて感じ

た。











旦那は仕事へ行っている。

昼休みメールがきた。始めはなんでも

ないメールだったが、最後にまた

「明後日パチンコ行っちゃダメ?」

と、きた。












私は一人では抱えきれない。

もう何も言いたくない。

一度止まった涙がまた止まらなく

なってしまった。












旦那の両親の前で堪えきれず泣いた。




昨夜からの出来事、昼間のメール、

自分の考えや迷いを話した。

義母は私の考えを否定することは

なく、ただ聞いてくれて

これから帰ってくる旦那にまた「ダメ」

と言わなくてはならないのだが、

「どんな反応するか楽しみましょう。

あなたが辛くなってしまうのはダメ。

お腹の子にもよくないわ。

もう、お笑いを見ていると思って

どんな反応するか楽しんでみましょう」

と、明るく励ましてくれた。




3人の家族会議で、旦那の様子を見て

いつも通り接するようにしよう。

そしてパチンコへは行ってはいけない

ということを統一しようということに

とりあえずなった。










私は義父母が支えてくれるから

頑張れる。

一人だったらどうなっていたことか。

実の両親にだって言えない。

頭が上がらない。












そして、夕方旦那は何事もなかった

ように平然と帰ってきた。

昨日と打って変わって別人のように

明るすぎるのが私は怖かった。

皆が普通にしようと笑っていても

笑うことができなかった。













食事を終えて、部屋で旦那と2人に

なった。

私は"あの言葉"に怯えていた。





そして、やっぱりその瞬間が来た。

「明後日パチンコ行っちゃダメなの?」



涙が止まらない

2016-07-20 09:02:26 | 日記
旦那が帰ってきてからやはり元気は

なかった。

すべてのものをシャットアウトしてい

る。そして死んだように眠る。












仕事が休みの日。

朝早く起きてきたかと思うと、また

「俺の銀行カード返して。」と言ってき

た。

私は断固として拒否した。

「行かせられない。」と。












旦那は怒り狂った。












「なんでだよ!オレが働いて溜めたお金

なのに、なんで自由に使えないんだ!

オレはこんなに頑張っているのに、

皆ダメ!ダメ!ダメ!って、

誰もオレのこと解ってくれない!」











義母もその場にいて、

あんな息子は初めて見たと

体調を崩した。











それでも旦那は家のお金を持ち出した

り、隠れて借金したりはまだしていな

い。そのことは褒めた。

でも、自分の思い通りにならないこと

は、一切耳に入らない。












旦那が借金しないのは、自分の父親の

ことを見ているから…と。

それだけはダメと思っていると。

お金がないからパチンコには行けない

が、どうしても家に居たくないと

家を飛び出そうとした。






しかし、そうなることも予想していた

私は旦那の車の鍵をかくして置いた。

今の旦那は正気ではない。

車の運転すら危険だし、1人でどこに

行くというのだ。

それも心配だった。












旦那は「鍵どこにやったんだよ!」と

更に怒ったが、私と儀保で説得を続け

なんとか家にとどまった。

案の定、それ以降口もきかず、

自分殻に閉じこもった。












今までなら辛い旦那を見て

仕方なくパチンコへ行かせていた。

その場は旦那の機嫌もよくなるし、

私たちも安心するが、帰ってきたら

また地獄だ。






結局私は自分が楽なようにパチンコへ

行かせる決断をしていたのだ。

これは「共依存」というのだそうだ。












旦那が1人でパチンコへ行き始めて

多分4ヶ月くらいになる。

まだ日は浅いかもしれないが、

状況は深刻だと思う。

私自身危機感を感じ、旦那が眠るまで

眠れない。






旦那の心のツラさを感じ、

涙が止まらなくなる。

それは急に込み上げてくる。












今も旦那は仕事に行っているが、

心配でたまらない。

今旦那の頭の中は、

この現実から逃れること、

死にたい気持ちでいっぱいになって

いるかもしれない。











それをどうにもできない自分。

ただ、不安と戦う毎日。

旦那の気分の浮き沈み。




機嫌がよく見えるときは

私の様子を伺ってる時。

パチンコへ行く機会をねらっている。








それが適わないと、

一転して機嫌が悪くなる。

1番自分自身と戦っているとき。












家族は自分を責めてはいけないのだけ

ど、それでも責めてしまう。

ごめんね。なにもできなくて。

でも、助けてあげたい。





旦那はバカだ。私はもっとバカだ。

2016-07-17 20:01:23 | 日記
前回パチンコへ行ってから、

まだ数日しか経っていないある日、




「これで最後にするから、

明日パチンコへ行ってきて良い?」

と、性懲りもなく言い出した。











…というのも、前回旦那にパチンコ

行きを拒否したとき、自分の預金通帳

を確認させるために、普段私が預かっ

ている旦那の通帳を見せようとした。

その時は、何を言っても目を開けず

結局見ることはなかったのだが、

翌日勝手に通帳を見たのだとか…。




その時点で私は腹を立てた。




そして、今回パチンコへ行ったら

預金額的にもういけないのを理解した

から、最後に行きたいと懇願してきた

のだ。






はぁ、はぁ~。




私は呆れていたが、旦那は続けた。




旦那はパチンコへ行ったとき、自分な

りにいろいろな方法で当たりが出るか

試していたのだと…。




で、まだ試していないことが一つだけ

残っているんだとか…。


それを試してもダメだったら、諦めが

つくし、当たったとしてももう最後に

すると…。












はぁ。はぁ~。

バカバカし過ぎて、思わず噴き出し

そうになった。








今まで何度となく「コレが最後」と

言ってはまた行くことを繰り返し、

行けなくなると周りを振り回してきた

だけに、そんな言葉ははなから信じて

いないのだが、その信憑性は?




何を根拠にそれを語っているの?





私は尋ねた。

そして、何を信じれば良いのか?

パチンコへ行けなくなる代わりに

自分の心のコントロールはどうするの

か?

パチンコへ行きたくなったらどうする

のか?

そもそもパチンコは自分がやめたいと

思わない限りやめられない。

私は冷静に尋ねた。







旦那は、

「もうお金がないから行かない」

「パチンコの代わりに筋トレを頑張る」

「書けと言われれば誓約書も書く」

「勝っても負けてももう行かない」

と語った。










はいはい。

前回パチンコへ行けなくなってから

私は旦那を放って置いた。

旦那は徐々に私に歩み寄ったが、

どこかよそよそしかった。





あ~まだパチンコ行きたいと思って

様子を伺ってるな。とすぐ解った。

(旦那に言ったら否定したが。)

そんな最中で今回のコレが最後。








もういいや、好きにしてくれ。

私も好きなことをしよう。

旦那に構うのはやめよう。

これでお金がなくなっても、もう

なにもできないし、自分で決めてくれ

…。






半ば投げやりになった。












そして意気揚々と旦那はパチンコへ

出かけていった。



こちらが連絡しない限り、一切連絡は

なし。ぶっ通し、何も食べずに10時間

パチンコ三昧。

この時点で「やっぱり異常だ。」とは

おもったが、後のまつり。




私は一応一度だけ生存確認のメールを

したが、それ以外は旦那からメールが

来ても返事はしなかった。






私は私の日常生活を送り、普段と変わ

らず過ごした。












生存確認をしたときは、まだ機嫌が

悪い印象はなかったが、それから

3時間後、帰ってきた旦那は財布を

テーブルに放り投げ、ブツブツ言いな

がら着替え、そそくさと寝床に着い

た。











財布の中は、小銭しか入っていなかっ

た。

パチンコ代とは別に、1ヶ月分の小遣

いを渡していたのだが、それさえも

使い切ってしまったようだ。












どうやって1ヶ月生活するんでしょう

ね~。

それにしても、こんなに不機嫌丸出し

で帰ってくるなんて…。












旦那はバカだけど、

やっぱり私もバカだった。




何度同じ事を繰り返すんだろう。

旦那はナンダカンダ言ってまた小遣い

をせびってくるだろうし、

この不機嫌も何日か続くだろう。






前ほど振り回されてない気はするけど

やはり周りの家族は少なからず振り回

されるのだ。





同居している旦那の両親は、

旦那の状況を逐一私に確認してくる。

それすら私にとってはストレスだ。




自分の息子だ。自分で確認しろ。

…と言いたくなってしまう。

それくらい、伝えられるんだけど

なんかイライラする。




やっぱり振り回されてるってことで

しょ。







何度自分に言い聞かせても、

弱い自分が出てしまう。

甘やかす自分が出てしまう。












最近、私はうつ病についての本を

読んだり、講演会に行こうと調べたり

するようになった。

旦那の症状が良くなるとその気持ちが

薄れてしまうのだが、やっぱり必要の

ようだ。











明日からまた勉強しよう。

こういうことで気が紛れているのも

事実。







明日も旦那のことは放っておこう。

一進一退……High&Low

2016-07-16 10:05:58 | 日記
薬を飲み始め約て1週間。

今思えば、

始めの数日ヤケにテンションが

高かった。






薬を飲んだ本人が

「薬って凄いね。今躁状態だよ。」

と言っていたくらいだ。




仕事から帰ってくると、機嫌がよく

ご飯もしっかり食べる。

しゃべり出すと止まらない。

(これは、薬飲まなくても止まらないの

だが……。)




かと思えば、

テレビを見ながら時事ネタにキレる。

些細な一言で、すぐ怒る。

本人曰く、

「テンションは高いけど、イライラは

する。」らしい。






幸い、心配していたような副作用は

今のところないようだ。

毎日きちんと服薬している。





しかし……












仕事が休みの日、

午前中は家族と外に出かけ、

外食をし機嫌よく昼過ぎに帰宅した。



帰ってくるやいなや、

「暇だな……。」











嫌な予感。











「パチンコ行ってきて良い?」











やっぱり……。



私は「パチンコって、お小遣いの範囲

で、できるの?」と聞いた。



首を横に振る旦那。




「じゃあ、どうするの?」と訊ねると



「俺のお金頂戴。」



はぁ~。そうですよね。

結局お金を渡して、旦那はルンルンで

パチンコへ出かけた。



今日は、気分が落ち込んでいるわけ

ではないし、旦那の1人の時間も

必要かと思い、そうした。




旦那が出かけて3時間弱。

思ったより早く帰ってきた。

「ただいま~。負けちゃったよ。」




負けたと言いながら、表情は明るい。

楽しかったようだ。

相変わらずテンション高め。

しかし、次の瞬間、私は耳を疑った。





「夜もまた行きたいから、追加でお金

頂戴。」












はぁ~!?

ふざけんなっ!!

渡したお金、全部使い切って、

また行くだ~!?

あなたのお金がいくら残ってるか

わかってるの!?

そんなことしてたらあっという間に

お金なくなりますけど!?



なくなったら、行きたくてもいけなく

なりますよ?

お金貯められないくせに、

湯水のように湧いて出てくるわけでも

ないのに、この先どうやって

生活していくつもりですか!?












これは、依存だ。

やっぱり行かせるんじゃなかった。

行ったら行ったで、また行きたくなる

し、行かせなかったら行かせなかった

で、機嫌が悪くなり、寝込む。






でも、それに振り回されて行かせて

しまったら、結局ズルズルと行きつづ

けることになる。




うつ病とギャンブル依存は最悪の

組合せ。でも、調べてみるとよくある

ことらしい。

2つが組み合わさって、負のスパイラル

に墜ちていく。




うつ病で、現実逃避したいために、

パチンコへいく。

行って勝ったら

その時は気分がよくなるけど、また

行きたくなって、毎回勝つわけじゃ

ないから、結局お金がなくなる。

そして落ち込む。


負けたら、負けたで、取り返そうと

思いまた行きつづけ、お金がなくな

る。そして落ち込む。







どっちにしても、なんの効果も

あげられず、うつ病は悪くなり、

依存症も悪化するばかり。




だから、うつ病の人が、ギャンブルは

絶対やっちゃダメなんだって。




頭では理解できる。

ただ、これを治すためには、

ギャンブルを断たなければいけなくて

本人が「やめたい!」と思わないと

成功しないと……。











気が遠くなる。

今回も、夜のパチンコへ行かせなかっ

た。

たちまちテンションが下がって、

夕食もとらずに寝込んでしまった。

旦那はしてはいけないとわかりながら

その欲望を抑えられない。

だから、「俺が悪いんだ。」と自分を

責めながら、私と口を利かなくなる。





でも、それに振り回されてはいけな

い。

私自身、「私がいけないんじゃないか」

と、責める気持ちになるけど、

そうではないと理解しないといけな

い。






新しい薬を飲み始めて、約1週間。

旦那の些細な変化に気づき始めたが、

今は大波小波のテンションが押し寄せ

てくる。





安定していくかどうかは、わからない

けど、薬がしっかり効果を発揮する

にはもう少しかかるので、

自分をしっかりもって、旦那を

見守らなければいけないな。