生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

安倍政権は、勝手な解釈ばかり

2019年04月23日 21時36分22秒 | 絵画原論(草稿)
学問修行2019年4月23日(火)-1
安倍政権は、勝手な解釈ばかり


 WTO判決「日本産食品は安全」の記載なし 政府と乖離 /朝日新聞に
 「 この紛争は、韓国が2013年、事故を起こした福島第一原発から汚染水が流出しているとして、福島など8県の水産物の禁輸対象を一部から全面に拡大したことに対し、日本がWTO協定に違反しているとして提訴した。

 紛争を処理する上級委員会が11日、韓国の禁輸を「不当な差別」とした第一審・小委員会の判断を破棄する報告書を出した。日本の事実上の逆転敗訴だが、菅義偉官房長官は12日の記者会見で「敗訴の指摘は当たらない」と強調した。理由として、上級委が日本産食品の安全性に触れていないため「日本産食品は科学的に安全であり、韓国の安全基準を十分クリアするとの一審の事実認定は維持されている」ことを挙げた。河野太郎外相もほぼ同じ発言をした。

 だが、実際には第一審の報告書には「日本産食品は科学的に安全」との記載はなかった。さらに、第一審は「日本産食品が韓国の安全基準を十分クリアする」と認定していたものの、上級委はこれを取り消していた。「食品に含まれる放射性物質の量だけに着目した第一審の判断は議論が不十分」というのが理由だ。

 「科学的に安全」と付け加えたことについて、外務省と農林水産省の担当者は「第一審の『日本産食品が国際機関より厳しい基準で出荷されている』との認定をわかりやすく言い換えた」と釈明する。だが、WTOの紛争処理に詳しい中川淳司・中央学院大教授は「日本の基準が国際基準より厳しいことと、科学的に安全かは同義ではない。苦しい説明だ」と指摘する。

 また、福永有夏(ゆか)・早大教授は「そもそも第一審で安全性の認定は行われていない」と話す。日本が訴えたのは韓国が日本産食品を差別的に扱っていることなどで、安全性自体の認定は求めなかったためという。」

絵画原論草稿1:像、画像、絵・画・図・書

2019年03月09日 23時47分01秒 | 絵画原論(草稿)
絵画原論草稿1:像、画像、絵・画・図・書
[美術修行20190309]
 カテゴリー=絵画原論(草稿)/レビュー感想—絵画(レビュー感想)
20190330追加[『画像の歴史』の3章と4章、9〜12章の目次の英語と日本語訳]
 
 絵画(たち)の英語訳として pictures を、わたしは使っている。「絵画」は、paintings の訳語であることが多い。線描絵画 drawing pictures も絵画にうちに入れれば、両者を含む語として、絵画 pictures を使うのが良い。
 May I take a picture ? でのpictureは、カメラなどを使った「写真」である。写真という訳語は意訳である。技術から言えば、光を使った graph であり、photography 光写術、光書術、または光図術によって作成した絵画である。絵画は、「写真」よりも前に出現しているのだから、「写真」(=光書または光図または光画)をpicture の訳語に専用とする所以は無い。
 さて、日本語は漢字仮名交じり文である。絵、画、図、そして書は、互いにどう違うのだろうか?。
 たとえば、漫画である。漫絵とも漫図とも言わない。『鳥獣戯画』である。「画」は、画するという意味がある。何かを画する場合、図示するならば、一本の線を引くのが手っ取り早い。
 『鳥獣戯画』と、『北斎漫画』が展開し、その描き方を継承する今日の漫画の本質は、本質的には輪郭線とその内部を面塗り painting 、または塗り絵 painting することによって個体を画面に存在させることである。放射状の多数個体の線たちによる表現も、この本質が適用される。
 いわさきちひろ さんの画も、ほぼ漫画的技法の延長とも取れる。とどのつまり、鉛筆で輪郭線を描いて(多少食み出しても)面塗りする水彩画(アクリル画も油彩画)も、漫画である。漫画と水彩絵画を分けるとすれば、描き方以外の、漫画に特徴的な吹き出しとかの表現方法とかで違いを見つけるしかない。
 高階秀爾『ニッポン現代アート』の??頁に、「絵」という字は、糸が


 さて、ホックニーとゲイフォードによる『絵画の歴史』の原書題名は「A History of Pictures」である。
 ところが、「画像(たち)」の英語も picturesである。
 そして、pictures が画像という訳語が当てられたり、painting に絵画が当てられたりする。

 目次のいくつかの章の英語と日本語訳を、下記に並べる。(英語目次は電網上にあったもので、原書は見ていない。また、章立てがずれていたりする。日本語訳書での「7 ルネサンス:自然主義と理想主義」が見当たらない。
 訳書の4頁目の「 A History of Pictures (c) 2016 Thames & Hudson, London(as in Proprietor's edition)」の、(as in Proprietor's edition)の意味がわからない。Proprietorは持ち主の意味なので、また単数形なので、もしかしてホックニーかゲイフォードのどちらかが持っていた原稿からの訳なのかもしれない。そして、出版時の原稿での章立てが変更されたのかもしれない。)

  1. Pictures, Art and History
  序章 画像、美術、そして歴史

  2. Pictures and Reality
  1 画像と現実

  3. Making Marks
  2 徴[しるし]をつける

  4. Shadows
  3 影とごまかし

  5. Picturing Space and Time
  4 時間と空間を描く

  6. Brunelleschi’s Window and Alberti’s Mirror

  7. Mirrors and Reflections
  6 鏡と映像


  7 ルネサンス:自然主義と理想主義

  8. Paper, Paint and Multiplying Pictures
  8 紙、絵具、複製される画像

  9. Painting the Stage and Staging Paintings


  10. Caravaggio and the Academy of the Lynx-Eyed


  11. Vermeer and Rembrandt: the Hand, the Lens and the Heart


  12. Truth and Beauty in the Age of Reason


  13. The Camera Before and After 1839



  14. Photography, Truth and Painting
  14 写真、真実、そして絵画

  15. Painting with and without Photograph
  15 写真を使う絵画、使わない絵画

  16. Snapshots and Moving Pictures
  16 スナップショットと動く映像

  18. The Unending History of Pictures
  18 終わりのない画像の歴史
 
  本の題名である「A History of Pictures」を、日本語訳では「絵画の歴史」としているが、最終章の「History of Pictures」は、「画像の歴史」としている。意味としては、絵画の歴史についての本ではなくて、画像の歴史についての本のようだ。題名としては、『絵画の歴史』とした方が売れるでしょうが。

 日本語として、「絵画」と「画像」は区別しなければ、議論が混乱するに違いない。

 ここでの現実とは、物質界的生活である。物質界に意識の焦点がある、つまり「覚醒」意識のときの世界での生活である。それは、「日常生活 dailey life 」とと言われるが、わたしたちの24時間のうち、およそ8時間前後は睡眠の時間である。
 夢を見ているときの逆説睡眠中の五感の意識の焦点は、アストラル界または情緒界 astral plane or emotional plane にある。夢見の無い深い睡眠中の五感の意識の焦点は、心界 mental plane にある。



画像□ 文献 □
高階 秀爾.201304??.ニッポン現代アート.?+133頁.講談社.[本体??00円+税]

デイヴィッド ホックニー & マーティン ゲイフォード.2016[木下哲夫 訳 20170301].絵画の歴史 洞窟壁画からiPadまで.〔0+〕360頁.青幻舎インターナショナル[発行]/青幻舎[発売].[本体5,500円+税][中720.2]
[David Hockney & Martin Gayford. A History of Pictures: From the Cave to the Computer Screen. ]

小熊 正久・清塚 邦彦(編著)/著者12人.20151130.画像と知覚の哲学 現象学と分析哲学からの接近.xiii+265頁.東信堂.[本体2,900円+税][中115]

西村 清和.20180420.感情の哲学 分析哲学と現象学.ix+335頁.勁草書房.[本体3,500円+税][中116]

学問修行20190309(土)-1:煙害と香害を防ぐマスクを探す

2019年03月09日 21時20分33秒 | タバコ煙害
学問修行20190309(土)-1:煙害と香害を防ぐマスクを探す

 ・ピップ製の悪臭退散マスクを試したい。
   しかし、顔との間から化粧臭やタバコ煙が、入るのでは?。

 ・防毒マスクをつければ、化粧臭やタバコ煙は、おそらく吸気するときに入らないと思う。
  →問題は、見てくれが仰々しくて他人はびっくりするかもしれないこと。

 ・やや、見てくれが穏やかそうなのが、
  ・3M 防毒マスク 塗装作業用マスクセット 1200/3311J-55-S1

用途:塗装作業、吹付け(スプレー)塗装作業
原産国:面体 中国、吸収缶 シンガポール
重量:面体 54g、吸収缶 62g
適用ガス:有機ガス
吸収缶通気抵抗(平均実測値):158Pa
除毒能力(平均実測値):146分
粒子捕集効率(平均実測値):95.7%
https://www.amazon.co.jp/dp/B016B0ZHQ4/ref=sspa_dk_detail_3?psc=1&pd_rd_i=B016B0ZHQ4&pd_rd_w=619QN&pf_rd_p=6f76bf7b-14cf-4ddf-acee-6d90d5cf8e2e&pd_rd_wg=a3uyr&pf_rd_r=39CY3XKPC67JKKFJ3R66&pd_rd_r=96e3f539-4266-11e9-84af-eb63c8ca5b3c
[受信:2019年3月9日(土)。]

    缶の取り付けが力がいるようだが、説明書に従えば大丈夫らしい。



 どこの薬局などの売店で入手できるのだろうか?。

→タバコと化粧品と売っている会社は、防毒マスクを日本の住民全員に支給するか、年ごとに金銭支給すべきである。


粒子径
・香り
・タバコ煙
・黄砂


文献

久保田俊夫.2014/02/28.粉じんのリスク・有機溶剤のリスク.茨城大学工学部技術部研修会.
(http://www.gijutsu.ibaraki.ac.jp/wordpress/wp-content/uploads/workshop/pdf/h25/s01p.pdf[受信:2019年3月9日(土)。])



「失敗」認めない政権て、責任を取らない大本営発表的。

2019年01月17日 23時15分02秒 | 原発を無くす
学問修行2019年1月17日(木)-1
みっともない安倍政権

官邸主導の原発輸出、すべて頓挫 「失敗」認めない政権
笹井継夫、桜井林太郎 内藤尚志、北川慧一 関根慎一 2019年1月17日21時13分

  「原発ビジネスを巡る環境は、11年の福島第一原発事故の後、変質していった。

 原発の安全基準が格段に強化され、工費は倍以上の1基1兆円超へと拡大。フィンランドなどで着工した仏メーカーは経営が傾き、15年に仏政府の救済を仰いだ。17年には東芝の米原発子会社ウェスチングハウスが、工費の高騰に耐えきれずに経営破綻(はたん)した。

 日立の英国での計画も、総事業費が最大3兆円程度にふくらむことが分かり、日英両政府の支援を頼った。両政府はこれに応じ、日立、日立以外の日本勢、英国勢が3千億円ずつ出資し、英政府が約2兆円の融資に保証をつける支援の枠組みができあがった。

 しかし、高まる原発建設のリスクに、民間企業は腰が引けていった。日立前会長の川村隆氏が会長を務める東京電力ホールディングスをはじめ、出資を見込んだ企業が次々と拒否。日立と共同で建設を担う予定だった米建設大手ベクテルは、よりリスクの小さい助言での関与に切り替えた。

 日立社内でも、英国の計画が「株価の重しになっている」(財務系幹部)との認識が拡大。社外出身者が多数派の取締役会でも慎重論が強まり、凍結との結論に至った。

 ほかのメーカーも輸出からの撤退を急ぐ。東芝は海外での新設からの撤退を表明。英原発子会社は「売り値を1円にしても買い手がつかない」(東芝役員)とみて、清算を決めた。三菱重工もトルコの計画について「損してまで受けられない」(幹部)と、断念に向けた調整に入っている。

 海外での活路が見いだせず、メーカーは再び国内に目を向ける。日立の中西宏明会長(経団連会長)は今月15日、原発再稼働について「どんどん進めるべきだ」と主張。「自治体が同意しないので動かせない。次のステップにどうやって進めるのか」と訴えた。

 政府は「日本の原子力技術に対する期待の声は各国から寄せられている」(菅氏)として、政策の失敗とは認めない。」

正しい法による統治と生活保障

2018年12月11日 06時45分11秒 | モリカケ問題
学問修行2018年12月11日(火)-1
正しい法による統治と生活保障


正しい法による統治と貧しい者への生活保障

 「「転輪王経」が理想的為政者の条件として挙げているのは、すぐれた教養がある者からの助言にもとづき正しい法による統治を行〔な〕うこと、貧しい者の生活保障をすることである。為政者が貧しい者の生活保障をしなければ、社会は乱れるのである。」
(馬場紀寿 20180821『初期仏教 ブッダの思想をたどる』、135頁)。


商人階級の台頭

 「ところが紀元前一世紀になると、「ヒッパロスの風」とよばれた季節風の発見により、インド西岸部とローマを結ぶ海上交易が隆盛した。そして、象牙、香料、宝石などの貴重品を求めるローマ帝国との交易によって莫大な富を得た商人階級の台頭を背景として、仏教の出家教団は変容していった。」
(同、47-48頁)。


◻︎ 文献 ◻︎
馬場紀寿.20180821.初期仏教 ブッダの思想をたどる.xi+1+221+13頁頁.岩波書店[岩波新書(新赤版)1735].[本体840円+税]


安倍自民党政権のつぎはぎ無理細工

2018年12月09日 12時48分19秒 | 政治経済社会学
学問修行2018年12月9日(日)-1:
安倍自民党政権のつぎはぎ無理細工


 朝日新聞の社説が言うように、
  安倍政権は、
   地方税制の抜本改革は行なわない方針である。

 この抜本改革を行なわずに、建築での建増しのように、
  矛盾する政策でも、次々と法律を増やして
   【つぎはぎ細工】で対応していくことは、
    安倍自民党政権に特徴的である。

 安倍政権のこの建増し政策については、二宮厚美(20171120)が指摘している。
 つまりところ安倍政権は、福祉政策と経済政策の評価からは、近々終わると判定される。

 建増し並存というやり方は、今日の全国民の[お金持ちたちを除いた]大多数にとっては解決策とはならない。

 そもそも経済政策として内部矛盾しており、それゆえ破綻せざるをえない、アベノミクスなるものの失敗は明らかである。
 今後は、残念ながら、経済バブルの破裂が、大多数の国民にとって、かなり厄災となりかねない。

 国民は、食糧備蓄しよう。

 ☆☆☆ 文献 ☆☆☆☆
二宮厚美.20171120.終活期の安倍政権——ポスト・アベ政治へのプレリュード[前奏曲].396頁.新日本出版社.[本体2300円(税別)][大中図312.1]

------

  「(社説)地方税制 抜本改革が置き去りだ
2018年12月9日05時00分

 地方税収の都市と地方の格差をどう調整するのか。問題の本質に向き合い、地方税制を抜本改革する意思は、安倍政権にはないのだろう。

 企業が都道府県に納める法人事業税はいま、その一部を国税に振り替えて地方に配分している。消費税を含む税制の抜本改革までの間、暫定的に税収の格差を是正する目的で、2008年度から始まった異例の措置だ。消費税率が10%に上がる来年10月に廃止の予定だったが、政府は19年度の税制改正で抜本改革をしないまま、このしくみを続ける。」(朝日新聞、2018年12月9日(日)朝刊)。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13804782.html
[受信:2018年12月9日(日)。]

信頼→資源の公正な分かち合い→持続可能な地球

2018年10月15日 22時44分38秒 | 政治経済社会学
学問修行2018年10月15日(月)-1
信頼→資源の公正な分かち合い→持続可能な地球

 堕落の終わり
 Benjamin Creme(を通して)の大師から

  「〔略〕
堕落は、大統領または総理大臣から警察とスポーツ界まで、いくつかの社会に特有であり、まかり通っている。最近の選挙が証明しているように、自由と民主制に捧げられたと言われる国々においてさえも、選挙の堕落〔買収〕がはびこっている。このような堕落した政府は、失敗し、人々を裏切り、そうして統治する権利を明け渡すのである。
 信頼が無いならば、人の未来は暗いが、このような堕落のさなかで、信頼を生み出すことは、実際に可能なのだろうか?。信頼なしには、資源のより公正な分かち合いは、寄るべのない希望でしかないだろう。信頼なしには、わたしたちの惑星での持続するに必要な世界的な決定は、決してなされないだろう。清められ慈悲深い信頼が無ければ、人は地球という惑星の世話役の権利を取り上げられるだろう。」[試訳20181015]
(Share International 2005(4), p.1
http://www.share-international.org/magazine/old_issues/2005/apr_05.htm
[受信:2018年10月15日(月)。])


教育勅語は、権力者たちを除けば、日本国民にいいことは一つも書いていない

2018年10月05日 23時39分15秒 | モリカケ問題
学問修行2018年10月5日(金)-1
教育勅語は、権力者たちを除けば、日本国民にいいことは書いていない

教育勅語は「徳目」こそが問題なのだ(再掲)
「それなりにいいこと」なんか書いていない
三島憲一 大阪大学名誉教授(ドイツ哲学、現代ドイツ政治)

  「 第三に、勅語にも「兄弟」とあって「姉妹」とないことも(「姉妹も含んでいるのだ、そんなことわからないのか」、とも言われそうだが)象徴的で、明治の社会は、絶対的な男尊女卑社会だった。政治的には女性には投票権がなかった。投票権がない以上、被選挙権もない。

 そして、どれほどの女性が、親のいいなりに気の進まない結婚を強いられてきたことか。その上、結婚しても離婚は夫の側から勝手にいつでも言い出すことができたが、女性の側には「離婚権」はなかった。「女は家にいろ、結婚して子供、それも男の子を産んで一人前」という暗黙のコンセンサスの長く重い影は現在までも続いている。

 それでいくと、国会で雑誌で教育勅語を尊重する稲田朋美も、もう一人の女性大臣の高市早苗も、「放射能でワーワーと騒ぐ人たち」を云々した丸川珠代も、この際ついでにあげさせてもらうが、櫻井よしこも、世の中にしゃしゃり出て「ワーワー」と騒がないで、家で亭主にかしずきながら明治憲法と教育勅語を、あえて当時の言葉で言わせてもらうが、拳々服膺(けんけんふくよう)しているべきなのだ。「教育勅語を取り戻すべき」などと活躍女性たちが言うなら矛盾でしかない。

 それ以外に構成上の問題もある。よく指摘されるように親への忠誠と天皇への忠誠というそれぞれ系統の違う原理が勅語内部で矛盾している。矛盾は、巧みに覆い隠されているだけだ。「一旦緩急アレハ」親孝行や兄弟愛など放り出して、「出征」させられ、多くの場合、帰ってこない親不孝をするわけだから、へんてこなものだ。」
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2018100400003.html?iref=wrp_rnavi_new

ネット炎上の舞台裏

2018年09月18日 01時57分51秒 | 政治経済社会学
学問修行2018年9月18日(火)-1
ネット炎上の舞台裏

 商業主義、または営利主義が盛んになっている原因を消すようにしよう。
 一つは、貨幣を使わない経済の部分を増やしていくこと。
 また、顔の見える信頼関係をつなげること。


 LIFE
 2018.07.01
 What Links Macedonia to Japan
 なぜ津田大介は炎上するのか?

  「
〔前略〕
フェイクニュースサイトの多くは、欧州の小国・マケドニアのヴェレスという小さな町で作られていた。地場産業が壊滅し、働ける職もなく、経済的な困窮に悩む若者たちが、広告料目当てで耳目を集めるフェイクニュースを大量作成し、アクセスを集めることで大量の収入をゲットしていたのだ。報道によればその金額は一日30万円にも及ぶという。「炎上」を煽ることは「仕事」になるということだ。
〔略〕
日常的にネット上で「炎上」を演出する勢力は主に①権力による世論工作を「仕事」として請け負う業者、②情報を歪めて発信することでアクセスと広告費を稼ぐ業者・個人、③それらの誤情報や炎上を真に受けて信じた善意の拡散者─これら3つに分けられることがわかる。

〔略〕ドイツのエアランゲン=ニュルンベルク大学のファビアン・シェーファー博士が2017年12月に発表した論文によれば、2014年の衆議院選期間中における日本のツイートを統計分析した結果、83.2%のツイートがコピーであり、botを利用した拡散も確認されたという。シェーファー博士は、2014年の衆議院選の安倍政権には「ナショナリズム」という隠れたキーワードがあったと推測。2016年の米大統領選のような世論工作活動が日本でも行われていた事実を示した。

〔略〕

2017年11月13日にNHKで放送された「クローズアップ現代+」では、日本の上位まとめサイトの管理人が出演し、月間広告収入が700万円に及ぶことが明かされた。この収入で彼は11人のスタッフを雇い、日々サイトを更新しているという。マケドニアのフェイクニュース運営者と手にする収入がほぼ同じなのも偶然ではないだろう。情報を歪めてアクセスを稼ぎ、広告収入を得ることを「業務」にしている人間は日本にも存在するということだ。むしろ、大手のまとめサイトは、ほとんどがそうした「業者」である可能性が高い。

〔略〕

いま言論人に求められているのは、日常的に接している「ネット世論」が組織的もしくは金銭的に著しく歪められているという事実を認識した上で、炎上を気にせず淡々と自身の意見を表明し続ける鈍感力を持つことであろう。
〔後略〕」
https://gqjapan.jp/life/news/20180701/what-links-macedonia-to-japan

芸術、贈与経済、市場

2018年09月17日 13時20分56秒 | 美術修行



 芸術は市場がなくとも生き延びられるが、贈与がなければ芸術は存在しえない
という主張が、アルン スンドララジャン 2016『シェアリング・エコノミー』(門脇弘典 2016/11 訳、68頁)が、ルイス ハイドン 1983『贈与 創造性と近代世界における芸術者』を引用した部分にあった。
  「市場経済と贈与経済という二通りの〝経済〟には、どちらも芸術作品が存在する。しかし、欠かせない片方だけだ。芸術は市場がなくとも生き延びられるが、贈与がなければ芸術は存在しえない(33)」
 贈与がなくても芸術は存在し得る、と思うんだけど、どうなのだろう?。
 つまり、たとえば絵画を無料で展覧に供するという場合は、贈与なんだろうか?。
 見たり聴いたり触わったりで成り立つ芸術作品の場合、そうしても無くなってしまうわけではない。消費されない。味覚的芸術作品は多くの場合、人の口の中に入って消化系で分解されて、作品としては無くなる。(触わられると、芸術作品としてではないが、たとえば淡路島でどこだったかで、ふるさと創生の予算で3億円だったかの金塊を展覧していたが、多くの人が触ったため、あるいは爪を立ててこすりとったのかな?と思うような傷跡があったし、凹んでいた。ところで、獣たちの踏み跡でできる、(松本清張の長編小説の「けものみち」ではなくて、森林中に実在し得る)獣道は、動物たちの協働的彫刻的絵画作品である。)
 なので、たとえば絵画物体は、贈らなくとも、見せればよい。または手元においてときおり眺めたいならば、一定期間、無料または有料で貸すという手もある。
 また、無料の展覧会を催すという手がある。商業画廊も貸画廊も多くは、無料で展覧会を催している。しかしその開催経費を負担しているのは、作品を購入する人だったり、芸術活動者かその公的または私的支援者だったりする。
 芸術作品は無くならないと述べたが、精確に言えば、物体の状態や性質に応じて、様々である。固体状態の物体はだいたいは、すぐには大きくは無くなりはしない。
 [【脱線】けれども、液体作品の場合は、蒸発して消散するのもある。またたとえばナフタリンの固体物体とかは、室温で昇華して気体になるのもある。
 実際上、人の肉眼視覚では気体は見えない。なお、霧,煙,ミスト,スモッグといった、「化学上は、分散相が固体または液体またはその両方であり、連続相が気体(通常は空気)であるゾルであると定義され」るエアロゾルとかは、人の肉眼で認知できる。]
 もっとも、絵具といった構成要素が、地球重力で下に落ちていく過程も作品のうち、という作品もある(例。大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室での展示作品。作者名および絵画題名は失念。)。
 絵画(静止映画とも受け取れる。とくに光絵画は。)を無料で見せることも、贈与とみなせるかも。楽しんでもらえたら、その楽しみの内容が贈与だと言いなすことは可能だ。
 ところで、皆が文化的生活ができるように、みんなに金銭または物資を政府が支給するならば、全員が安心してそれぞれの幸福を求めることができるだろう。
文献
(33)=「Lewis Hyde, The Gift: Creativity and the Artist in the Modern World, 25th anniversary edition (New York: Vintage, 1983, xvi.(『ギフト――エロスの交易』ルイス・ハイド、井上美沙子、林ひろみ訳、法政大学出版会、2002年)」[スンドララジャン 2016、386頁])」
アルン スンドララジャン 2016(門脇弘典 2016/11/21 訳).シェアリング・エコノミー Airbnb、Uberに続くユーザー主導の新ビジネスの全貌.390pp.日経BP社.[本体2000円+税][大阪市立中央図書館675]
ハイド,ルイス.????(井上美沙子・林ひろみ 訳 2002/2).ギフト エロスの交易.法政大学出版会.[ord701]



アベノミクスは失敗は明らか→安倍晋三さんを総理にするような自民党は駆逐しよう

2018年09月04日 01時13分41秒 | 学問修行
学問修行2018年9月4日(月)-1
アベノミクスは失敗は明らか→安倍さんを総理にするような、自民党は駆逐しよう


 アベノミクスが失敗した最大の理由
https://matome.naver.jp/odai/2144077912069170101

安倍内閣の職務怠慢が災害を大きくした

2018年09月01日 23時01分01秒 | 政治経済社会学
2018年9月1日(土)-1
安倍内閣の職務怠慢が災害を大きくした


横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」43
総裁選でも争点に! 安倍首相“赤坂自民亭”が豪雨被害を拡大させたとのデータが! ダムを事前放流しておけば…

  「「初動遅れ(犯罪的職務怠慢、河川法52条違反)による人災説」の可能性がさらに高まった。安倍首相は赤坂自民亭の宴会をキャンセルし、即座に非常災害対策本部を立ち上げ、ダム管理の最高責任者の石井国交大臣らと河川法52条に基づいて「ダム事前放流」の指示を出していれば、これほど多くの犠牲者を出さずに済んだはずなのだ。総裁選対応やカジノ法案審議を優先した“A級戦犯コンビ”が、気象庁が警告を出した7月5日14時から2日半も無為無策の時間をすごした結果、被害拡大を招いたことは、ダム下流域の被災者の実感やダム緊急放水の推移(データ)から明らかなのだ。」
http://lite-ra.com/2018/08/post-4217_2.html

日本国民の未来は日米地位協定を捨てることから

2018年08月24日 01時25分32秒 | 政治経済社会学
学問修行2018年8月24日(金)
日本国民の未来は日米地位協定を捨てることから




  「小川和久・静岡県立大特任教授(安全保障)の話
 CV22配備によって特殊部隊の投入能力が上がり、中国が台湾や尖閣諸島に手を出すのをためらわせ、抑止力は劇的に向上する。配備の力点は7割がこうした南西の有事、残る3割が朝鮮半島だろう。訓練予定地には北朝鮮の山岳地形に似たところもある。特殊作戦を行うため、低空飛行や夜間飛行の訓練は欠かせない。ただ、市街地上空でやるわけではない。訓練を重ねることで安全性が高まると考えるべきだ。事故率は目安に過ぎず、特別に危険な機体ではない。

佐藤学・沖縄国際大教授(政治学)の話
 オスプレイがいかに安全か、首都上空を飛んでも大丈夫という宣伝効果を狙った政治的な配備で、日本にオスプレイをもっと買えというメッセージだ。仮に事故が起きても日本側は原因を検証できず、飛行を停止させることもできない。日米地位協定は沖縄の問題にされてきたが、当然、日本全体の問題だ。6月にF15戦闘機が那覇市沖に墜落した際、米空軍はわずか2日後に飛行を再開した。安倍首相はそれを問題視しなかった。日米関係の現状はおかしいと気づかなければならない。」


学問修行2018年8月18日(土)-1 読書録/渡辺正博 2017/11 脳の意識 機械の意識

2018年08月18日 20時51分21秒 | 読書録
学問修行2018年8月18日(土)-1
読書録/渡辺正博 2017/11 脳の意識 機械の意識

渡辺正博.2017/11/25.脳の意識 機械の意識.317頁.中央公論新社.[中公新書 2460][本体920円+税][購入20180813、943円]


 1. 意識経験を定義するのに、クオリア qaulia を持ち出しているが、そこで使われているクオリアは、「質」または「質感」を問題にしていない。客観的な、たとえば画像である。紹介されている実験でも、被験者にモニター画面での画像を見させている。

 2.


  「
Qualia
From Wikipedia, the free encyclopedia
[omitted]

In philosophy and certain models of psychology, qualia (/ˈkwɑːliə/ or /ˈkweɪliə/; singular form: quale) are defined to be individual instances of subjective, conscious experience. The term qualia derives from the Latin neuter plural form (qualia) of the Latin adjective quālis (Latin pronunciation: [ˈkʷaːlɪs]) meaning "of what sort" or "of what kind" in a specific instance like "what it is like to taste a specific apple, this particular apple now".

Examples of qualia include the perceived sensation of pain of a headache, the taste of wine, as well as the redness of an evening sky. As qualitative characters of sensation, qualia stand in contrast to "propositional attitudes",[1] where the focus is on beliefs about experience rather than what it is directly like to be experiencing.

Philosopher and cognitive scientist Daniel Dennett once suggested that qualia was "an unfamiliar term for something that could not be more familiar to each of us: the ways things seem to us".[2]

Much of the debate over their importance hinges on the definition of the term, and various philosophers emphasize or deny the existence of certain features of qualia. Consequently, the nature and existence of various definitions of qualia remains controversial due to qualia not being a pragmatically verifiable matter.

https://en.wikipedia.org/wiki/Qualia[受信:2018年8月18日(土)。]


日米地位協定を改定または廃棄して、日本国の独立を

2018年08月15日 22時25分52秒 | 政治経済社会学
学問修行2018年8月15日(水)-1
日米地位協定を改定または廃棄して、日本国の独立を

 日本国民にとっての諸悪の根源は、日米地位協定の不平等さである。
 

 朝日新聞2018年8月15日(水)21面
  「地位協定見直し、全国知事会が初提言 翁長氏の訴え受け
2018年8月15日05時00分

 全国知事会は14日、日米地位協定の抜本的な見直しを日米両政府に提言した。8日に亡くなった翁長雄志・沖縄県知事の「基地問題は一都道府県の問題ではない」との訴えを受け、2年近くかけて提言にまとめ、7月の全国知事会議で全会一致で初めて採択した。航空法や環境法令など国内法の適用や、事件・事故時の基地への立ち入りなどを日米地位協定に明記するよう要請。米軍の訓練ルート・時期に関する情報を事前提供すること、基地の使用状況などを点検して縮小・返還を促すことも求めている。」
 朝日新聞2018年8月15日(水)21面
(https://digital.asahi.com/articles/DA3S13635855.html?ref=pcviewpage)