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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

デイビット・カン説教 ステパノの証言第8回 

2017年04月01日 | 日記

 真理の文化を持つ民

 

創世記22:15-18で、神様は契約の子孫をくださる理由を語られました。

 

22:15主の使は再び天からアブラハムを呼んで、 22:16言った、「主は言われた、『わたしは自分をさして誓う。あなたがこの事をし、あなたの子、あなたのひとり子をも惜しまなかったので、 22:17わたしは大いにあなたを祝福し、大いにあなたの子孫をふやして、天の星のように、浜べの砂のようにする。あなたの子孫は敵の門を打ち取り、 22:18また地のもろもろの国民はあなたの子孫によって祝福を得るであろう。あなたがわたしの言葉に従ったからである』」。(創世記22:15-18)

 

これはどのような約束でしょうか? 神様がアブラハムに祝福の約束をされた理由はどこにありましたか? 彼の生まれが良かったからでしょうか。アブラハムの系図がとても素晴らしいものだったからでしょうか。神様が彼を選ばれた理由は、真理を悟って、神様の戒めに完全に服従する文化を持つ民族が必要だったからです。彼らは世界の灯台となるべき存在でした。彼らが生きる目的、食べること、礼拝すること、兄弟との接し方、農業や商売のやり方、それらのすべてが他の人々の模範となって、神様の真理の文化を持つ一つの民族を起こそうとされたのです。

そして最も重要な目的は、アブラハム、イサク、ヤコブの血統を通って、ユダの部族から誕生されるメシヤであるイエス・キリストが人類を救うために来られ、この方が救い主であることが証明されるために系図が必要だったのです。

そのために、ユダヤ民族が必要でした。しかし、イエス様が来られた時、このメシヤはユダヤ民族によって殺されてしまいました。   

 創世記4:47にこうあります。

4:7正しい事をしているのでしたら、顔をあげたらよいでしょう。もし正しい事をしていないのでしたら、罪が門口に待ち伏せています。それはあなたを慕い求めますが、あなたはそれを治めなければなりません」。(創世記4:7)

 

これは何のことでしょうか?試練や誘惑が来たり、罪の思いが起きたとしても、それに負けることなく罪を治めよ、勝利せよと言われています。敵の門を破るメシヤ、イエス様がそれをしてくださるのです。イエス様が来られたら、私たちは命の力を受けることができます。イエス様は堕落して弱くなった人性を持ってこの世界に来られ、罪に勝利する模範を見せてくださいました。私たちも心の中の罪を悔い改めて主に信頼すれば、罪に勝利し敵の門を破ることができるのです。そのためにメシヤが来られました。メシヤが来られて、人を罪の力から救ってくださる、その日を迎えるために、神様はイスラエルをお選びになったのです。そのことをステパノは説明しました。

ところが、ユダヤ人教会は自分たちをどのように理解していたでしょうか。自分たちを特別な民として、その祝福を分け与えようとせず、自分たちだけでまとまってしまいました。

教会を選ばれた理由を誤解し、神殿を建てた理由を誤解しました。彼らは教団主義、宗派独善主義に凝り固まった学者たちの見解を採用して、人々を欺きました。そのために人々も間違ったメシヤ観を持つようになりました。その誤解によって彼らは滅びることになるのです。教会が目的を果たしていないことをステパノは指摘したのです。