東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

第2組合との癒着を許さないぞ!第24回コナカ団交報告

2009年11月16日 11時18分51秒 | 紳士服のコナカ

 

私たち全国一般東京東部労組コナカ支部は11月13日、株式会社コナカとの第24回団体交渉を東京都内の会議室で持ちました。組合側は松田委員長をはじめ3人、会社側は鈴江人事部長代理ら3人が出席しました。

コナカ経営陣の第2組合擁護・癒着の姿勢を許さないぞ!

11月10日の『朝日新聞』朝刊がコナカに存在する2つの労組について取り上げました。記事では、私たち東部労組コナカ支部が07年2月にコナカで初めての労組を立ち上げ、社員の未払い残業代や「名ばかり管理職」などで成果を上げたことを紹介。そのうえで新たに「UIゼンセン同盟コナカユニオン」が第2組合として昨年結成され、組合加入を雇用の条件とする「ユニオンショップ協定」を盛り込んだ「暫定労働協約」を全国の店舗に示した問題点を指摘しています。

「送られてきた文書を見て、新組合に入らないと解雇されると誤解した人が続出」と記事にあります。コナカ支部委員長の松田さんによる「社員の団結を分断した」というコメントも掲載されています。

ところが、会社と第2組合の対応は次のように記されています。「コナカ本社は労働協約締結について『コメントを差し控える』とする。コナカユニオンは、労働協約は『締結に向けて会社と話し合っている』段階と認めた。しかし、組合結成の経緯や活動については『組合員にきちんと説明しており、外部に説明する必要はない』とする。」

なぜコナカ本社は労働協約=ユニオンショップ協定について世間に向けてコメントできないのでしょうか。私たちはこの日の団交でも、ユニオンショップ協定が存在しているのかどうかを会社側に問いただしました。

会社側の回答は「コメントはしません」。その理由は「他の団体のことだから」。いったい経営陣は誰をかばっているのでしょうか。誰に気を遣っているのでしょうか。たとえば36協定があるかないかを聞いて答えない会社はありません。コナカも当然「ある」と答えています。しかし、ユニオンショップ協定に限っては固く口を閉ざすのです。こうした対応自体がコナカ経営陣の第2組合擁護・癒着の姿勢を現しています。

「労使協調」と言えば聞こえは良いですが、ずぶずぶの労使癒着が行き着く先は社員の健康と生活の破壊であり、ブレーキ役を失った経営陣の暴走です。私たち東部労組コナカ支部は今後も、第2組合に現在入っている人も含めた全社員の立場で経営陣に対して主張・要求していきます。

この日の団交で要求・協議した主な内容は次のとおりです。

■冬期一時金について
会社側は「一時金の規模については現在検討しているが、昨年のリーマンショックの不況で収益が低迷している。石川遼さんをCMに起用するなど、経営の立て直しを図っているが、厳しい状況にある」などと説明。組合側は「社員と家族の生活はこの間の賞与の低さや残業時間カットで疲弊している。社員の生計を成り立たせるためにも前向きな一時金回答をするべきだ」と主張しました。

■名ばかり店長問題について
組合側は「労使紛争が長引けば長引くだけ企業のイメージダウンにつながる。会社として非を認めて、裁判を早期に解決し、全ての店長に残業代を支払うべきだ」と求めましたが、会社側は「過去の店長は管理監督者だったので残業代は発生していない」と従来の主張に固執しました。次回の裁判は11月16日に横浜地裁であります。

■役職定年制度について
組合側は「50歳になると役職から外され賃金カットされる役職定年制度を早急に撤廃するべきだ」と要求。会社側は「制度は個別のケースに応じて運用しているが、現段階で見直すつもりはない」と拒否しました。

■研修のあり方について
組合側は「直前に研修が入ってくると店のシフトや当人の休日などで不都合が出てくるので、研修を入れる場合はできるだけ早めに周知してほしい」と伝えました。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「障害者が労組で雇用と仕事... | トップ | 第7回コナカ「名ばかり店長... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2009-11-16 18:21:37
次回の裁判は11月16日に横浜地裁であります

となってますが今日裁判だったのでしょうか?
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

紳士服のコナカ」カテゴリの最新記事