イエス様がエリコの町を通り過ぎる時、盲人たちは何と叫びましたか?
「ダビデの子よ わたしたちをあわれんで下さい」と叫びました。
そして イエス様はその叫びを聞かれました。イエス様をダビデの子と呼んだのは、あなたこそ約束の救い主だという、彼らの信仰告白でした。救い主はダビデの子孫でなければならないからです。
このようにイエス様が誕生する前から、すでに戸籍が作られていました。このような系図を持つ母親から生まれた人は、世に一人しかいません。
さて 新約聖書の最初はどんな本でしょうか? その第一章には、誰は誰の父、誰の父、と系図が続きます。なぜ新約の初めにイエス様の系図があるのでしょうか?
理由は簡単です。大工の息子として生まれ、33歳で十字架上で死んだ人を救い主として信じることは、今よりはるかに難しかったからです。誰が信じたでしょうか?
それでマタイは、イエス様の戸籍を提出しました。「皆さん!戸籍を見てください」と、戸籍謄本と照らし合わせるなら人物を特定できるからです。
何と、創世記3章15節に約束された救い主の系図と、ベツレヘムで生まれたイエス様の系図が合致したのです。イエス様を救い主と信じるのは、戸籍謄本の照合の結果です。世の中には、自らを救世主だと主張する人がいます。韓国だけでも30人余りいます。代表的な人々を皆さんもよくご存知ですね。世界には 300人を超えるそうです。
なぜ彼らは偽メシヤなのでしょうか? 聖書には彼らの系図がないからです。戸籍が合わないのです。ですから、信じる必要がありません 。聖書には救い主の系図はただ一つしかありません。それがマタイによる福音書 1章の戸籍なのです!