中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

価格.comが

2005年05月16日 | 日常
新聞等でも取り上げられたように、価格.comがすごいことになっている。

先週末に少しここで調べようとおもったら繋がらないので変だとは思っていたけれどああいうことになっているとは…

ウィルス被害だけでなく、個人情報も漏れている様子だ。被害の確定に2週間はかかりそうとのこと。今後どのような展開になるのかしばらく要注目だ。

以前、仕事でとある就職系のサイトの構築、というのをやったことがあるけれど、この運営会社は絵に描いたようなネットベンチャー。そこに金の匂いがするから、という理由で参入したタイプ。技術に関しては「アウトソーシング」の一言ですべてを外に丸投げ。とにかく安く上げもうけることしか頭になかった。なので、セキュリティーなんて概念すらなかった。
いや、技術的なセキュリティー云々いう以前の問題として、彼ら自身、一度得た個人情報は自分のものと考える連中だったので本当にひどいものだった。(サイト退会者へしつこくメルマガを送ってクレームが来たりしていた)

こういった経験もあるので、個人的に「ネット上では可能な限り自分の情報はただしく載せない」ことをひとつの指針としている。メールアドレスだって、15年来保持しているメインのものは友人とのメール専用にして、応募や会員登録用にはフリーのアドレスと使い分けしているし、ネットでの自分の誕生日は常に1月1日だ。(年はその時の気分次第)

努力はしてるがこれまで明らかになっただけでも、YahooBBとDCカードから自分の情報が確実に漏れている。たかが500円の商品券でごまかされてしまったこちら側として、彼らへは「解約」という以上の対抗手段を持てないのがないのが悔しいところだ。

今回の価格.comの件、どの辺に原因があるのかわからないけれど、自分自身よく利用するサイトだし、せめてもの事後対応には誠意をみせたものを行ってほしいものだ。

あいくるしい

2005年05月15日 | テレビ
日曜の夜、大河ドラマ「義経」を見た流れ(チャンネル違うけど)でつい毎回みているのがTBSの「あいくるしい」。

「家族愛」がテーマで、脚本はあの野島伸司。
テーマ故かこれまでのドラマに比べるとだいぶ「普通の」つくりになっているが、それでも時折現れる「暴力的な」部分はどうしても好きになれない。彼の描く世界では、こういった連中が必須のようだ。

主役の神木隆之介君の演技はすばらしい。この子は「義経」の少年時代も演じていたので、ここ最近ずっとこの子の姿をTVで見ていることになる。そっちの趣味はないけれど、男の目からみてもとにかく「あいくるしい」感じ。ドラマのタイトルも彼を意識してつけたのだろうか。
まだ小学生(5年生くらい)とのことで今後が楽しみ。いや、こういう子役は今後が難しいのかな。

野島ドラマは話が進むにつれ激しい破綻をきたすパターンが多いので、これからどういう方向へ向かうのか。これは別の意味で楽しみ。11回連続ドラマで今日は第6回。ほぼ半分の時点で主役家族の母親が亡くなったのだが、個人的にはこの母親が最終回で生き返るのではないかと予想している。

冗談のような話だけれど「ひとつ屋根の下」での前科もあるから、野島ドラマは油断はできないのだ。

マスク2

2005年05月14日 | 映画
タダで券を手に入れた、という消極的な理由で土曜の午後2時、新宿歌舞伎町の映画館へ。
公開してから日が経っているということもあるだろうが、観客は20名程度とさびしい限り。

ジムキャリー主演の前作は未見なのだけれど、基本的に内容のつながりはない様子。
この映画をひとことであらわすと、現在のCG技術による古いアメリカアニメーションの誇張表現の実写再現。トム&ジェリーやマイティーマウスとかあのあたり。驚けば目玉が1m以上飛び出し、壁にぶつかると人型にすっぽりと穴が開いてくれるあの世界。

たぶん、だけれど製作者サイドの目指しているものはとにかくこの表現の実写化「だけ」だと思われ、それ故、ここの部分を楽しめなければ、正直この映画を評価することはできないと思う。
一応は「親子の絆」というテーマも持っているのだけれど、これはいかにもとってつけた感じ。

「コメディー映画」なのだけれど上映時間中、20名の観客から笑い声が「一回も」上がらなかった(誇張でなく本当)という事実が、多くの人にとってこの映画を判断する参考になると思います。

星5つを満点として評価は

もうひとりの自分

2005年05月13日 | 日常
思い出して楽しい話でないが、連休前、近親者の不幸があり告別式へ参列した。

故人の友人3名が弔辞を読み上げたのだが、40代半ばでの早世ということもありそれぞれが途中で声をつまらせてしまう。

そのうちの一人、故人の高校時代の友人。寮生活を共にし、文学、政治、将来について毎日夢を語り合った。年を重ねるにつれ会社、家庭等、確実にお互いが生活する世界は遠のいていったけれど、故人と心のつながりにおいて途絶えることはなかったと彼はいう。

以下彼の言葉の一部、記憶にあるかたちとはなるが少し紹介したい。

自分がなにかものを考えるとき、あいつだったらどう考えるだろうか。人生でなにか考え、悩むとき。いつも俺の頭の中ではおまえ、という存在がいた。だから、今日この場を限りとして二度とおまえと会うことはできないけれど、それは表層的なことにしか過ぎないと思っている。そう、おまえの死をもってひとつ教えてもらったこと、それは「真の友人というのは結局のところ、もう一人の自分なのだ」と。俺の心のなかではもう一人の自分であるおまえはずっと生きつづけるはずだ。
おまえが本当に死んだといえる時、それは俺自身が死を迎えるときだ。その時はまた天国で二人いろいろと話をしようじゃないか…

中野系?

2005年05月12日 | 日常
ブログタイトルの「中野系」という言葉。
銀河系に対して中野系、と実にイージーに決めたつもりだったのだけれど、「中野系」という言葉は別の意味で既に使われていること、ブログ立ち上げ後に知った…

オタクの人の分類で、「秋葉系」(いわゆるコテコテのオタク)とは違い「中野系」はおしゃれなオタクなのだそうだ。少しは調べておけばよかった…

明日への扉

2005年05月11日 | CD
ふとしたきっかけで、i wishの「明日への扉」という曲が気にいってしまった。CDまで買った。年甲斐もなく、というのもあるし時期的にも「いまさら」なのだろうけど。

TVの番組のタイアップで使われていたのは知っているし、番組も何度か見たことはあるけれど、内容自体はさすがに自分の年ではちょっとね、というのが正直なところ。なので、番組に対する思い入れの延長とかそういうものではなく、純粋に楽曲が気に入った次第。

どこがよい、といえばなによりもあの声。昔はどちらかというとハスキーで低めの女性ヴォーカルが好みだったのだけれど、30も過ぎた頃からこういう甘い、いかにも若い娘の声、も悪くはないなと思うようになった。単に自分の周りにないものを求めているってことなのだろうか・・・

歌が気に入った、とはいっても音程は全体的にやや不安定だし、(J-POP全般に言えることだけど)歌詞は概ねまずい。もともとティーンエージャーあたりをターゲットにしたものだから仕方ないのかもしれないけれど。

面白いのは、歌の後半部分。前半までと打って変わって急に言葉が生きてくる。
この辺のくだりとかは結構いいな、と思う。

 抑えきれない この気持ちが 25時の空から
 光る滴として 降り注いだ 
 ~
 言葉が今 時を越えて 永遠を突き抜ける
 幾つもの季節を通り過ぎて

あの声で「抑えきれない、この気持ちが」とか歌うのを聴いていると
思わず遠い目をしてしまう。あの頃は俺も、なんて思いながら。

こういうのを年をとった証拠、というのだろうな…

あの探偵事務所

2005年05月10日 | 日常
「俺たちは天使だ」(沖雅也主演のやつ)のDVDを見ていて、探偵事務所として使われていたマンションのロケ地を探そうと思い立ちgoogle検索をかけてみたら、劇中名そのままの探偵事務所が都内に存在することを知った。

偶然の一致だろうと思って、とりあえずウェブサイトを覗くと、「自己紹介」している探偵さんの姓名が漢字に至るまで役名と一致。ただし、写真は当然というか沖雅也とはまったくの別人。最初はドラマのファンが作った仮想サイトか何かだと思ったのだけれど、どうも本当に探偵業を営んでいるみたいだ。

さすがに、サイト内でTVドラマについての言及は一切ない。なので、本当にあのドラマと同姓同名の人間が探偵事務所を開いた可能性もなくは、ない。でも、文中わざわざ「私、XXXXは…」と自身をフルネームで呼称しているところみる限り、やっぱり「憧れて名乗っている」んだろうなぁ、と思ってしまう。あくまでも憶測だけど。

この探偵さん、自分が探偵に憧れた経緯や、実社会でのいかがわしい探偵達への怒り等々、「探偵」という職業への情熱を熱く語っているのだけれど、だったら本名くらい名乗れよな、とも思ってしまう。明智小五郎とか、誰にも明らかなものでなく、20年以上昔のTVドラマ主人公の名前を選ぶあたりがある意味、余計に胡散臭さを感じてしまう。

とか言って、実はあれが本名だったりして…
誰か調べてくれないかな。

映画の感想について

2005年05月09日 | 映画
基本的にネタバレしない程度で感想を記したいとおもっていますが、必要な場合には「ネタバレ」と但し書きのうえで記述することもあります。

評価については★ひとつ1点、最大5点満点で採点。
評価の目安はだいたい以下の通り。
内容次第では、☆で中間点(0.5)をつけることもあります。

★:はっきりいってお勧めしない
★★:あまり良いとはいえない
★★★:普通。そう悪くはない
★★★★:かなり強くお勧め
★★★★★:とにかく最高。文句なし