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東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

阪急トラベルサポート第12回団体交渉報告

2007年12月14日 13時35分50秒 | 添乗員・旅行業界

阪急トラベルサポート第12回団体交渉

社会保険加入希望者9名が名乗りをあげました!
残業代支払い請求に更に5名(計25名)!

12月13日阪急トラベルサポート第12回団体交渉が開催されました。会社側は上田支店長以下5名、組合側は8名でした。

社会保険加入と残業代請求について
支部は社会保険加入希望の支部組合員9名の氏名を提出しました。会社は9名の加入手続きをすぐに開始することを約束しました。
また、全添乗員の加入に関しては、会社は、まず「10年勤続と添乗日数180日」の添乗員から希望の確認を始めると回答しましたが、組合としては「10年勤続」などの要件を付けることは法律違反である。全添乗員の加入希望を確かめるよう強く要求しました。
また、残業代支払い請求に更に5名の組合員が加わり会社にその一覧を渡しました。残業代支払い請求の組合員数は合計25名となりました。

阪急交通社・阪急トラベルサポートで働く全ての添乗員の皆さん!
今後とも社会保険加入と残業代請求は、引き続き会社に通告しますので、希望する方は積極的に組合に連絡下さい。

就業規則作成について
「事業場外みなし労働」と「日当は、一日8時間プラス時間外労働4時間分とする」と「朝5時から夜10時までは日当分しか払わない」
等のデタラメな新就業規則案に対して、私たちは、「みなし労働」を認めるわけにいかない。日当は三田労基署が是正勧告で指摘している通り、現在の日当は一日8時間分への支払いであり、現在の日当に新たに残業時間4時間分をプラスするのであれば歓迎するが、会社の案は事実上の賃下げとなり明らかに不利益変更である。到底認められない。三田労働基準監督署の是正勧告指導に従うべきだ。一方的な労基署への届け出も絶対に認めないと強く申し入れました。

過去の残業代支払いについて
会社提案はバス等の添乗時間は全て労働時間とする等前回よりは前向きな回答でしたが、会社の提案額と支部組合員の計算に大幅な差があり、会社の計算方法も不明確な点が多い、会社は、次回団交までに6名全員の計算を精査してくることを約束しました。

全国の添乗員の皆さん!阪急交通社・阪急トラベルサポートの添乗員の皆さん!
阪急交通社と阪急トラベルサポートは、あくまで「みなし労働」を強行しようとしています。この問題は阪急だけの問題でないことは明らかです。全国の添乗員の不利益に直結しています。共に「みなし労働」を阻止しようではありませんか。

次回団交は1月17日か18日となりました。

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102 コメント

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海外添乗の94%以上が12時間から16時間労働 (o.m.)
2007-12-14 21:21:44
1月のフランス周遊ツアーを検索。「安心の添乗員同行」10万から20万円前後のツアーが軒並み、催行人員20人以上。催行人員8名以上15名限度というのが1件ありましたが、ツアー費60万~70万円以上(飛行機便、ホテル、食事内容がAクラス)どのツアーも夕食付き、現地係員の表示は無。明らかに添乗員の1日の労働時間は8時間を越えます。
日本からのTCが12時間以上の往復空路、8時間の時差を2回越え1日最低14時間一人で働き詰めのツアーが「安心」を詠うのは "偽り”の宣伝だと思います。
今月は3回、20年前後の経験を持つ添乗員さんとお話しする機会がありました。フランスでも街頭でのTC単独のグループ引率、観光バス内でのマイク使用も外国人の就労法に違反することをご存知でありませんでした。15年前はエコクラスのツアーは存在せず、5~60万円台で"お得なツアー”であったこと、必ず、公認ガイド、アシスタントが付き、旅行係員同士ゆっくりお茶を飲んだり、食事をしたり情報交換する時間的な余裕があった事を思い出し、現在の時間の合間をぬった人目を忍ぶ密会状態を苦笑しました。
05年4月モンサンミッシェルに向かう時、死傷者を出した事故にあった添乗員さんは"ムチ打ち”の後遺症で添乗はもちろん職種変更で事務所勤務もままならぬ現状である話も伺いました。
ツアーに不測の事態は付きものです。
現地係り員付きのまともなツアー料金に戻らない限り、ツアー参加者に対する宣伝に"安心”を掲げる事はできないと思います。旅行係り員に対しては、TCの過重労働防止、現地係り員の仕事確保、タリフ値下げを食い止めることは出来ません。

"みなし労働時間”、"格安ツアー”、私達と消費者が一丸となって日本の旅行業界全体に働きかけない限り、10年以上も放置され退化した現状を元に戻し、更に進化させる事はできないと思います。
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違法性を認識しています (某派遣会社経営者)
2007-12-14 22:30:41
当社も阪急交通社(HTS)とも取引をしています。

いかに言いつくろうとも5時から22時の17時間で、
休憩1時間(それすら実態としてないでしょう)が
あったとしても法定労働時間の2倍の16時間勤務して
日当1日分しか支給されない現状はどう考えても違法です。

本当に申し訳ないと思います。でも当社にも所属する
添乗員さんがいて、サポートする内勤社員がいます。
このまま事業を続けるのかそれとも廃業するのか
今真剣に悩んでいます。

全ての問題を一気に解決するのは難しいかも知れません。
でも少なくとも目標を定めてそこへ向けて進む意思を
示さなければなりません。

JATA、TCSA、サービス連合、お願いです。
働く人が幸せに、そしてお客様が喜ぶツアーを作りましょう。





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某派遣会社経営者さんへ (本部HTS支部担当スタッフ)
2007-12-14 23:22:42
誠実なコメント、本当にうれしいです。
おっしゃる通り、私たち東部労組本部も決して一気に全てを良くできるなどと考えているはずはありません。まして、大手と中小では全く条件が異なります。
中小経営陣がいかに大手に搾られているかは誰の目にも明らかです。

私たちが大手旅行業界経営陣に切望することは、貴方のような真摯な姿勢です。少なくても労基署から是正勧告を受けた「みなし労働」をやめる方向に向かって努力すると公表して欲しいのです。法律は守るべきだと認めて欲しいのです。姿勢を変えて欲しいのです。

サービス連合労組には、厚生労働省への申し入れを撤回して欲しいのです。そして全添乗員のために、私たちとできることから共闘して欲しいのです。
そのために、私たちは全力で闘い、努力していきます。今後も声援よろしくお願いします。
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他人(私)のお金を返してください! (大阪派遣添乗員)
2007-12-15 09:49:44
旅行業界、派遣会社は大嘘つきです。
「事業場外みなし労働だから日当だけでいい」と言い張るなら、深夜手当や休日労働手当は払っていたのですか。仮に「みなし労働」であっても深夜手当や休日労働手当はその実労働時間に対して絶対に割り増し分支払うべきものではありませんか。5割増し、3割5分増し、絶対に払うべきものではありませんか。
それに、打ち合せ・精算・対客電話はそもそも事業場「外」労働ではなく、れっきとした「内勤」ではありませんか。

深夜・休日・精算・打ち合せ・対客の実労働時間分の賃金を払って下さい!
過去分耳を揃えて払って下さい!
他人(私)のお金を返してください!
これではドロボウではありませんか!
まず謝って、全添乗員にお返し下さい!
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Unknown (東京とらさぽTC)
2007-12-15 12:13:50
私達も思います。二十、三十苦を与えておきながら、一切の謝罪もないなんて。しかも、いまだに、自分だけはその罪から逃れようとしている。こんなことが、許されていいはずがありません。いったい、労基署は、なぜこんな奴らを逮捕しないのか?不思議でしかたがないし、何かがそこにあるのでは?と思います。
旅行社なら、どんな罪をおかしても、許される何か、密約でも?
返信する
タダ働きは奴隷労働 (名古屋派遣添乗員)
2007-12-15 19:45:11
残業・休日・深夜・・・・全てタダで働かせています。これって奴隷労働ですよね。
高校生に無料のバイト頼まないでしょ。何故大人の私たちには平気でこういう仕打ちをしてくるのでしょうか。
豪華な生活をしている役員の皆さんには良心はないのですか。
旅行業界は異常です。

日本は法治国家でないのですね。
三田労基署署長殿。
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各県の教員委員会の責任も重大 (全国一般組合員(東北))
2007-12-15 23:27:03
各都道府県の教員委員会の責任は重大です。修学旅行では16時間勤務が8割を超えている。これはもう虐待の域に入ってますよ。「過労死」は必至です。「異常とも思える」ではなく、「異常」です。各都道府県の教育委員会は近々、損害賠償訴訟を起こされます。このまま放置していると。

TCSAもJATAもこの実態を充分に知っているわけですから(自らパンフに載せているぐらいですから)、もうすぐ訴訟を起こされるでしょね。
酷使虐待で逮捕されても不思議でもなんでもありません。現代の女工哀史ですよ。

16時間勤務が8割。
この信じられない恐ろしい事実をもっともっと世間に暴露していきましょう。
フザケルナ旅行業界・教育委員会!
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9名と25名の勇気に乾杯 (某社添乗員)
2007-12-16 00:19:19
社会保険加入に名乗りをあげた9名の皆様!残業代請求に名乗りをあげた25名の皆様!皆様の勇気に心からの敬意を表します。

画期的、素晴らしい添乗員の新しい歴史。
○○○の私たちも必ず続きたいと決意しております。今、友人と支部結成を相談しています。人任せではなく自ら動く、立ち上がる以外に道はありません。そして旅行業界が姿勢を変えない限り、皆様に続く者が増えるのはあたり前です。
東部労組本部の担当スタッフの方々にはその折にはぜひぜひサポートをお願いします。よろしくお願いします。
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旅行代金の集金と弁償 (クラツー)
2007-12-16 01:45:03
旅行代金集金は本来、旅行会社の仕事のはずです。
「金は振り込んだ」と客が嘘ついたら添乗員に弁償させるのはおかしいですよ。クラツーさん。しかも添乗員はおたくの社員ではないのに。

当日集金制度はやめるべきです。弁償制度も。

社員のミスをすべて添乗員に押し付けてきます。「全てのチェックは添乗員の仕事だ」と。4時間から5時間以上の拘束の打合せで、たった2000円でそこまで添乗員に責任とらせる?

クラツーと我が社は問題有り有り。
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労働条件は平等に (現役ツアコン)
2007-12-16 07:05:49
ヨーロッパ添乗に出ると、いかに私たちの労働時間、拘束時間が長いかを本当実感します。

ヨーロッパでは、バスのスルードライバーに対して、きっちりと労働および拘束時間が限定されています。
彼らの場合、タコメーターによってしっかり会社から管理されているということもあり、旅行会社側も、オーバー分に関しては、例えば夕食のトランスファーの帰りだけは別バスを手配するとかしているみたいです。

そこで、疑問なのが、なぜ?なぜ添乗員に限ってはそういった「法」とは無関係にされてしまうのでしょうか?
直接運転などの業務はしてなくても、車中はガイドがいないのでマイクは持ちますし、食事のケアだってするのです、居眠りできるわけでもないんです!
ドライバーは労働時間の関係から交代、添乗員は引き続き・・。
これはおかしい!と言わざるを得ません。まあ、添乗員交代というわけにもいかないですが、せめてその分の残業代くらいは、確かなオーバーワークなのですから支払って欲しいものです。

添乗員は生身の人間であり機械ではないので、しっかりと正確なタコメーターというのは残せないですが、会社は実情くらい把握しているはずなのに、それを、それでもみなし労働として1日分の日当のみしか払ってくれないって、それって本当ヘンですよね。

どうして?どうして旅行会社だけがこんな特例を認められるのか?
私は本当に不思議でたまりません。
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