松田洋子のアトリエ絵リアル

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第45回 かわさき市美術展 (公募展)

2012-02-11 11:19:36 | 美術

かわさき市美術展に出品し、作品を発表し始めてから今回で10回目を数えます。

10年前には、まず入選しないと展示されないわけで、入選できるかどうかの審査結果を、どきどきしながら待ったものでした。

もうひとつは、大きな展示場で自分の作品を発表できる嬉しさと恥ずかしさが混在していました。

10年前の会場は川崎駅前の「アートガーデンかわさき」でした。一度、川崎市高等学校総合美術展(名称は正確でないかも?)をその会場で見たときに、このようなりっぱな会場で作品を展示できたらいいなと心から思いました。

その後、市美術展に入選し、その願いがかないました。初入選の作品のサイズはF30号でした。ほかの出品者の作品で眼を見張るものには、100号サイズのものが多かったと思います。次回は100号で挑戦しようと、すぐ思いました。

翌年、2回目の入選を100号で果たしました。涙がでるほど嬉しかったです。制作中、2ヶ月あまり肩を痛めて腕が肩より上に上がらなくなりました。100号という大作を、相当の時間をかけて仕上げる中での不自由。仕事もしているので制作時間は週に2日ほどです。痛み止めを飲んでも湿布をしても、なかなかよくなりませんでした。涙が出る痛さをこらえて筆を握り、完成させたのが渋谷のスクランブル交差点を駅構内から見た風景に、自分の心象をこめて描いた「リアルタイム-ちいさな背中たち」でした。この作品は会場の真ん中の、たいへんよい場所に展示されました。

ところが、規定の最高サイズの100号で描いたと思った自分の作品よりさらに大きな作品がいくつも展示されていたので、おやと思いました。100号サイズにはSサイズも含み、Sサイズが一番大きなサイズだったのです。そこで、次の年には初めてのS100号に挑戦。これが、集合住宅(団地サイズ)のわが家の中から外に運べる最大のサイズであることを知りました。この作品は市美術展初めての入賞作品(奨励賞)となりました。

以後、100号の作品を出品し続け、第43回展から会場は「川崎市市民ミュージアム」に変わりました。この展示会場は、さらに立派なところです。43回展は前年の奨励賞に続き、奨励賞を受賞し、市民ミュージアムの平面展示会場のいちばん目立つ場所に展示されました。

そして前回の第44回展では平面部門の特選をいただき、やはり前回と同じ場所に展示していただき、ありがたかったです。

仕事をもっているなどの理由で、公募団体などに入会はしておらず、かわさき市美術展は、わたしにとって展示していただける機会をもてることでも、とても大きな存在でした。10年来、この市美術展により自分のレベルもアップし、大きな勉強になっています。

今回、記念すべき10回目の出品になります。これは、本格的に私の絵画制作・発表が始まってから10年という歴史にもなりました。

今年は画業10年を記念して11月に個展を開催することになっています。

第45回かわさき市美術展のご案内を次のように掲載します。みなさまのご高覧をお待ちしています。

☆ 私の作品は、タイトル: 『帰還』  サイズはP100号です♪

 

 


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