東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

市進支部よりご報告-5月連休中「閉じ日」を勤務日として認めさせる!

2018年06月13日 11時16分15秒 | 学習塾・予備校

東部労組市進支部が求めていた講師の待遇改善が一部ですが実現しました。
組合はこのかん、会社が「授業がないので非出勤日」としていた5月連休中の一部について、少なくとも嘱託者については授業がない場合でも他の業務があるため、出勤日として賃金補償を行うよう求めていました。これにつき会社は組合の要求を認め、該当日について有給休暇を充当することで賃金補償を行う旨回答してきました(画像)。

日給ベースに近い市進の講師は、「休みが増えると収入が減る」というのが実態です。会社はそのような実態を考慮することなく「閉じ日」(非出勤日)を設定していました。
これにつき組合は、講師の待遇改善要求の一環としてこの「閉じ日」発生による減収問題を解消するよう会社に求めてきました。
今回の会社の回答は「嘱託者」を対象とするものですが、組合の要求でかちとった成果です。

以下、市進支部並木委員長からの経過報告・メッセージを掲載します。

---------------------------

市進で働く皆様へ

東京東部労働組合市進支部執行委員長 並木 創一

5月GW、勤務閉じ日を勤務日として認めさせました!

お疲れ様です。東部労組市進支部の並木です。
現在、私は嘱託社員として市進学院に勤めています。学院の授業を週2日担当しつつ、高等部の生徒管理をしています。

当初、今年度の私の勤務スケジュールは、4月29日から5月6日まで「閉じ日」となっていました。教室の非営業日は5月4日から6日まででした。正社員の方は、その非営業日の前後いずれか2日間が休みとなっていました。正社員以外の講師の方は私と同じように8日間連続で「閉じ日」となっていたと思います。それは、授業のない日は勤務が発生しないという制度に原因があります。しかし、高等部の生徒管理をしている私の業務は授業の有無とは関わりがないはずです。

そこで、6月1日、団体交渉を行い、5月第1週、市進学院の営業日に関しては勤務日として扱うように要求しました。会社は団体交渉の場では回答をせず、後日6月6日に回答がありました。私の公休日を除いた4月30日、5月2日、3日を勤務日として扱うという旨の回答でした。そして、勤務日として認めた3日間について
有給休暇として扱うことを認めさせました。また、過去にさかのぼり、昨年5月第1週についても有給休暇として扱うことを認めさせました。(残業未払いなど賃金の請求は過去2年に限り有効なのです。)
 
かつて、私たちは週5日の勤務・収入が保障されていました。しかし、会社の一方的な理屈によって日給制から時給制に変えられたうえ、勤務日が減りました。つまり、収入が減ったのです。

特に毎年5月、私たちの勤務日は減り、他の月にくらべ、収入は激減します。「毎年5月に飢饉が起こる」とさえ言った組合員もいました。本来なら、休日が増えるのは望ましいことです。しかし、「閉じ日」が増え、勤務日が減り、収入が減るというのでは必ずしも望ましいとはいえません。だから、私たちは「閉じ日」を減らすように会社に要求してきました。

今回、一部の職種、日程ですが組合の要求で成果を勝ち取ることができました。
しかしながら市進で働く私たちの待遇は十分というものではありません。労働条件のさらなる向上のためには皆さんの力が欠かせません。すべての職種の皆さん、組合への参加を声を大にして呼びかけます。

組合に参加してください。

---------------------------

市進で働くみなさん!
みなさんの職場における問題、改善を求めたいことなど、組合に入っていっしょに問題を提起し、改善をかちとっていきましょう!

市進関連の職場で働くみなさん、学習塾業界で働くみなさん、市進支部のホームページ(http://www.toburoso.org/ichishin/index.html)をご活用いただき、職場で困ったことがありましたら東部労組市進支部にご相談ください。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シリーズ「労働相談」報告(2... | トップ | 6/28 東部労組メトロコマー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

学習塾・予備校」カテゴリの最新記事