旦那の成長記録

心が弱い旦那の日々の一喜一憂を記録します。

旦那の受診日

2016-07-11 13:34:18 | 日記
先日旦那の受診日に私も同行した。

心療内科の先生には、

初診の時に一度会った依頼。




旦那はいつもあまり多くを語らず

ただ薬をもらいに行く感じで

帰ってくる。











その理由は、初診の時点で解った。




先生は、大体話しは聞くけど、

カウンセラーの役割は果たさない

ので、薬は処方してくれるけど、

1番大事な「心のケア」をしてくれない。








何を話しても、当たり前の事しか

言わない。




例えば、人間関係に悩んでいれば



「相手を変えることはできないから、

自分が変わるしかない。」とか、



「上司に相談してみたら?」とか、



「時間がたつと気持ちが変わることが

あるから、様子見ましょう」とか……。




抑うつ状態で、不安を抱えて

眠れないときに、



「運動するといいですよ」というので

旦那は

「今はそれもやりたくない。誰にも会い

たくないので、家から出たくない。」

と言っても、

「気持ちと切り離して考えないと、

とりあえずからだ動かしてみて」

……と。











それができていたら、

とっくにやってますわ!

運動しようと思って、近所の体育館に

見学も行きましたわ!

そんな気分じゃないから、

困っているんでしょうがーー!!





さすがに私もあきれた。

これでは、何も話す気になど

ならない。









引っ越す以前のクリニックでは、

医師とカウンセラーがいたが、

引っ越してきた土地には、そもそも

クリニックにカウンセラー

(臨床心理士)が在籍しない。






初めて病院を探したときに、

どこのクリニックも同じ状況で

そのことにまず驚いた。






それもそうだし、

まだ話しを理解してくれる医師が

いたことが旦那にとっては救いだった

のだが……






一体、心のケアはどうするんだろう?

どうやって改善されるんだろう?

薬さえ飲んでいれば治るんだったら、

皆とっくに治ってるよね……。











結局、今回は薬が増えた。

医師に何の薬が増えるのか?と

尋ねても「気分を上げる薬」とだけ

説明され、それ以上はなにも

なかった。




症状が重くなったのだから薬の増量は

当然だろうと私は思ったが、

旦那は、薬が増えたこと、

その薬の副作用を知り怖くなって

しまい二重に落ちこんでしまった。







病気をよくするために行っている

はずなのに、病院に行くたび

心が折れて帰ってくるなんて……。







不信感でいっぱいだ。

旦那は薬をもらいに薬局に行っても

薬剤師の説明をただ聞いて、

何も質問せずに戻ってきた。






その後、薬のことを調べたら

「向精神薬」「抗不安薬」が処方され、

副作用を調べて不安に

なったのだが、「もう帰りたい!」

「あそこに戻りたくない!」というので

「私が聞きに行くから戻って!」

と懇願し、薬局に戻り、

薬について詳しく尋ねた。





旦那 も一緒に聞くよう説得したが

「誰にも会いたくない」と受け入れず、

結局私1人で薬局へ。






私もやけくそ。

「どうにでもなれーー!」と思い

疑問を納得いくまで聞きまくり、

薬剤師も途中ちょっとイライラ

している様子だったけど、

かまわず聞いた。








だって、何も知らずに帰って、

旦那は薬を飲まないと言うし、

飲まなくても、薬を追加処方された

ことだけで不安になっているし、

聞かなければ、なんの問題解決にも

ならないでしょう?










一通り質問して、待っていた旦那に

その旨を説明すると、以外にも

少し安心し、拒絶することは

なくなった。







向精神薬の副作用にどんなものが

あるか、どんな症状がでるのか、

ちょっとした知識があったもので、

益々不安になったのだ。








でも、できることはやらないと

後悔するだろうし、

なんの前進も見られないのは

明らかだし、

やれることはやろう!と思う。








ただ、これから先

やはりこのままでいいのだろうか?




私は、カウンセリングも受けさせて

あげたいと思っているが、

いかんせん旦那が乗り気じゃない。

でも、自分の気持ちを吐き出して

受け止めてくれる第三者が

必要な気がする。






しばらく様子を見守り、

またどうするべきか考えていかないと











新しい薬を飲んで、

どうなることやら。

起こされて、「ごめんなさい」

2016-07-08 08:16:55 | 日記
旦那のテンションは相変わらず低い。

仕事は行くが、愚痴が暗い。

楽しかったことも話すのに、

結局最後はため息をつきながら

ああだ、こうだと愚痴をこぼす。






愚痴ることは良いことなんたけど、

負の方向へテンションが引っ張られて

プラスに向かないのが問題。








夜、体も心も疲れているのに、

いざ寝ようとすると眠れない。

薬を飲んでも効かない。






私は、横になっていつの間にか

寝ていた……






……が、突然手を握ってきて

「ごめんなさい。」と言ってきた。







何!?

眠気と戦いながら尋ねると、

「オレやっぱりダメ人間だよ。」






だから、何!?

怒らずよくよく話しを聞くと

またどうしてもパチンコへ行きたく

なったが、手元にお金がないので

私が眠っている間に

自分たちの生活費からお金をとった

……と。








次の日に仕事帰りにパチンコへ行こう

と思ったけど、罪悪感にかられて

私を起こして報告したと……。






深夜1時前。

「眠れない」と落ち込む旦那の

手を握ってきて話しを聞き、

話し終わると噓のようにいびきを

かきはじめた。








それから3時間。

私は眠れなくなって、

やっと眠れそうと思った頃には

飼い犬の朝ごはんのため起こされる。








旦那の出勤時間にはまた起きて

送りだす。







送りだした後、テーブルのうえに

お金と「ごめんなさい」のメモ。









早々、すぐにうつ状態が改善する

ことはないのよね。

今度の旦那の受診日には、

私もついていって話しをしないとな。








ちゃんと、良くなるように

いろいろ考えると、夜な夜なスマホと

にらめっこして私も眠れなくなる。


帰ってきた。

2016-07-07 02:05:02 | 日記
先日パチンコへ出かけた日、

朝から行って結局夜まで一日中

パチンコ屋にいた。





基本一人で出かけたときは

何も食べずにお茶のみ。

よくそんなに集中力かもつものだ。





帰ってくるなり、申し訳なさそうな顔

でも、出かける前とは表情が違う。

やるだけやって、スッキリ?したのか

「負けたよ。」といいつつ、

財布の中は空ではなかった。







旦那曰く、

パチンコ屋のあのけたたましい音と

眩しいくらいの光の中にいると

何も考えず、自分の世界に浸れる

らしい。







途中何度か帰ろうと思ったが、

現実に戻りたくなくて結局夜まで

いたんだとか……。







帰ってきて、夕食も食べられたし、

会話もできた。

完全回復ではないが、

旦那なりに努力しようとしている。




私も安堵したが、

1番安堵したのは義母のようだ。

義母は私に「ありがとうね。」と、

涙ぐみながら言った。




私が泣いているときは、気丈に

振る舞っていた義母だったが、

やっぱり不安だったんだ。

私は一人で泣いて申し訳なく思った。







一夜が明けて、今日は、一転

朝からハードワーク。

以前から予定していた

部屋の模様替えを丸一日。





お陰でアドレナリンが出すぎて

夜中まで眠れず。







なかなか、感情のコントロールは

難しそうだ。

ほぼ2日ぶりの夕食

2016-07-05 14:54:12 | 日記
夜中に帰ってきた。

いつもより遅かったので、帰ってくる

まで心配で眠れなかった。




家を出たときより、会話はできる

ようになり、「何か食べる?」という

問いかけに「うん。」と返事した。




旦那の好きなインスタントラーメンを

作り、静かに食べる。

ほぼ2日ぶりの食事。




肌に張りはなく、シワシワの

おじいさんのよう。

いつもなら一人前ペロッと食べられる

が、8割くらい食べて残した。




相変わらず元気はないが、

食事ができただけよかった。

当たり障りのない会話をして

旦那はまた死んだように眠った。












朝、いつもなら昼前くらいまで

眠っている旦那が、私が朝食を

食べ終わった直後くらいには

起きてきた。




昨夜の出来事。

仕事の合間と、仕事終わりに

私の親友とメールのやりとりを

していたと。




私の親友とは、旦那も友達で

何でも話せる相手。



詳しくは聞かなかったが、

「死にたい」と思っていること、

それに至るまでの状況を話した

ようだ。




昨夜はそれで少し気持ちが落ち着いた

のかもしれないが、

まだ現実を受け入れられず、

どうしたいのか、どうして良いのか

解らないといった風だった。




結果、またパチンコへ行くことに

なった。

私は始めは渋ったが、旦那は義母にも

話した。





義母は、マザーテレサのような人。

言うことがいつもぶっ飛んでいる。

私には到底真似できない器の大きさ。

さすが、旦那を育てた母親。




その義母にいつも、私も旦那も救われ

ている。

今回も旦那がパチンコへ行きたいと

いえば、義母は「行っておいで。」と、

あっさり。




旦那は「お金に糸目を付けずやるだけ

やりたい」と、自分の残りわずかな

貯金を使いたいと言っていたが、

義母は「100万くらいやってくるか!」

と、あっさり言う。





さすがに旦那も「そんなにやるわけない

だろう」と笑ってしまった。

私も、もう何でもいいやという気に

なり、旦那の貯金を差し出した。




行く前から解っている負け戦。

それをみすみす送り出すなんて

普通じゃ考えられないけど、

義母は「悪も時には必要なんだ」と

私を諭した。




義母と話していると、不思議と

「なんとかなる」

と思えるし、なんとでもなるような

気になる。






この先もきっとこういうことの

繰り返し。





でも、こういう人間くさいお互いが

好きで一緒になった。

だから、どうにもならないことなんて

ないと割り切って、

旦那の帰りを信じて待つしかない。





一言も話さず、ただ眠る

2016-07-04 16:12:43 | 日記
昨日の夕食時に声をかけたきり、

1度も目覚めることなく朝を迎えた。




私の目が届かない時を見計らって

トイレに行ったり、飲み物を飲んだり

している様子がみえる。




1度だけ、昼前に夕方からの仕事の

支度のため顔を合わせたが、

下をうつむいて「おはよう」と

言うのが精一杯だった。





支度が終わると、

出かけるまでの数時間また

旦那は貝のように眠りに就いた。




私はいてもたってもいられず、

一人買いものへ出かけた。

一人でいる間は何も考えなくて

よくて、気分が少し落ち着いた。




旦那が出かける前には家に戻り、

旦那が目覚めるのを待っていた。




時間になって、旦那が起きてきたが

私が声をかけなければ、なにも

話そうとしない。



黙々と出かける準備をして、

「行ってきます」の一言もなく

玄関を出た。




旦那のその佇まいに、

私の存在をかき消している様子に、

こらえきれなくなって

旦那が準備をしている間も

隣の部屋で涙が止まらない。




でも、

旦那はきっと泣くことすらできない。

今はそんな心境なんだと思う。

だから、私が弱いところを見せるのは

間違いだし、旦那にとっては

迷惑な話。




旦那が無言で家を出たので

そこはさすがに車まで追いかけて

「いってらっしゃい」と声をかけた。




ただ、その時も旦那の顔は

生気がなく、ゲッソリしていて

私を見る目はどこか他人事のようだ。



それでも口からは「行ってくるから」

と一言。

私は泣くのをこらえるのに必死。




夜中には帰ってくるけど、

私は寝ずに待っているけど、

どんな顔して帰ってくるんだろう。



きっと、出かけたときと状況は

変わってないだろう。




こういうこと、今までにも何度か

あった。

でも、どうやって乗り越えてきたか

もう忘れた。







私自身が今負のスパイラルに

陥っている。







「なんのために生きているんだろう」





まるで、旦那と同じ心境だ。








どうか、

良い方向に2人が向かって

いけますように。