プラモときどき四方山話

趣味で作るバイクモデルと日常

当たって砕けろ

2012-01-30 00:03:00 | エレール1/8 BMW
 クリアー部品を加工するのは非常に神経を使います。

 少し無理かな~という程度の力が加わっただけでもパキッと割れたりピキッとヒビが入ったり、過去にも何回か失敗の悔しさを経験しているだけに、それを加工するなんて考えたくもありません。

 しかし、今回だけは何としてもやってやろうと、一かばちかの大勝負する事にしました。

 兎に角後のことは考えずに前だけを見ることにして、クリア部品のライトカバー部分のみを切り取る作戦です。

 これさえ切り取ってしまえば後はどうにでも加工のやり放題、筋彫り用の自前カッターでギギギ・・・ギギギ・・・、慎重に少しずつ、休み休み・・・っで何とか切り取り成功です。



 カバーガラスに傷が付かない様に注意した甲斐有って、無事摘出成功でした。

 肉厚が1mm以上有ったクリア部品は、研いだ刃先のお陰でヒビは皆無、大した剥離も無く、少し大きめに切り取った部分にヤスリを掛けてカバーガラスは保管庫に入ります。

 くり抜かれたカウルは薄いカッターを使ったといっても幅1mm強の削り代が有って、プラ板の帯でその分を補わなければなりません。



 内側に貼り巡らせたプラ板を、カバーガラスの形に合わせて少しだけ削ってガラスを嵌めこんでみました。

 僅かな隙間は有りますが、この境にトリムを貼ってカウルとガラスを同時に接着するので気にしない気にしない。

 ポジションランプのレンズもクリアーですが、ここの工作は大して気にしていません、それよりもクリアーのカウル部品も、これで普通のプラ部品と同じ様に気兼ねなく扱える方が精神衛生上嬉しいし少し肩の荷が降りた気がして楽になりました。


頭が痛くなってきた。

2012-01-29 01:01:00 | エレール1/8 BMW
 フェンダーやタンク、シートにカウリングなど外装部品にも手を掛けないといけません。

 一見良さそうな部品達もよく見るととんでもない構成だったりします。

 RSの一番の特徴は何と言ってもカウリングで、部品分割も一箇所を除いてほぼ実車通り、ただ一番気にしなければならない部分が一体成型になっているところで悩みは深刻です。

 分割は実車通りと言っても合いは悪く、接着部分は面ではなく線の様に細いか全く無いか・・・。



 ヘッドライトをカバーするガラスやガラスを嵌めているトリムまでも一体成型、実車通りの分割ならば是非この部分は別部品にして欲しかった。

 カウル部品を全部仮組みして・・・もうお手上げ状態です。

 どうするか・・・今夜から眠れない夜が続きそう・・・夢にまで出てくるんだろうな~。

フェンダー

2012-01-28 14:52:00 | エレール1/8 BMW
 Heller 1/8 バイクキットには今回作っているBMW以外にもいろいろ種類が有ります。

 以前作った TY125、ノートンコマンド(派生種有り)、CB900、カワサキZ1000、Z1、等々。

 作り難さやニュアンスの違い、モールドの甘さなど、作り手に委ねる要素が沢山有りますが、その多くが大変魅力的なモデルが多く、私にとってはプロターと並んで好きなメーカーの一つです。

 縮尺が大きくなると必然的に部品やモールドが精密に表現されていて当然と考えたくなるのは人情ですが、これらのキットの殆んどはそういう気遣いの無いアバウトなキットで、気になる人は自分で資料を探して、それに基づいた工作をしなさい的なキットで、あくまで素材を提供するというメーカーの立場が見えます。

 至れり尽くせりのモールドで、初心者にも簡単に素晴らしい完成品が出来上がってしまう何処かの国のメーカーとは考え方がまるで違い、作り手の創造性を尊重する姿勢に共感すら覚えるからでしょう。

 何だかんだ言っていても、何よりもどうすりゃ良いんだよっていう部分があまりにも多いので頭が休まらない・・・頭脳の活性化に役立つ・・・そこが一番気に入っているのかも知れません。

 しかし、どれだけの人がこのキットをご存知なのでしょうか・・・マイナーなキットだと思うし、今ではマイナーな車種なので、自分の記録とは言えどれだけ製作記事が参考になるやら・・・。

 前置きはこれくらいにして、小部品の修正が続いています。

 フロントセクションに入り、サスに関連した部品の工作をしています。

 フロントフェンダーの工作ですが、部品はブラケットを含み一体で成型され、フェンダーとブラケットの境界が有りません。

 ボトムケースの内側で目立たない部分にはなりますが、フェンダーとは色違いになるので区切りだけは付けておこうと削り込んで直しに掛かっています。



 工作上難が有るので、ブラケット部分を切り離さないで削り込みで修正しています。



 本来フェンダーにはボトムケースに近い部分に接触を避ける様に切り欠きが有ります。

 ブラケットはプレスの一枚物で出来ていて、フェンダーの内側を巡り両方に足を出した感じで4本のボルトで取り付けられているので、その様に見える工作をしています。

 見えにくい部分ですが、その積み重ねが大切なんです。

バッテリーケース

2012-01-25 22:23:00 | エレール1/8 BMW
 R100RSのバッテリーは、受け皿に当たる物がフレームに溶接され、バッテリーの上下対角線上にロッドを介してホルダーで押さえる仕組みになっています。



 このバッテリーをフレームに搭載すると・・・



 こんな具合になります。

 外見上バッテリーが見えるのは、この場合左下半分ぐらいで、ロッドまたはプレートが斜めに走っているのが見える程度です。

 サイドカバーが付くとターミナル部分は全く見えなくなるので、その部分は省略します。

タイヤを履かせて

2012-01-23 00:19:00 | エレール1/8 BMW
 前後輪スポーク張替えが終わり、ハブだけで仮組みした時の再確認をしています。



 このシーンって、いつもたむろしているKITAJIMA/MC の整備工場の中みたいな錯角に陥りそう。

 この確認はプロペラシャフトが通っているスイングアームにタイヤが触れていないか・・・1mm以上の隙間が確保されているかどうかです。

 実車でも人差し指がどうにか入る程度の隙間しか無いので、いい加減な設計の模型だとくっ付くか離れすぎるかが心配でした。

 結果・・・1mm強の隙間が出来ました・・・素晴らしいです。

 模型とは言え念願のリヤ・ディスク化が出来たので思いっきり気分が良いです。