先日、このブログでご紹介した「日本の面影」を観劇してから、小泉八雲の心を知りたいと思うようになり、図書館で本を探しました。
開架棚には見つからず、検索機で検索してみると、書庫に「怪談・骨董 他」平井呈一訳があることがわかりました。さっそく、図書館員に出してもらい、貸し出しを受け、外出のときの移動中に車内で読み始めました。これは、全訳小泉八雲作品集第10巻(恒文社)です。
まだ、四分の一ほどしか読んでいませんが、いろいろな発見があり、猛暑の中の納涼にもなるなと、じつに楽しく読んでいます。
読み終わりましたら、ぜひ感想を載せたいと思います。
たまたまですが、先日の「夏の文学教室」(磯崎憲一郎)の「小説を駆動する力」という講座(このブログで紹介済)に参加して、夢についての話も聞いたので関心が高まりました。
小泉八雲は、日本に来る前から怪談のような話は書いていたといいます。おそらくそれは、「夢」にも関連したきっかけからきていると思われます。そうすると、文学教室の今年のテーマ「土地」にも係っており、たいへん興味深い夏を、わたし自身が体験しているという気がします。
また、これらの文学的なことが、わたしの挑んでいる美術的なことへ自然と影響し、自分の作品が新たな境地へ向かう可能性も秘めているともいえます。
小泉八雲(1889年頃)
●誕生
パトリック・ラフカディオ・ハーン
1850年6月27日
ギリシャ王国、レフカダ島
●死没
1904年9月26日(満54歳没)
東京都新宿区西大久保
●墓地
雑司ヶ谷霊園
●職業
小説家
随筆家
民俗学者ほか
●国籍
日本
●活動期間
1894年 - 1904年
●代表作
『骨董』
『怪談』
●配偶者
マティ・フォリー(1875年 - 1877年)
小泉セツ(1891年 - 1904年)
●子供
小泉一雄(長男)
稲垣巌(次男)
小泉清(三男)
●親族
小泉凡(曾孫)
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