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【シグマベンディングサービスとの闘い】熱中症死亡労災裁判の第1回口頭弁論報告

2024年05月31日 15時09分50秒 | シグマベンディングサービス熱中症死亡労災との闘い
【シグマベンディングサービスとの闘い】
熱中症死亡労災裁判の第1回口頭弁論報告

コカ・コーラ自販機の補充・配送会社シグマベンディングサービスで仕事中の熱中症により死亡した労働者の遺族が会社を提訴した裁判の第1回口頭弁論が5月31日に東京地裁で開かれ、遺族が加入する全国一般東京東部労組や友好労組の仲間が支援の傍聴に取り組みました。

*【写真】は5月21日の裁判支援集会で仲間に支援を訴える遺族

亡くなった労働者のお連れ合いが原告として意見陳述に立ちました。その中で労働者が熱中症に倒れてからの会社の不誠実な対応の数々に怒りと悔しさを訴えたうえで「私は、会社に対し不満があり、その対応で悩んでいるご遺族やご本人、ご家族の方々がたくさんいらっしゃることも知りました。今回の裁判で夫の無念を晴らし、同じ境遇の皆様の後押しになれればと固く決心し提訴した次第です」と述べました。

続いて遺族側弁護団を代表して玉木一成弁護士が意見陳述を行いました。労働者が熱中症を発症したのは仕事が原因ではないなどと会社が反論していることについて「高温の中を駐車禁止対策要員としてトラック内に2時間半以上待機させて、移動する場合には徒歩で移動させるという業務に従事せずに熱中症を発症することは考えられない」と指摘し、「本件訴訟において、自らの安全配慮義務違反を認めない会社の責任を明らかにしたうえで、企業として社会的、道義的な謝罪を求める」と述べました。

最前列の傍聴席では、亡くなった労働者の遺影をお兄さんが抱えながら見守っていました。

次回(第2回)の口頭弁論は9月2日(月)午前11時30分から東京地裁5階の522号法廷で開かれます。

会社の安全無視の結果として殺された労働者の仇を討つ闘いとして、遺族とともに裁判闘争によってたかって勝利しましょう!引き続きのご支援をよろしくお願いします!
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