「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2017年6月分から抜粋）

皆さまへ
2017年6月にNPO法人労働相談センターと東京東部労働組合に寄せられた「辞めさせてくれない」労働相談事例からの抜粋報告です。

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「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告（2017年6月分から抜粋）
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労働組合
2017年8月1日

1、 勤続11年の兄が自殺しました。2度退職届を出して2度とも社長に受理されませんでした。兄は、社長に「残業代を払え」という遺書を残して自殺してしまいました。

2、 徹夜も月に4、5日あります。労働時間も朝7時から夜遅くまでの毎日です。通勤時間も往復2時間かかります。2日続いた徹夜の翌日にゴルフのお伴を強要するパワハラ部長です。退職届を提出したら、「どこまでも追い込むぞ」とヤクザのように脅迫してきます。

3、 結婚を機に退職を申し入れましたが、「後任が決まるまで辞めさせられない」と辞めさせてくれません。

4、 就業規則を見た事もないため、「退職届は一ヶ月前」という決まりも知らずに退職届を提出しました。会社から「就業規則違反のため、懲戒処分として賞与は支給しない」と告げられました。労基署は会社の対応は正しいと言います。本当にそうなのでしょうか。

5、 派遣社員。契約期間終了はまだ先なのですが、今の職場は心身ともに限界なので、すぐに退職したいのです。どうしたらいいでしょうか。

6、 エステティシャン会社。退職の規定は、本人申告の場合は「3ヶ月前」、会社都合の場合は「6ヵ月前」となっていますが、精神的に限界ですぐに辞めたいのです。

7、 ガソリンスタンドの正社員女性。求人票とまるで違う賃金と労働条件。女性差別とパワハラが横行する職場。パートさんの時給は最低賃金違反。退職願を出したら、社長から「もう来月のシフトは入っている」と延々と説得され、いつまでも帰してくれませんでした。帰れないのではと恐怖にかられて「仕事を続けます」と言ってしまいました。

8、 退職届を提出したら「そんなワガママが通ると思っているのか」と一喝されてしまいました。

9、 大学生。弁当店でアルバイト。学業優先という約束だったのに、シフトの入れ方が過酷すぎて心身共に追い詰められています。一日に午前中と夜と二つもシフトが入れられてしまうほどです。上司は「私の時はもっと働いた」と言います。早急に辞めたいのですが、言い出せる雰囲気ではありません。

10、 高校生のアルバイト。辞めようと店長に伝えたのですが、「続けて欲しい」という店長の勢いに押されて、思わず頷いてしまいましたが、今の店が嫌で堪りません。時給も約束と違って安いです。このまま逃げたらだめでしょうか。

11、 警備会社。労働条件が雇用契約書と余りに違いすぎるので、辞めたいと会社に伝えると「損害賠償で訴える」と脅してきます。

12、 整骨院。退職届を出したら、「退職は認めない。(辞めたら)損害償請求する」と言われました。本当に檻に閉じ込められた気分です。

13、 セブンイレブンで週2日の夜勤アルバイト。生活の為、週4日の他のバイト先を見つけ、一ヶ月前に、セブンイレブンの店長に伝えたところ、店長は「勝手だよね。1年働くって言ってたのに」と退職を認めてくれません。

14、 歯科クリニック。労働環境の悪化の為、退職を決め、医師に退職を伝えたところ、辞めさせてくれないばかりか、いじめが始まりました。

15、 看護師。本来社員の退職届を会社は拒否できない事、内容証明で郵送も出来る事なども知っていますが、お世話になった恩もあるので円満に辞めたいのです。

 

 

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