8月22日読売新聞大阪版夕刊一面・社会面
阪急トラベルサポートなど
旅行業界の不当性を大々的に掲載
一面記事はこちらhttp://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070822p102.htm
8月22日読売新聞大阪版夕刊の1面は、「阪急交通社子会社の派遣添乗員 社員並み勤務でも年金未加入 社会保険事務所調査へ」と阪急交通社子会社の阪急トラベルサポートの添乗員への不当・悪質な社会保険未加入問題(厚生年金、健康保険、雇用保険)を大々的に暴露し糾弾しています。
会社は読売新聞の取材に対して、私たちとの団体交渉での回答と同じ「そもそも加入要件を満たしていない。加入義務はない」と平然と表明していますが、大阪社会保険事務所は「同じ派遣会社に雇用され、同じ派遣先で連続して同じ業務に従事している場合、実態は継続雇用で加入する義務がある」とはっきりと断言しているではないですか。
また、JTB系5社もいずれも加入していない一方で、近畿日本ツーリストや「TEI」、また日本旅行の子会社4社では一定の要件を満たせば加入させていることも記載し、加入を拒み続ける大手旅行会社の反社会的ともいえる悪質さが一層浮き彫りにされています。
また、上の写真のように、同夕刊の社会面では、「旅行子会社 派遣問題 人気ツアコン 今は昔 1日12時間超 7割待遇改善求める声」の記事が掲載されています。ここでは全国で8つの労働基準監督署が未払いの残業代を支払うよう是正指導していることなどをあげて添乗員問題は今や完全に社会問題となっていることを厳しく指摘しています。
全国の全ての添乗員とその家族、友人の皆さん!
旅行業界、添乗員派遣会社業界の不当性は今や誰の目にも明々白々です。
添乗員を犠牲にして、長年悪逆非道を続けてきた業界の経営陣は、いまこそ猛省して頂きたい。即刻反社会的違法行為を直ちに改善すべきです。
全国の添乗員の皆さん! 一層声を上げましょう! このブログを多くの仲間に拡げて下さい!
HTS支部を孤立させてはなりません!
今こそHTS支部に続いて、それぞれの職場で立ち上がろうではありませんか!
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070822p102.htm
以下記事全文
阪急交通社子会社、派遣添乗員を年金に加入させず
◆社保事務局が調査へ
大手旅行会社「阪急交通社」が企画する旅行ツアーに添乗員を派遣する同社子会社「阪急トラベルサポート」(本社・大阪市北区)が、社員並みに働く50人以上の派遣添乗員を厚生年金と健康保険に加入させていないことが、わかった。大手旅行会社のツアー添乗員は別会社からの派遣が主流になっており、サポート社の場合、ツアーごとの契約で10年以上働き続ける添乗員もいる。大阪社会保険事務局は一部添乗員から申告を受け、加入義務のあるケースがあるとみて、近く同社の就労実態を調査する方針。
サポート社によると、同社に登録する派遣添乗員は約780人。ツアー期間に限った短期雇用契約を結び、阪急交通社に派遣。期間は海外旅行なら7~10日のものが多く、国内旅行なら最短日帰りもある。阪急交通社から支払われる派遣料から、サポート社が日当計算で給与を支給するが、厚生年金、健康保険に加入させている添乗員はいない。
厚生年金保険、健康保険両法によると、短期契約でも繰り返して2か月以上勤務し、1日の勤務時間、1か月の勤務日数とも正社員の4分の3以上の場合、企業側に加入させる義務がある。保険料は労使折半で負担し、企業側が国に納める。
サポート社は「ツアーごとの契約で継続雇用ではないため、そもそも加入要件を満たしていない」として、両法に照らして勤務実態を調べていないという。
ただ、年間勤務日数でみると、平均約250日の正社員に対し、その4分の3を超える200日以上勤務する派遣添乗員が50人以上いる。1日の勤務時間は、正社員より長い一律「12時間」契約。このため、少なくとも200日以上の勤務者は加入対象にあたる可能性が高いとみられる。200日以上の勤務を10年以上続ける者も複数いる。
サポート社は読売新聞の取材に「9年前に社会保険事務所から『加入義務はない』との説明を受けた」と主張。これに対し、大阪社会保険事務局は「9年前の指導の有無は記録が残っておらず、確認のしようがない。同じ派遣会社に雇用され、同じ派遣先で連続して同じ業務に従事している場合、実態は継続雇用で加入義務がある」としている。
サポート社は阪急交通社の100%出資子会社。正社員約230人。正社員は管理職か事務職で添乗員はいない。阪急交通社が企画するツアーの半数に登録添乗員を派遣。残る半数にはグループ外の派遣会社が派遣している。
◆JTB系5社も未加入
添乗員派遣56社が加盟する「日本添乗サービス協会」(東京)によると、派遣添乗員は全国1万2000人前後とされ、厚生年金と健康保険に加入していないケースが目立つという。
JTBは、派遣子会社5社のいずれも加入させていない。約500人が登録する1社では、うち約70人が年間200日以上勤務している。一方、近畿日本ツーリストの関連会社や添乗員派遣大手「TEI」は、年間180日以上勤務する派遣添乗員を加入させている。日本旅行の子会社4社も一定の基準を満たした者について加入を認めている。
総務省の2006年の労働力調査によると、全労働者の3人に1人が派遣を含む非正規雇用者。こうした実態を受け、社会保険庁は、急増する派遣労働者の適正加入に向けて企業への指導を強化している。
(2007年8月22日 読売新聞)
一日15時間以上働いていますよー。
もちろん保険なんてなんの保証もないですよー。お客様集合の30分だとか40分前にスタンバイとかいうわりにその時間は労働時間に入んないなんてわけがわかりませんねー。
訴訟ってなにか出来ないもんだろうか。
悔しくて眠れない。
読売新聞は読売旅行を取材すべきだと思います。私も専任添乗員のひとりなので今回の夕刊記事には疑問を感じています。
私はおそらく、読売新聞側は、読売旅行は他社みたいな感覚でしか思っていないと思います。
かなしいかな。
読売旅行は許しがたいです。お気持ちは良くわかります。
読売旅行に、社会保険・厚生年金にも入れず、最低賃金にも抵触するほどの低賃金、派遣添乗員と同じ劣悪な労働条件で1000名もの「専任添乗員」がいることを始めて知りました。てっきり、社員添乗員と思っていました。そもそも「専任添乗員」とはどういう雇用形態なのでしょうか。社員添乗との違いは?日当は「添乗」日数分だけですか?
他社でもありそうですが、メールで一度詳しく教えて頂けませんか。
メール toburoso@ka2.so-net.ne.jp
(本部HTS支部担当宛て)
「専任添乗員」の皆さん!がんばって下さい。
HTS支部とこのブログ、これからもぜひ応援してください。
ついうっかり配り忘れたもんならば叱られクビにするとまで・・・・・
これがまだ今年いっぱい続くとは。。