ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

武満徹の歌

2021年08月16日 15時01分22秒 | 音楽

 昨日、見たいドラマを見終わってから、次は何を見ようかとEテレに変えたら、番組表の地球ドラマチックはやっていなくてなんと、予約録画もできなかった終わっているはずのクラシック音楽館が始まっていました。慌てて予約録画しました。番組表は変更されていて、途中からでも予約録画もできるのですね。

 大谷良英が武満徹の歌をゲストを招いて演奏するというものですが、実は武満徹にはたくさんの歌の作品があるんです。それを知ったのも、ちょうど20年前に、八王子の西岡酒造の酒蔵コンサートで保多由子の歌と鈴木大介のギター演奏を夫と二人で聴き、おそらくその時に買ったCDが手元にあるのです。月丸で有名な西岡酒造は、その後、福井県に引っ越してしまいました。

 番組では生前の武満徹の話や、彼のピアノで彼の歌まで披露する素晴らしい内容でした。豪華セッションは、コトリンゴさんと「小さな空」、二階堂和美さんと「めぐり逢い」、青葉市子さんと「うたうだけ」、原田郁子さんと「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」、七尾旅人さんと「死んだ男の残したものは」、浜田真理子さんと「翼」。

 ちなみに私が買ったCDのタイトルは「見えないこども」(メゾソプラノ保多由子・ギター鈴木大介・ピアノ寺嶋陸也)、ビクターVICC-60254です。もちろん、番組で歌われた歌も全部入っています。明日ハ晴レカナ・・は、黒澤明監督の映画「乱」の音楽を担当していた武満徹が現場に行ったときに、黒澤組のスタッフたちが「明日は晴れかな、曇りかな」と撮影を気にしていた時の話を聞いて、歌を作曲したそうで、歌も伴奏も彼がピアノで披露したというとても珍しいものです。録画しておいてよかった!亡夫とよくコンサートに行った時も、何かで武満徹本人もいらしていた時がありました。彼は現代音楽家と言われるのがあまり好きではなかったようです。たくさんの映画音楽と歌を作っていますし、大友さんは彼のピアノはジャズだって言っていました。

 20年前の懐かしい思い出がよみがえってきました。20年なんて、あっという間なのかもしれませんね。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 朝日歌壇8月15日 | トップ | HERO、20年前のドラマ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

音楽」カテゴリの最新記事