やさしい家で やさしい暮らし

めざすは一生暮らせる木のおうち。建て主と建築業者を結び、安心を与えるのが私の仕事なのです。

アンペア変更

2004-10-20 11:49:22 | マイホーム
去年、リフォームした物件のこと。
築30年ではあるが、一度リフォームしており
「うちは、電力も50アンペアだから」と自信満々の施主。
でもねぇ、子ブレーカーが3つしかなかったのよ。
リフォームの時は、電気工事やさんに、うまく3つに振り分けて
ブレーカー増設はしなかったんだけど
半年くらいして、「ブレーカーが落ちる」と電話があった。
工事のときに電気工事やさんから「落ちるかもしれない」と、きちんと説明してもらっていたので
施主のショックは少なかったけれど。

家電製品が増え、エアコンや電子レンジのように、
容量をたくさん使うものも多くなってきている。
2、30年前の住宅なら、20アンペア、30アンペアも、めずらしいことではなかった。
アンペア変更を希望する人も多いことだろう。
その時に注意したいことは、小さいブレーカーも増やすこと。
バランスよく振り分けないと、親ブレーカーが落ちなくとも子ブレーカーが落ちることがある。
エアコンだったら、エアコン用コンセントひとつで、ひとつのブレーカーを使うのが原則。

また、電線にも太さがあり、一般住宅は1.6mmと2.0mmを使うことがほとんどである。
1.6mmと2.0mmでは、2.0mmのほうが電気の流れる量が多くなる。
エアコンは2.0mmを使うが、一般のコンセントは1.6mmで十分。
過去に「全部2.0mmにしてくれ」という施主が家電屋さんの物件があったけれど
これって、意味ないと思う。

ちょっとの電気工事でも、信用のできる工事やさんに頼まないとね。
どうやって見分けるかがむじかしいけど。。。