ビタミン屋

気が向いた時だけ書いてます。日常や旅行、趣味の記録。

不妊治療の記録②

2019-05-23 13:45:00 | 不妊治療
前の病院で紹介状を書いてもらい、次の病院に持っていきました。
ここでも、検査。前の病院での結果をそのまま使ってもらえるものもあり、すべての検査をすることは免れました。
検査の結果から、私は甲状腺ホルモンが少し不足しているらしく、不妊クリニックと並行して、別フロアにある同系列病院の内分泌科にも通院することになりました。

最初から、体外受精にしたいことを、伝えます。
病院で開催されている体外受精のセミナーにも行きました。

体外受精は卵子に精子を振りかける治療。精子は自力で卵子に入り、受精します。
顕微授精は、卵子に直接精子を注入する方法で、精子の運動率がわるかったり、数が少ない時に行う治療です。
顕微授精の場合、最悪、動いている精子が1匹でもいれば大丈夫なので、夫が別の病院で行っていた治療はいったん中止することになりました。

本当の不妊治療のつらさは、体外受精からですね。
全部経験した身としては、そう思います。

まず、卵子をたくさんとるために、薬を毎日飲みます。
色んなやり方があるみたいですが、私が受けたものを書いていきます。
私はクロミッドという薬を処方されました。
これを生理3日目から毎日飲みます。
途中から、1日おきにHCG注射。おしりに打ちます。
これが筋肉注射なので、本当に痛い。
毎回うめき声がでてしまう…。
採血もしょっちゅうされます。

内診で、卵胞が何個で来ているか確認。
卵胞があっても、その中に成熟した卵がいるかどうかは、採卵するまでわからないのも、こわいところです。

採卵手術の直前は、自宅で自己注射もありました。
看護師さんから、自己注射の方法をレクチャーされます。
まさか、自分で注射をする日が来るとは…(-_-;)

仕事帰りも休日も毎日病院に通う日々。
かなり、ストレスが溜まります。
途中で偏頭痛にもなり…。

採卵手術当日。
食事ぬき。痛み止めの座薬を入れて、病院へ。
人生初の手術台。
採卵はめちゃくちゃ痛いと聞いていたので、怖がりな私は静脈麻酔をしてもらいました。
麻酔で眠っている間に手術は終了。


麻酔で眠っている間は、変な夢をみます。
毎回そうでした。
手術自体は20分くらい。
麻酔から目が覚めたら、ベッドに移動。
2時間くらい安静にして、その後、内診。

後日、受精卵が育っているかの説明があります。
授精しても、うまく細胞分裂しなかったり、育たなかったりします。
8分割胚までいけば、子宮に戻すことができるのですが、本当はその先の胚盤胞まで培養してから戻した方が、妊娠率が高くなります。
しかし、胚盤胞までいけるのは受精卵の半分以下の確率です。
私は3回の採卵で10個くらい卵ができたのですが、胚盤胞までいったのは3個だけです。
なかなか厳しいですね…。全部を胚盤胞まで育てるのはかなりギャンブルになるので、8分割までいったら、1個はその段階で凍結保存にしていました。

で、1回目の受精卵移植。
結果出ず。
ここで、また子宮の検査をやることに。
すごく痛かった( ;∀;)

治療だけの毎日になると、本当に精神的に良くないので、仕事や趣味、勉強。旅行など、いろんなことを充実させて、楽しんだ方がいい。
結果が出なくて、リビングのソファで号泣しながら、これじゃ自分がダメになるなー、と思いました。



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