●主催:国画会
●会期:2011年4月27日(水)~5月9日(月)
絵画・版画・彫刻・工芸・写真
今年もGWが始まりました。春の美術展が次々に開催されています!
2007年から、国展は会場を上野の都美術館から六本木の国立新美術館に移しました。
そのおかげで、私には交通の便がとてもよくなり、毎年楽しく足を運ばせていただいています。
下記に紹介するお二人は、私が直接知っている画家です。
★去年、亡くなってしまった宮下実さんの遺作、チュニジアの風景画2作と遺影を見ながら、
いままで観た数々の作品を思い出していました。なつかしさが湧いてきながらも、
人生ではまだまだ60歳というお若い年齢で逝ってしまった無念さを感じました。
この画家の美しいチュニジアブルーを忘れない……と思いました。ご冥福をお祈りします。
★ それから、安富信也さん。白い壁に飾られた二つの大きな十字架。そのなかに、ステンドグラスを張り巡らすように
窓で構成された作品。左の十字架のなかにはハトとハート、右の十字架のなかにはキリストとキリストでない人々。
2枚の絵はこれも濃いブルー。限りなく濃い、救いのブルー。二つの十字架のなかに、数々の聖書の物語をおさめ、
画家は、宗教画のなかに自分の命もを語ろうとしている。
~~~ 私は、こういう美術展を観にいき、いろいろな気分にさせられます。絵を描くこととは何だろう? すべての画家にとってその画家の数だけの答えがある。顔は知らないが、もう何十回となく観ている同じ画家の作品も、なんだか自分の友だちみたいに思えてくるのだ ~~~