やさしい家で やさしい暮らし

めざすは一生暮らせる木のおうち。建て主と建築業者を結び、安心を与えるのが私の仕事なのです。

プチリフォーム

2004-10-15 16:24:24 | マイホーム
リフォーム、流行っていますね。

家電製品が増えた昨今、「コンセントを増やしたーい」という人も多いでしょう。
簡単に増やす方法として、コンセントの近くに増やすという手があります。
また、隣の部屋のコンセントがある壁なら
裏返しの位置に増やすことも簡単です。
でも、必ず電気工事やさんに頼んでね。

住宅ローン (2)

2004-10-14 12:10:31 | マイホーム
Tさんの住宅ローンとの戦いは、どのようなローンを組んだのかを
理解することから始まった。
容易なことではなかった。
通帳からの引き落としは、住宅ローンだけではなかったことも
理解に時間がかかってしまった。

まず、100万円を借りた「Dローン」は20年返済で、
利息を合計すると200万円以上を返済しなければならない。
信販会社のものも金利が高い。
年金からの借り入れも、住宅金融公庫からの借り入れも
「ゆとり返済」を使っており、さらにボーナス併用35年ローンときたもんだ。
80歳まで続くローンに唖然とした。
すぐに「売りに出す」ことを考え、不動産屋さんに相談する。
が・・・・・
中古マンションとなってしまった物件の市場価格は低く
ローンの残額との差額は1000万円近いものだった。
これでは、抵当権抹消ができない。
今すぐ売り出すことは、あきらめるしかなかった。

その頃である。
Tさんは自分のマンションの「権利証」がないことに気がついた。
登記簿謄本はTさん名義になっている。
どうしたら良いものかを相談しようと思っていた。が、忘れてしまっていた。
そこに、「諸経費の分割払いが終わりました」との連絡があり
「権利証」が送られてきた。
そういうしくみなのである。なぁるほど。

Tさんは、そのマンションをどうすることもできなかった。
そして「ゆとり返済」の期間が終わった。
返済金額は毎月2万円程度上がったが、なんとか支払い続けた。
しかし、ボーナス返済に無理があった。
住宅金融公庫の返済はストップしたままである。
銀行と何度話しても「返済してください」としか結果がでない。
どうやって返済できるのかメドがつかない。
「任意売却」しても、残るローンをどうやって払っていくのか
銀行では考えてくれない。

Tさんに残された道は「弁護士」に相談することだけになってしまったのだろうか?

マイホーム購入に住宅ローンはつきものである。
しかし、よーーーーーく考えてほしい。
お子さんが小さければ、これから学費もかかる。
40代を過ぎれば「退職金返済」を考える人もいるが
本当に大丈夫なのか?
車の買い替えは?海外旅行は???
せめて、諸経費及び引越し費用はローンを組まないこと。
ローンの内容は、夫婦で家族でしっかり確認すること。営業マンまかせではいけない!
「毎月いくらだから、家賃と変わりない」というところにだけ目がいくのは危険!
長く続く住宅ローンです。
一戸建てでも修繕費用はかかります。

みなさんのマイホーム購入が「幸せの始まり」でありますよう。。。

住宅ローン

2004-10-13 13:18:52 | マイホーム
Tさんがマンションを購入したのは、もう6年前である。
当時45歳、地元の小さな会社に勤務していた。子供はいない。
貯金はわずかだし、車が好きなTさんは迷っていた。
「全額ローンできますよ」という営業マンの言葉に
マイホームが欲しいと願う奥さんの夢をかなえてあげようか。と決心した。
本当に全額ローンだった。
住宅金融公庫、年金だけでは足りない。
しかし、銀行は融資してくれない。
100万円は、マンション会社が行っている「Dローン」を使い、
残る数百万円は、金利が高い信販会社のローンを使った。
この4つのローンの返済金額は、あわせて家賃と同じくらいだった。
ほとんどお金のことは奥さんにまかせていたTさん。
「家賃と同じ」というところだけを確認して、印鑑を押した。

無事にマンションが完成し引越しを済ませたTさん、
悲劇が始まっているのを理解するには、まだまだ時間があった。
「諸経費」といって、登記にかかる費用や、保証金も
マンション会社から借り入れていた。
当然のことながら、管理費と修繕積みたて金がかかる。
さらに、クレジットを組んだカーテンや家具などなど・・・
あまりにも無計画だったTさんのサイフは、あっという間に火の車だった。
毎月の返済と管理費云々で、家賃の倍近くかかった。
ボーナス払いもしていたため、毎月の補填までまわらない。
住宅減税はあるが、不動産にかかる税金もある。
奥さんは、自分の判断だけではどうしようもなかった。
それでもTさんは、まだ真剣ではなかった。
そして奥さんは「カードローン」に手を出してしまった。

それから一年後、顔を合わせれば「お金」の話になってしまうことから
ケンカが絶えなくなり・・・・
「離婚」という最悪の結果をむかえてしまった。

・・・つづく

祖母の命日

2004-10-11 13:34:40 | プライベート
昨日のことだけど、祖母の命日。
途中、老人ホームに暮らす叔母を誘って
実家に行って来た。
叔母は「行きたいけれど、ひとりではいけそうにない」とあきらめていたみたい。
突然の姪からの電話を喜んでくれた。
父に電話で「おばちゃんと向かっているからね」と連絡。
その言葉に父の声のテンションがあがったのがわかる。
あー、ときには親孝行(親戚孝行?)もいいもんだね。

叔母は地方の医院の住み込み看護婦として
長い間勤めてきた。
独身で、もちろん子供はいない。
今年の初めから老人ホームで、一人暮し。お金もある。
でも、叔母を見ていると、お金だけでは寂しすぎる。と、感じる。
毎日、毎日、何を考え誰と話して暮らしているのだろう。
医療と食事の心配のない老人ホームとはいえ、
「姥捨て山」のイメージがついてまわる。