旦那の成長記録

心が弱い旦那の日々の一喜一憂を記録します。

プチパニック

2017-09-29 16:43:45 | 日記
昨夜は薬を飲んで、朝まで眠った。



朝、体調は良くないという。

表情はややこわばっているが、仕事に

行くという。





自分で頑張って仕事にいつた時は

ほとんど一日仕事をしてくる。




しかし、今日は、違った。

昼休みよりも早い時間に電話が

かかってきた。




開口一番「もう辞めていい?」

既にパニックのようだった。




「どうしたの?」

と聞くと「やっぱりもう無理。

帰りたいけど、帰してくれない。

帰りたい。」と早口で言う。




「昼休みなの?」

「いやちがう。トイレからかけて

る。もう上司が嫌だ。ねぇ辞めても

いい?」






旦那はパニック。

私はとりあえず「ホントにダメなら

辞めて良いよ。体調悪いなら帰して

くれないとか言わないで帰って

おいで。」



1度電話を切ったが、その後昼休み

になってまた電話が来た。

私はこどもの昼ご飯の支度をしながら

電話。しかし子どもは不機嫌で泣いて

いる。そんな中の電話で旦那は苛立っ

ているのがわかる。



「いいよ。電話きるよ。」





その声は、1番落ち込んだときに似て

いて、一方的に切られた。




私はすぐかけ直し「とにかく無理なら

帰ってこい。ダメなら迎えに行く。

それから上司にちゃんと正直に病状を

話してこい。」と言った。





旦那は「うつ」のことを、信頼できる

同僚にしか話していない。

だから「体調が悪い」と言われた上司

は、「体調管理はちゃんとしろ」と

いうのも無理はない。…と私は思う。



でも、旦那は違う。昨日も

「体調悪い。っていってんだから、

何時までやれとか言わないで、普通

すぐ帰すよね?」と不満だらけ。




そういう、隠蔽体質が、自分の事を

理解して貰えないのだと私は思う。


もう、こんなにダメになってるのに、

「辞めさせられるかもしれない」とか

そんなこと言ってる場合じゃない。




辞めさせられたら、そこまでの関係

だったということ。

それは昨日主治医も言ってた。

自分のこと隠して良いとこだけ見せて

「僕のことわかって下さい」って

相手はただのワガママにしか見えない

と思う。




シブッテイタ旦那も私に言われて

上司にホントのこと話してきた。

結局、今日は、早退してきた。





早退することになり、私はどんなに

落ち込んで帰ってくるかと、心配で

旦那を受け止めるために、家事を

急いで終わらせて待っていた。




帰ってきた旦那は案外普通だった。

なんなら笑顔もあった。





私は拍子抜け。




上司に「うつのこと」

「仕事を続けたいけど休みすぎて

辞めさせられるかもしれないことが

不安なこと」を話した。



上司は、「辞めさせるつもりはない」

「旦那の病状を話して貰えて良かっ

た」と理解を示してくれたという。




私はそれだけで、なんだかホッとして

涙が出た。

それだけ私も不安だったのだ。

頭の中でいろんな事を考えていた。




旦那も、上司と話してパニック状態

だったのは落ちついた。

こういうこと、何度もあった気がす

る。




旦那が自分で勝手に「こう!」と

思い込んでパニックになり、落ち込ん

で、よくよく話しを聞いたり、相手と

話したりすると勘違いだったり、

すれ違いだったりと。





どうして、そんな風にしか考えられな

いんだろう?

病気がそうさせてる?

ホントの人が嫌い。疑い深い。

そのくせ見捨てられ不安が強い。




そんな人じゃなかったから、きっと

病気がそうさせてる。





薬を飲んでも「不安がとれない」と

また薬を飲みたがるが、どんなに

薬を飲んだって聞くわけない。




今はしんどくてもじっとしてる時。

何も考えず、体と心を休める時。

そう諭して、帰ってきた旦那に

静養を促した。






世の中、悪いことばかりじゃない。

私はそう思えた。




旦那にもそう思える時が来る。

きっとくる。


病院受診した

2017-09-28 21:19:42 | 日記
仕事を早退して、病院へ行った。

早退したことで、上司からは少し叱ら

れたようで、それに既に怒っていた。





イライラまとまらない。

愚痴しか言わない。

まだ、本調子ではないようで。




旦那に聞いた。

「1番落ち込んだときを10とすると、

今どれくらい?」

旦那「んー、40かな。」

普通の時で60-70くらいだそうで。

半分くらいまで回復してきたようだ。




まだ気分の波がある。

見ていてわかる。





私は今日、同行するに当たり、

どうしたら主治医に上手く伝えられる

か?考えた。




きっと旦那が説明したら支離滅裂。

自分の言いたくないこと(例えば薬の

過剰摂取)は言わないだろう。

私に説明してと言ってくるだろう。

そんな予測が立ったことや、今回の

ことはきちんと伝えて先生にわかって

貰えないと治療にならないと思った

ため、旦那が仕事に行っている間に

今回の出来事を時系列で紙に書き出し

た。





診察までズボンのポケットに忍ばせ

て…。





診察室に入るなり先生

「どうですか?」

旦那「堕ちちゃいました」

先生「何かあったの?」

旦那「いや、よくわからないんです」




…それじゃ何も伝わらん。



私「先生紙に書いてきたので見て頂い

てもいいですか?」





先生は、メモを見ながらふむふむと

旦那に起こった出来事を理解し、

話しを深く聞いてくれた。





多分、いつもの診察とは違うのだろ

う。私もいたので、充分な時間を割い

てくれた。




私も紙に書いたことで、伝えたい

事が伝わったし、先生も理解しやすか

ったようだ。





旦那は診察の途中からまた少し堕ちて

いたようで、先生の言ったことの半分

くらいしか頭に入っていなかった。





やっぱり、医者はスゴイ。

旦那の問題点を理解している。

だけど、それは旦那自身が気づかない

と変化できないことだから、

ぐいぐい押しつけたりはしない。




うつ状態になったとき、どうしたら

いいか、旦那の不安はどう対処するか

教えてくれた。



患者だけではない。家族も治療対象。

同伴するって、やっぱり大切。

私は行って良かった。




旦那は疲れたようだ。

帰ってきて早々に薬を飲んで寝た。





薬も強い物に変わった。

今はそれも必要。

必ず良くなる。でも、焦ってはダメ。





先生が言ってた

「うつ状態になる」ことは、

体が「今は動くな。じっとしてろ。」

というサインを出しているんだと。



なるほど、そう思えば病気と向き合う

こともできそうだ。

旦那がどうとらえたかはわからない

が。




いろいろ良いこと言ってくれたんだけ

ど、ひとつひとつ思い出すの大変なの

で思い出したらここにメモしよう。





明日朝起きたら旦那はどんな感じ

かな。

スッキリかな。

ぐでんぐでんかな。

仕事行けるかな。


急激な回復

2017-09-27 23:03:30 | 日記
仕事には行ったが、本調子ではなく、

昼の時点で明日、病院を受診しようと

いうことになった。





仕事から帰ってきたときは、まだ表情

が暗かった。




食欲はまぁまぁ。

全く食べられなかったところから、

いつもの半量くらい食べられるように

なった。




夕食後、テレビを見ていた。

旦那が笑った。…あれ?




仕事の話しをしてきた。

…あれ?





回復してない?


表情が豊かだ。暗くない。

「明日病院行かなくても大丈夫そう

だなぁ。」




こんなこと、今までにも何度かあっ

た。

1番堕ちてるときは、勧めても病院にも

行けなくて、時間が経ってなんとなく

回復した頃受診日が来て、でもその時

には、堕ちてた頃の気持ちとか忘れ

ちゃって、話したり話さなかったりで

薬も今までと同様にだされて。




大事なことが全然伝わってなかったり

する。



今回は、そんなことがないように

予約をとったのだから、受診を勧め

た。







少し時間が経って、テレビを見ていた

旦那が私の所に来た。

「また少し堕ちそう。」と言いだし

た。





理由はわからない。

今回堕ちた原因もわからない。

そういうことを、きちんと話さない

と。



またいつ何時、襲ってくるかわから

ない焦燥感、死にたい気持をどう対処

するか考えないと。





仕事より今はそっちが大事。



でも、今朝「行けない」と言っていた

旦那が同僚の力を借りて仕事に行き、

仕事をやりきったことで自信がついた

という。




抑うつ状態のときは、体も心も疲弊

しているから、ホントなら静養するの

が良いんだろうけど、必ずしもそう

でもないのか?






そして。旦那の抑うつ状態は、

今回だけを見て言えるのは

「見捨てられ不安」から来ていると

思う。





全ては職場の人間関係、それにつきる

のかな?




それが今回の結論。




明日はどうなることやら。





落ちついてはきたが…

2017-09-27 09:57:16 | 日記
昨日昼間はずっと眠っていた。

夕方に起きてきて、ただぼーっと

している。




だけならいいのだが、少しでも良く

なってくると、またいろんな事を

考え出した。




仕事、家、お金、家族…。




結局このことが頭の中を巡っている

限り混乱はおさまらない。

かといって、解決するために

ずっと考えていたって体も心も回復

しない。





私の目を見たかと思えば

「住むところ代えよう」

「お前はどう思う?」

「仕事大丈夫かな?」

「やっぱり他の所探すよ」





話しがあっちこっちに飛んでいる。

話し掛けられるたび「今は体も頭も

休めることが大事だから今日は考える

のやめよう」と諭す。




なんとか夜の12時には眠った。











起きてきた旦那の表情も声も暗い。

仕事に行く時間に近づくにつれ

「ダメだ。やっぱり行けない!でも

行かなきゃ。どうしよう。行けな

い。」と言いだした。




昨夜、旦那は私に「明日は俺を引き

ずってでも仕事に連れて行って」

と言っていたのだ。




でも、昨日の今日で本調子のはずが

ない。




最初は行かない方がいいと思った。

でも、本人は迷っていた。

行かなければまた落ち込みが強くなり

そうだった。




旦那の頼れる同僚に連絡して、

現状を話した。

同僚は、何日も前からわかっていた。

今日は、来られるなら来た方がいい。

来たらフォローはするよと言って

くれた。




そんな同僚を旦那は時々疎ましく思う

。近すぎる存在だから。

それに甘えてしまうから。



それでも、いてくれるだけで私は安心

だ。こんな時は甘えていいと思う。

そのために今の職場に戻ったのだか

ら。




旦那は自分が弱い人間だと思ってい

る。

確かに弱い。

でも、今の心は病気がそうさせている

こと。

どうかそれをわかって欲しい。




再就職したばかりで、休んでばかりは

いられない。

生活がかかっている。

そしてまた頭を抱える。

でも、どっちが大事?




あなたの健康なくしてなにもできない

のよ。

そのことを忘れないで。

どうしたら死ねる?

2017-09-26 15:02:46 | 日記
極限だった。

あの後、私は子どもと先に寝た。

旦那は眠れず暗い部屋で1人テレビを

つけていた。




薬の箱を何度も開ける音がして、

行ってみるとまた過剰に薬を飲んで

いた。





私はこのまま旦那を放って眠れず

そばにいたが、それが疎ましかったの

か「もう寝よう。」といって、1度

布団に入った。




しかし30分くらいで眠れずいつの間に

かリビングへ戻っていた。





それからしばらくして、私はウトウト

眠ってしまった。

気づいたら旦那が鍵を持って玄関を

出る音がした。




え!?

っと思ったが、子どもが寝ているため

おいて外には出られない。

とにかく待ってみたが心配になり、

リビングへ向かうとスマホもおいた

まま、駐車場には車がある。

旦那の姿はない。





私は一気に怖くなった。

もしかして、もしかして…。

と思っていたら帰ってきた。





「もうどうして良いか分からない。

死にたい。どうしたら死ねる?」

と泣きながら訴えてきた。






私は旦那を抱きしめて、「死なない

死なないで。」とずっと慰め、

なんとかその場をおさめた。





その後、旦那が眠りにつくまで私は

じっと横にいてなんとか夜は終わっ

た。






旦那は近くの川の手前まで行ったが

引き返してきたと。

「帰ってきてくれてありがとう」

それしか言えなかった。





旦那の疲労は極限だった。

うつ状態がマックスだった。

私は優しくしてあげられなかった。

その結果なのか。





共依存になってはいけないが、

旦那の死にたい気持を受け止めるのは

私の役目。




病気がさせていること。

必ず良くなるとわかっていても、

こんなことがあると怖くて仕方ない。




また夜が来るのが怖くて仕方ない。





旦那は仕事を休み、眠っている。