何年か前に、映像作家の「本橋成一」さんと、ほんの少しの時間お話をしたことがあります。
本橋さんが監督された映画「アレクセイの泉」というモノクロの作品の上映会の時のことで、長野市のＮＢＳというテレビ局でお会いしました。上映会を企画した石川さんの好意でお会いする事ができました。
映画は一人の青年と村人と泉を通し,原発事故で汚染されてしまったチェルノブイリ近郊の村の姿を描いたものですが、私は映画の前に同じ「アレクセイの泉」という写真集を買ってその力強い映像に感動し、今でもその写真集は大切に本棚に置いてあります。
東北の大震災でも、大津波とそのあとの原発事故が重なり、被災地はいまだに大変な環境にありますが、先日の朝日新聞の記事の写真（ポスター）を見て、私は「アレクセイの泉」を思い出しました。
それは両者に共通する「真実の力」が写真の中にみなぎっているように思えたからですが、この新聞に載った釜石発信の「復興の狼煙（のろし）」ポスタープロジェクトの映像は見るもののハートに大きく響きます。fukkou-noroshi.jp/
13枚のポスターは釜石の地元のカメラマンによる撮影だそうです。
写真はそのうちの一枚。私も購入を希望しました。
朝日新聞より