中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

マスク2

2005年05月14日 | 映画
タダで券を手に入れた、という消極的な理由で土曜の午後2時、新宿歌舞伎町の映画館へ。
公開してから日が経っているということもあるだろうが、観客は20名程度とさびしい限り。

ジムキャリー主演の前作は未見なのだけれど、基本的に内容のつながりはない様子。
この映画をひとことであらわすと、現在のCG技術による古いアメリカアニメーションの誇張表現の実写再現。トム&ジェリーやマイティーマウスとかあのあたり。驚けば目玉が1m以上飛び出し、壁にぶつかると人型にすっぽりと穴が開いてくれるあの世界。

たぶん、だけれど製作者サイドの目指しているものはとにかくこの表現の実写化「だけ」だと思われ、それ故、ここの部分を楽しめなければ、正直この映画を評価することはできないと思う。
一応は「親子の絆」というテーマも持っているのだけれど、これはいかにもとってつけた感じ。

「コメディー映画」なのだけれど上映時間中、20名の観客から笑い声が「一回も」上がらなかった(誇張でなく本当)という事実が、多くの人にとってこの映画を判断する参考になると思います。

星5つを満点として評価は