松田洋子のアトリエ絵リアル

松田洋子(マツダヨウコ)の絵画創作活動軌跡 ~ときどきポエムも登場します~☆⇒「麻生洋乃のライティング詩リアル」で検索

石川武志写真展「ガンガー巡礼」

2011-03-28 22:55:42 | Weblog

(1)銀座ニコンサロン:東京都中央区銀座7-10-1STRATA GINZA1Fニコンプラザ銀座内
              電話(03)5537-1469

   2011年3月16日(水)~29日(火)10:30~18:30(最終日は15:00まで)

(2)大阪ニコンサロン:大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザ・ウエストオフィスタワー13階ニコンプラザ大阪内
              電話(06)6348-9698

   2011年5月12日(木)~18日(水)10:30~18:30(最終日は15:00まで)

★ 写真家の石川武志さんと出会ったのは、もう10年以上になると思いますが、私と同じ川崎市麻生区に在住する版画家菊池俊治さんの個展のオープニングパーティーででした。以来、石川さんの作品を図書館の資料で見てから、それはヒジュラを撮影した写真と紀行文であったように記憶していますが、ファンになりました。石川さんは、毎年インドを訪れ、対象はインドという地に生きる「ひと」です。私のような、海外を訪れたことがない者にとって、石川作品から見たインドをなんと表現したらいいのでしょうか? 今回のガンジス川をめぐる写真、これらの作品を見る限り、私が感じたのは、「そこに生きている」という息吹がそのまま画面を伝わってくる強烈な(日本に生活する者としては非現実的すぎるが)現実と、それと対照的な(やはり日本に生きる私のような者にとってはあまりに遠い)信仰の世界との融和でしょうか。白黒写真のトーンのきめ細かい美しさに魅了されたひとときでした。

★ 東京での作品展は本日終了しますが、関西のみなさまに、ぜひ石川武志さんの作品をごらんいただきたくご紹介しました。

★ 石川さんは、いま、写真集をつくろうと計画しています。わたしもその発行を応援するひとりです。まだ、だれもつくったことのない、どきどきする写真集が世に生まれる日を心から楽しみにしています。その際は、このブログでもまたご紹介させていただきます。


震災の影響で落ち込みつつある日本経済を救うのも日本国民の力・そして世界の原発はどうなる?

2011-03-26 13:28:38 | Weblog

※ この記事は、大震災3月11日(金)の前日の朝日新聞朝刊3月10日(木)付けの記事です。

東北関東大震災における原発事故の報道が連日続くなかで、

「原発」について、世界とともにあらためて考えたい!!

 

 写真の中国核電工程副社長さんは、まさかこの記事が出た翌日の日本で、原発がこれだけ危機的な影響を受けるような大地震が発生するなどと、夢にも思わなかったでしょう。おそらく、これからの中国での原発、世界での原発設置計画を再考せねばならないと危惧をもって、この日本の原発事故による被害と併行する原発を封じ込める作業を見守っているにちがいありません。

3月11日に、観測史上最大の大地震が起こった。まず第一に人命救助、被災地や死者・被災者の状況把握への奔走。

太平洋沖からの大津波が何度も襲い来るなかで、一気に死者・行方不明者が拡大し、避難者の数も激増。各メディアは地震に関する情報一色となった。

地震による揺れ(これによる直接のダメージはまだ検証されていないと思う)だけでなく、津波をもろにかぶった東電福島第一原発事故発生。迅速な対応として原子炉冷却のための海水を使った放水作業を開始。

グループ分けによる計画停電の実施。

福島第一原発周辺で基準を上回る放射性物質が検出され、地域限定での避難や自主避難が呼びかけられ、該当者は多方面地域に避難。

生産地域と野菜の名指しで、葉物野菜を中心に放射線量測定結果を数字で表し公表、濃度により出荷中止や自粛など始まる。

周辺地域や都内の浄水場や水道水から、基準値を超える放射性ヨウ素が検出され、乳児にそれらの水を極力飲ませないようにとの呼びかけ。

東電福島第一原発では、昼夜休むことなく原子炉の電源復旧のための東電作業員や関連会社などの作業員による命がけの作業が連日行われている。

日本中がまさかの境地に立たされたことを、夢ではない現実の出来事として実感したあっという間半月であった。

「今後の原発はどうなっていくのか?」

依然として急がれる原発の復旧作業が続く原発事故の最前線で働く人たち。現在その数は約700人という。そのなかで、24日、3号機で作業していた3人が被曝した。2人は作業現場に短靴で入ったための足の被曝。

大地震発生から15日。

いまも福島第一原発では、一秒一刻と放射線被曝の危険とたたかいながら、一進一退の必死の復旧作業が行われている。

 


食の安全をもう一度考える~風評被害をなくすには?

2011-03-25 11:54:44 | Weblog

ほうれん草などの葉物野菜から放射性物質が見つかり、産地からの出荷が止められたり出荷制限がされている。

浄水場や水道水から、基準を超える放射性ヨウ素が検出され、乳児(子どもは放射性ヨウ素が甲状腺にたまりやすい)に飲ませないよう呼びかけが始まる。

東北地方太平洋沖地震発生(M9.0) → 建物倒壊・大津波による被害 → 東京電力福島第一原発事故発生 → 高めの放射線量・高濃度の放射線物質の検出 → ? ? ? 

地震から今日で2週間。地震の発生日3月11日から、日を追うごとに被害の実態が明らかになっていくなかで、現在進行形で途切れることなく新たな被害が報道され続けている。東日本・関東地方にとどまらなかったこの巨大地震は、日本はおろか世界規模・地球規模で、自然災害とそれに伴う原発事故をはじめとするさまざまな問題に対して戦いはじめている。「2011年:もう一度原発を考える」ことなしに、おそらく一歩も進むことができないだろう。

 


できることを考え、思わずし始めていること…いま、被災者でない者にとって

2011-03-22 22:30:09 | Weblog

 東北関東大震災で被災された方のお気持ちについて。

もし自分だったらと思ってみる。きっと多くの人が同じように考えてみただろうと思う。

しかしどうしても当事者しかわからない気持ちをいくら仮定して考えても、これは被災していない者にとってあくまで想像であり、
被災された方にしてみれば、ある意味では「わかるものか」と、その思いを拒絶されても仕方のないこととも思える。

それでも、被災された方々は、報道を見る限りあくまでひかえめでやさしく、どちらが被災者なのかと思うくらい、がまんづよく礼儀正しい。
これが日本人なら、それはあまりにも美しすぎるけれど、被災された方々はきっとがんばりすぎているのだと思う。

被災された方々はみずから、ともに助け合い協力しあい、外部からの援助や協力に涙している。
自分たちの状況を考えただけでも、そこに一生泣き続けるだけの涙を流してもよいはずであるのに。

なんと不思議な国民なのだろう。

日本が、この未曾有の出来事から立ち直るための源は、まさに人間の心を信じる力にあるのではないかと思う。

国を信じ、他国の支援や思いを信じ、科学者や技術者を信じ、医者や看護師、介護士を信じ、家族や友人を信じ、何よりも自分の奇跡を信じる。

人々はみな、この巨大地震におおきく打ちのめされながらも、その反動はさらに大きく、
決して日本を滅ぼさないためにやるべきこと、肝心なことに気づき始めている。

被災者とそうでない者にかかわらず日本国民ひとりひとりの思いが、おそらく長くかかるであろう復興を遂げるために不可欠であるのは間違いがない。

 


電力不足による計画停電について

2011-03-20 10:16:56 | Weblog

 巨大地震発生から10日目を迎えました。津波により被害を受けた福島第一原発の事故により放射線量が上がり、新たな避難者が多数生み出されました。滞ってしまった冷却装置を動かすための電源復旧作業が急がれるなかで、原発の現場は冷却のための放水作業が展開されています。

 計画停電は昨日3月19日も本日20日も見送られました。理由はオフィスや工場などの電力需要が少なく、節電による効果も高いためであるといいます。明日21日も祝日であるので実施しない見込みとなっています。

 これまでの計画停電を体験して、停電や節電に関して改善されるべき点がでてきたような気がします。初めて計画停電が実施されたときは、まったく経験のなかった私たちはとまどいました。停電の必要性はしっかりと捉えられるし理解もできましたので、協力に関してはOKの気持ちで報道・指定されるグループやエリアを確認しながら生活のなかに受け止める準備ができていました。

 しかし、始まってみると、計画停電実施の方法と実施のなかでの、あまりに複雑なグループ分けが混乱をきたし、いまだに自分の家がどのグループ、どのエリアに属するのか確認できぬままです。県、市、区、町単位ではないことがぼんやりとわかってきたのですが、まだ不安を拭い去ることができません。テレビ・新聞・インターネットを見ることのできる私でもそうなのに、お年寄りやさまざまな理由で情報を見られない方や情報を見ることができても正しく把握できない方々は多いのではないでしょうか。

 計画停電により、信号機が停止したことによる交通事故、予定されていた停電を想定して動いていたオフィスや工場が、結果的に電力が供給できる状態になったため計画停電は実施されなかったなど、もう少し考えればこれらの事態を避けられるのではないかと思ったのですがいかがでしょうか。電気が供給されないと命にかかわる医療を受けている方々、エレベーター・エスカレーターを使わないと移動できない方々もいます。短い間はしのげるかもしれませんが、これが4月いっぱいまで続くとなると考えなければならないでしょう。

 本日の朝日新聞社説欄に、「電力不足 停電より『計画節電』を」という次のような記事が出ていましたのでご紹介します。

「(省略)家庭も企業も、使う電力の総量を制御するだけでなく、ピーク時の電力消費を抑える。そうすれば停電しなくて済む。政府主導のもと、社会全体で取り組む「計画節電」である。停電より節電のほうが、家庭にも企業にも損害は少ない。政府は経済界やさまざまな消費者の声を聴いて早急に踏み切るべきだ。(省略)電力不足がある以上、消費を減らす以外に手はない。だが、受け手がどうしても使いたい機器とそうでないものを選べるという判断の余地を残した「節電」のほうが打撃は小さく、賢明なやり方ではあるまいか。(省略)経済同友会は緊急アピールで「計画停電に代え、総量規制を」と訴える。今でも節電の効果で停電がかなり見送られているのだから、使う側の努力と知恵をもっと信じてはどうか。そのうえでどうしても足りなければ、最小限の計画停電で補えばよい。危機を克服するには、国民の節電意識をさらに高める政策こそが有効だ。」(2011年3月20日・一部省略)


「人であること」 ~東日本関東大震災~

2011-03-17 09:38:29 | 美術

3月17日付け朝日新聞「天声人語」を読みました。「方丈記」著者の鴨長明が1185年の元暦の大地震を克明に記したものを紹介していました。

「山はくづれて河を埋み、海は傾きて陸地(くがち)をひたせり」

「家の内に居れば、たちまちにひしげなんとす。走りいずれば、地割れ裂く」

「恐れの中に恐れべかりけるは、ただ地震(なゐ)なりけり」

また、余震に対しては、

「なごり、しばしば絶えず」

と書き残しているとのこと。

平安末から鎌倉初期に生きた鴨長明も、この地震列島日本での災害を身をもって体験し、文学の中で災害の記録を語っていたのだ。

大地震が場所、時期にかかわらず、いつどこに起きてもおかしくはない「地震列島日本」とは、今までも専門家も交えながらしばしば言われてきました。3月11日14時46分ごろ起きたM9.0規模の東北関東大震災以来、連続して起きる余震、追い討ちをかけるように起こった長野・静岡での震度6強の地震をみると、そのような地域に危機感うすく暮らしていた自分というものをいま、見つめなおしているところです。

今回の地震の特徴は10メートルを超える津波と原発施設への影響です。そして電気の供給不足による「計画停電」の実施です。同じ東日本に住む、たまたま被害に合わなかった人々も、ある意味では地震災害の影響を生活の中で身をもって受け止めることのできた初めてのケースであるように思いました。

新聞では「謹んで震災のお見舞いを申し上げます」という広告が連日出され、それぞれの組織のできる限りの被災された方々への配慮が感じ取られました。

被災され、厳寒のなか、不自由で不安な避難生活を送っておられる方々に、私たちはなにができるのだろう。私にはなにがができるのだろう。ひとりひとりが、自分がなってもおかしくはなかった被災者のことを考えています。「人であること」とは何かを考えます。私も、「自分にできること」を考え、実行したいと思います。

天声人語は、「人とはなんて美しいものだろう、人が人であるときには」という古代ギリシャにあった名文句を紹介し、「黙々と耐える被災地。一条の光さえ見えない方も多かろう。近くからも遠くからも、私たちは『人であること』で励ましたい。」と結んでいます。

 


聞いたことなかった「輪番停電」「計画停電」

2011-03-14 10:35:44 | Weblog

「計画停電」(輪番停電)実施についての感想

★戦後生まれの私にとっては、初めて耳にする言葉です。

★東日本大震災の影響で電力の供給力が大幅に落ちたために、東京電力は3月14日6時20分から「計画停電」を始めると発表。

★管内を5グループに分け、約3時間ずつ、停電するとのことであった。第1グループと第2グループは、1日2回の停電。昨夜遅くに発表があり、今朝6時に起きたところ、新聞に「計画停電」予定一覧表が載っていた。しかし6時20分から実施する予定だった第1グループの停電は実施されなかった。現在の時点では第2グループの計画停電もされていないが、予定時間内に実施されることもあると報道されている。つまりは、今後の需給状況を見ながら実施・実施しないを決めるのだろうが、初めて「計画停電」を体験する市民にとって、二転三転する情報には混乱がともなうのも事実だ。

★私たちが節電に努力・協力することにより、「計画停電」が結果的に実施されないのなら、それは好ましいことであるのは違いないが、人々には今日の時間単位、明日、あさって、しあさっての計画を持っている人が多く、速やかに予想判断をしていただき、節電をもっと大きく呼びかけるなど、報道機関を通じてしてもよかったのではないかと思う。

★壊滅的な被害を受けた被災地の皆さんの悲惨なる立場を考えれば、電車が運休、住宅や施設などが停電という「計画停電」については全面的に協力しようと思う人々が大多数だと思う。おそらく戦後今まで体験したことのない全国的な危機、日本の国の危機であると思う。

★「計画停電」の実施は確かに不便であるけれど、正確な情報であるかぎり、早めの計画であるかぎり、人々はきちんと受け止められると思う。できるだけ混乱させない報道をお願いしたいと思います。現在の「計画停電」が実施されていない状況は、節電もありますが、各鉄道会社の協力の大きさにあるようなので、そこにも感謝しながら、事態が変わりつつある中で「計画停電」は予定通り実施されるということをもとに行動することにします。

 

 


東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)

2011-03-13 13:44:50 | 美術

今回の巨大地震により被災された方々には謹んでお見舞いを申し上げます。

●2011年3月11日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源とする大地震があり、宮城県栗原市で震度7を観測。

●地震の規模を示すマグニチュード(M)は8.8で、記録が残る1923年以降国内で最大。昨年2月のチリ大地震(M8.8)に匹敵する世界最大級の地震。

●3月13日、気象庁は、今回の地震の規模を、当初M8.8と発表されたが、それをを上回る世界でも最大級の「M9.0」であったと発表した。

日本列島は地震の巣であり、いつ大規模地震が起きてもおかしくないと言われ続けてきましたが、今回の広範囲にわたる揺れと被害の大きさは、国にとっても、自治体にとっても、個人にとっても日常の危機に関する認識がいかに甘すぎたかを思い知らされました。

ときに自然は、人間の前で容赦なく猛威を振う。「ヒト」は、ただ呆然とすべもなく立ち尽くすしかなく、手の出しようがない。

崩壊してしまった東北沿岸は、映像を見るにこの世の出来事とは思えませんでした。津波は、気味悪くすべてのものを容赦なく飲み込んでいく魔物そのもの。この魔物にかかったら船舶であれ、航空機であれ、ビルであれ、ひとたまりもないことをはじめて知りました。

多くの行方不明の方々が捜索される中で、一人でも多くの生存者がおられますようにと、ただただ祈るばかりです。

 

★地域コミュニティを大切にされているブロガーを見つけましたのでごらんください。地震が起きたときに役立つ情報が掲載されています→http://yuka0v0.blog71.fc2.com/

 


第27回 かわさき市民芸術祭 美術部門

2011-03-10 09:41:44 | 美術

会期:3月16日(水)~3月20日(日)

時間:10:00~18:00(最終日は終了時間が早くなりますのでご注意ください)

会場:アートガーデンかわさき(JR川崎駅東口徒歩2分:川崎駅前タワー・リバーク3F)

絵画・写真・書・詩歌・華道・手工芸・茶道・フラワーデザイン

☆ 私の作品:油彩 「収穫祭(F)」 F30号(2010年麻生区文化協会文化祭出品作品)

※この美術展は、3月14日に本部より連絡が入りまして、開催中止となりました。

 


アルテリッカ新ゆり美術展2011

2011-03-02 22:51:16 | 美術

この美術展は、川崎・しんゆり芸術祭2011(アルテリッカしんゆり)プレイベントです。

会期:2011年2月28日(月)~3月6日(日) 午前10:00~18:00(最終日は16時まで)

会場:小田急線新百合ヶ丘駅前 新百合21ビル地下1階ホール

麻生区美術家協会と麻生区文化協会、川崎市文化財団とのコラボレーションによる作品展です。

※私は、かわさき市美術展に出品した「森の帳」F100号を出品しています。

会期中、3月5日(土)と3月6日(日)の午後2時より会場におります。

ホームページ:http://www011.upp.so-net.ne.jp/aso-art/shinyuri2011.html