クルマとバイクと読書の雑記

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アバウトさにあきれた昔話

2012-09-19 18:00:00 | 小ネタ

またまた、ネガのデジタル化でふと思い出した昔話ネタです。

10年ちょっと前のことです。

当時は実務、教育と研究という3本立てで仕事をやっており、たまたまカナダのバンクーバーで開催された学会で研究発表する機会をいただきました。

ちょうどその頃、大学時代の部活友達がアメリカに留学中で、その学会参加のことをメールで伝えると「北米大陸に来るのなら、こっちにも寄らないか」と誘われました。

バンクーバーは西海岸で、友人が留学していたのはデトロイト近くというどちらかというとアメリカ東部だったのですが、滅多にない機会でせっかくのお誘いなので、学会前に3日ほど休みを加えて行ってみることにしました。

友人宅そばのゲストハウスに1泊した後、友人オススメのナイアガラの滝まで移動して1泊。

泊まったところは、窓から滝が見下ろせる絶好のロケーションでした。

Photo

そんなこんなで楽しんだ後は、いよいよ学会に出るために今度はデトロイトからバンクーバーへ移動したのですが、その際に思わぬトラブルに見舞われました。

デトロイト空港の荷物検査で、私の荷物を受け取った黒人女性が荷物をベルトコンベアに乗せた後、一瞬「あっ」という表情をして荷物を追いかけようという仕草をした後、なんでもなかったような表情になりにっこり。

なんだかイヤな予感・・・。

でも「今、なにかあった?」なんて会話できるような語学力は全くなく、その場はそのままでした。

その後はデトロイト空港→ロサンゼルス空港→シアトル空港まで某航空会社(A航空)で飛び、最後にシアトル→バンクーバー空港まで別の某航空会社(B航空)で到着しました。

そしてバンクーバー空港で荷物が出てくるのを待っていたのですが、待てど暮らせど出てこない。

「まさか」と思いつつ、かなり粘ったのですが、結局出てきませんでした。

あの時の気分といえば、もう焦りまくり。

というのは、学会発表はポスター形式だったのですが、ポスターの現物含め、その発表資料全部をなくなった荷物の中に入れていたんです。

空港で荷物の紛失を片言の英語で何とか伝え、発表までに見つかることを祈っていましたが、結局出てきませんでした。

発表自体は、別便でやって来た発表指導の上司が保険としてもう一部持っていたものでなんとかなりましたが、本当に大変な思いをしてしまいました。

Photo_3

妻は見学のみ。

うらやましかったな・・・。

発表はなんとか無事に終わりましたが、上司がもう一部持ってきてくれていなかったらと思うと、今でも生きた心地がしませんね。

その後も荷物については現地で何度かやりとりをしましたが、帰国まで結局出てきませんでした。

そのやりとりの中でどうにも腑に落ちなかったのは、いくら説明しても最後のB航空内でしか探していないような様子が見て取れたことです。

あのデトロイト空港での、A航空の黒人女性の挙動不審な様子が頭にこびりついていましたから。

ですので帰国した際、関西空港にもあるA航空の窓口で日本人のスタッフに、荷物が紛失されたがB航空内でしか探していないと思われること、 自分としてはデトロイトでのスタッフの様子からA航空で明後日の方向に運ばれたんじゃないかと疑っていることを伝えておきました。

そしたら帰国2~3日であっさりと、私の荷物がアメリカのどこかのA航空の逸失物集積場で見つかったと連絡がありました。

やっぱり、という感じでした。

この時に得た教訓は二つ

①大事な資料やデータは必ずバックアップを作ること

②飛行機に乗るとき、本当に大事なものは持ち込み荷物にして、必ず手元に置いておくこと

でしたね。

それともう一つ。

アメリカ人は適当すぎ・・・。

日本企業にはあり得ないというか、許されないミスですよね。

といいますか、普段は当たり前に思っていますけど日本人のサービスの質は、もしかして世界的に見てもダントツに素晴らしいんじゃないかな。

過ぎてみれば、いい経験になりました。

旅の方は一応、観光もそれなりに楽しめました。

Photo_2

オンタリオ湖畔にて。

向こう岸にカナダのトロントが見えていました。

実に壮大な景色でした(^^)

Photo_4

今年の102~105冊目です。

桜庭一樹氏作「GOSICK Ⅳ 愚者を代弁せよ」

倉田英之氏作「R . O . D READ OR DIE -第五巻-、-第六巻-」

松岡圭祐氏作「蒼い瞳とニュアージュ Ⅱ 千里眼の記憶」

連休中は子供た達の相手をしながら、ラノベ系ばかり読んでました。

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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
黒人女性の姿に不信を感じながらも、言葉が壁にな... (まさ)
2012-09-19 18:22:09
黒人女性の姿に不信を感じながらも、言葉が壁になってしまったことが無念ですね。
それでも上司の方が予備を持ってきてくれたので良かったですね、アメリカも適当ですが中国もかなり怪しいです(笑)
返信する
>まささん (ピィ)
2012-09-19 21:05:45
>まささん

たぶんあの雰囲気だと英語が堪能でつっこんでも、適当に流されてた気がします・・・。
日本人の責任感とか几帳面さは貴重なんでしょうね。
上司は出国前に「こういうものは2部作って、別々に持っておく方がいいでしょう」と言ってくれてたんですよ。
まさに恐れていたことが、起こってしまったんですよね(笑)
返信する
世界で、信頼できるのは日本人とドイツ人だけだと... (T2)
2012-09-19 21:22:14
世界で、信頼できるのは日本人とドイツ人だけだと・・・心しましょうw(汗)
返信する
「あっ!」となってニッコリって…ありえへん! (たらちゃん)
2012-09-19 21:37:58
「あっ!」となってニッコリって…ありえへん!
今の私だったら日本語でまくしたててるかもしれません(笑)

それにしてもナイアガラきれいですね~!!○(≧▽≦)○
返信する
>T2さん (ピィ)
2012-09-19 21:50:23
>T2さん

あ~、たしかに。
ドイツ人のイメージって、厳格で真面目という感じですもんね。
他は全滅ですか(笑)
返信する
>たらちゃんさん (ピィ)
2012-09-19 21:53:10
>たらちゃんさん

ニッコリされた時点では、こんなことが水面下で起こってるなんて確証はありませんでした。
あくまで「予感」なので、適当に誤魔化されちゃいそうです。
相手は二度と会わないアジア人ですしね・・・。
でも大阪女の勢いなら、なんとかなったかもしれませんね(笑)

ナイアガラの景色は最高でした。
まだまだ世界各地に見ておきたいところが目白押しですが、なかなか機会ってないものですよね。
返信する
私の場合、手荷物を預けることは、半分、一生のお... (me262a-1a)
2012-09-19 21:53:55
私の場合、手荷物を預けることは、半分、一生のお別れだと思っています。まして乗り継ぎで手荷物が出て来た時は、奇跡です。(笑)

あのテープだけで仕分けされるなんてスゴイですね。今はバーコードで管理されているんでしょうが、それでも驚きです。

手荷物といえば、木製の置物を入れて預けた時はバラバラになりました。帰国してからプラモを作るように再生したものです。
返信する
>me262a-1aさん (ピィ)
2012-09-19 21:59:26
>me262a-1aさん

う~ん、海外の航空会社って、そんなレベルなんですか(笑)
あの時もバーコードだったと思います。
それでも、本当になくしても惜しくないものしか預けられないんですね・・・。
発表資料もですが、着がえがなくなったのと、買ったばかりの旅行カバンが金銭的に惜しかったです。
出てきて助かりましたし、今もカバンは使っています。
着がえは7月にもかかわらず、おそろしく湿気が少ないバンクーバーの気候のおかげか、現地で買い足すまで2日ほどそのままでしたが、全然気持ち悪くなかったです。
関空に帰ってきたとき、蒸し暑い空気のカーテンに飛び込む気分でした(笑)
返信する
ビィさんの行動力は国内にとどまらずインターナシ... (ベル)
2012-09-19 22:12:10
ビィさんの行動力は国内にとどまらずインターナショナルなんですね
とてもじゃないけど方向音痴の私は東京の出張でも胃が痛くくなるのに(笑)
その場で間違いえに気づくとしたらタグをつけ違えたんでしょうかね?
荷物コンベアはほんとに危ないらしいですね、バックはきたけど中の金目の物はなかったと言う話は聞きました 日本なら無事届いて当たり前だからお宝ごっそり詰まった日本人の荷物はねらい目なんでしょうね
返信する
>ベルさん (ピィ)
2012-09-19 22:19:00
>ベルさん

さすがに出張ついでに北米大陸横断は、ちょっとやり過ぎだったかもしれません(笑)
たぶんお考えの通り、タグのつけ間違いだったと思います。
デトロイトからよそに飛んでしまい、引き取り手がなく集積場行きだったのかと。
鍵付きでナイフも通らない素材が幸いしたのか、中味は無事でした。
着がえや既に用なしの発表資料、飲みかけペットボトルに封を切ったお菓子などしか、入っていませんでしたが(笑)
返信する

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