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塩田委員長を職場に戻せ! 文化人・言論人からメッセージ続々と

2009年07月16日 11時15分02秒 | 添乗員・旅行業界

阪急トラベルサポートによる不当なアサイン停止=事実上の解雇撤回を求めて闘うHTS支部塩田委員長に、引き続き文化人・言論人からメッセージが届いています。

現在、5月3日に紹介した方々に続き、以下の方からメッセージが寄せられています。
(「週刊金曜日」の「お知らせブログ」http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=420より)

コメントも多数寄せられています。

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在間 秀和(弁護士)
事実を告発したことに対する報復として、”解雇”が許されるとすれば、そこにあるのは無法のみです。このような事態は断じて許されてはなりません。

猪野 健治(フリージャーナリスト)
こんなことをされたのでは、今後取材活動などできなくなります。「事実上の解雇を絶対白紙撤回せよ」です。

板垣 英憲(政治評論家)
戦後64年にもなるにもかかわらず、「言論の自由」を平気で封じる魔の手が増殖している。人権意識が衰微していくことには憂慮せざるを得ない。由々しき事態である。こんな風潮が広がるのを見て見ぬフリをすることは断じて許せない。
『人間の尊厳』を軽んじるような企業に旅行業など交通にかかわる仕事を委ねるわけにはいかない。大事故の元になる。塩田さんの健闘を支援しよう!

井手窪 啓一(なかまユニオン執行委員長)
阪急トラベルサポートの言論弾圧
不当なアサイン停止は許せません。
塩田さんの闘いを断固支持します。

江森 陽弘(ジャーナリスト)
戦前の話か、と思うほどのあきれた話です。労働者を大切にしない企業。その理念を問いたい。最低の、人権侵害です。

落合 恵子(作家、『週刊金曜日』編集委員)
まっとうな異議申し立てが、通らない社会であり、時代であることは感じていたが・・・。
こんなにも、“わかり易い”弾圧があるとは!
酷すぎる人権侵害であると同時に私たちの知る権利(知らせる権利)
取材権への侵略でもある。

桂 敬一(大学非常勤講師)
6年ほど前、大学のゼミの女性の教え子が、大手旅行社に就職が決まったというのを聞いて、とても嬉しくおもったことがあります。ところが、実際に勤めるようになって半年も経たない間に辞めたいというので、驚いて理由を聞くと、その旅行社はいくつもの会社のグループとして成り立っており、自分が採用されたのは、そのグループ企業の一つであり、本社ではなかった、ということでした。
そのグループ企業、彼女が勤めた子会社は、本社はじめグループ内の各企業を派遣先とする派遣会社であり、契約条件、労働条件も本社社員とはまったく異なるものであることも知りました。今回の阪急交通社のやり方も、そういうものであることを知り、若者に職能の習熟機会も職業人としての希望も与えないやり方に、大きな怒りを感じます。

加藤 栄一(筑波大学名誉教授)
これはfacta(起こった事、事実)とdicta(言われたこと)の区別の問題である。起こったことは、あることが書かれ編集され印刷され出版されたということで、これに対しては他人は責任を問うことができる。
一方dictaは、法廷という場所で立証され反証されて初めてfactaに昇格するので、それまでは夢かはしれず、責任は問われない。日本人は言霊がすぐ事実だと思うからいけない。

高田 健(許すな!憲法改悪市民連絡会事務局)
メディアの取材に応じた塩田さんに対し、自らの非を省みることなく、報復的処分を行うやり方に驚き、怒りを禁じ得ません。
いま、共に声を上げましょう。

野添 賢治(作家)
自分たちに不利な行動をとったり、発言したりするとすぐにその人を切り捨てるようでは、成熟した社会にはなりません。そのためにも。塩田さんをこのように攻撃することは、許してはいけないと考えます。

羽柴 秀彦(放送作家)
不当解雇に対するMICの抗議声明を、全面的に支持します。

林田 英明 (毎日新聞労組)
阪急トラベルといえば、それらしい名前である。阪急交通社の関係会社とのことだが、塩田さんを解雇する前近代的な理由にはあきれる、これでは阪急トラブルではないか。トラベルの後につく「サポート」は一体だれをサポートするものなのだろう。どうやらそこで働く労働者ではないらしい。旅行添乗員を酷使し、組合をつぶす会社に未来はない。阪急には乗らず、阪急百貨店へも立ち入らないよう、しばらく考えてみたい。

本多 勝一 (ジャーナリスト・『週刊金曜日』編集委員』
「当たり前の権利を要求しているだけ」という塩田さんの言葉は全くその通りです。もし私が添乗員なら同じことを主張するでしょう。たしかに「過酷な労働はお客様の危険につながりかねない」(女性添乗員)でしょうね。私もよく海外出張して、添乗員は楽しい職業に見えたけれど、これではヒドイね。ガンバレ!

前野 重雄(流体力学・プライスアナリスト・ライター)
同じ「阪急」でも百貨店では「すみれ講座」と称する接客作法の強制的受講がある。お客様を前にしては「ヘソの下(利き手の)右手を下に当てて、その上に左手をおおい、封ずる事」で平和な接客を印象づけ、それを徹底する事を基本に、“日本一厳しいマナー」と同業他社から尊敬されてきたもの。
なのにこの労組委員長にはなんだろう。たかが取材を受け実状を述べただけだ・・・というのにこのテイタラク。およそ先進国の企業とは思えない蛮行です。
あの“すみれ”とはどう共存するのか。こうなると「阪急」と名のつく接客業全体にくもりが生じ、顧客は色めがねをかけて鑑定しなくてはならない。
厳しい経済状況にある中、ついトがってしまう心にも同情できなくもありませんが、さすがにコレだけ・・・?!でキレてしまうなんて、およそカタギの企業とは思えません。顧客一般に知られる前に、どうか「小林一三社主」の唱えた「すみれ主義」の原点を想い起こして欲しいものです。
せめて阪急旅行社のたびくらい、そんな程度の度量のある接客のもと、世情のアカを洗い流す旅を楽しませて戴きたいものです。

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阪急トラベルサポートの不当なやり方への社会的な怒りはますます大きくなっています。
阪急トラベルサポートは文化人・言論人のみなさんのメッセージを真剣に受け止め、ただちに塩田さんを職場に戻せ!

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1 コメント

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また、こんなに悲しい現実が・・ (JATS所属です)
2009-07-20 17:56:34
何を言っても。何をどうしても。亡くなった方の命を呼び戻すことはできません。
添乗員が一番わかっています。仮にも自分の会社で広告塔として働いているわたしたちを
人間とは到底思えない扱いしかしない、この業界です。涙が出るぐらい、本当に遺憾ですが
お客さまの命さえも、この扱いなのです・・。

お亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈りいたしますとともに
今度という今度は、国土交通省から真摯な回答をいただきたいと思います。
許認可していらっしゃる大元として。全ての経費が、税金なのです。

塩田委員長をはじめとする真っ当な労働者へのいぢめ、報道と言論の自由への弾圧
何もかもが無法地帯ではないですか?

現実にお亡くなりなりなった方がこんなにも・・。国土交通省は、責任を追及されてしかるべきだと思います!
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