作業着姿で仕事をする異色の行政書士さんもいるのですね

2015年02月03日 | 日記
FPジャーナル2月号に、グレーの作業着を着た異色の行政書士さんが紹介されていました。

栃木県佐野市に事務所を構える中村光男さんは、ファイナンシャルプランナー(AFP認定者)でもあります。

グレーの作業服を着ているのは、事務所周辺に農家が多く、中村さんの仕事内容が後継者不足による農地の売却、転用の許可申請、またそれに伴う相続の手続き等が多いからです。

スムーズに処理できる案件は数えるほどしかないそうです。

農地を購入するにはかなり広い耕作面積が必要となるが、最近はの農業生産を縮小する人も多く、買い手がつかないということです。

転用するにしても農地の場合、いろいろときまりがあり、1~2年はかかるのです。

農地の利用価値を見いだせず、相続人同士で土地を押し付け合うケースもめずらしくはなく、相続の難しさもあるとのこと。

生まれ育った地元で仕事をしている中村さんは、地元の人の依頼になんとか応えたい、地域の人の役に立ちたいという思いで、この仕事をしています。

やさしい農家の父ちゃん然とした中村さんですが、その人生の出だしではけっこう苦労をされています。

10代後半から20代は「不採用」と「不合格」の連続だったとか。

就職の採用試験はことごとく落ち、23歳から始めた行政書士試験も落ちまくり、32歳でようやく受かったときは10回目のチャレンジだったそうです。

10回チャレンジするその精神力の強さに感服します。

一発合格?そんなもん屁のカッパですね。一発で合格して一瞬にして散り行く人が多いなか、しつこく受験してしつこく仕事を続ける粘り強さには頭がさがります。

中村さんは現在、地域の高齢者支援・高齢化対策にも積極的に取り組んでいます。

公民館に出向き、相続の手続きや遺言書の作成、エンディングノートの役割などの講演を行っているそうです。

ところで、行政書士っていったい何をする人なのでしょうか。

資格学校のサイトには、役所に届け出をする義務のある書類を企業や個人に代わって作成・提出するとあります。

分野は問わないので10,000種類以上の法律書類を独占業務として手掛けることができるそうです。(社会保険関係以外は、ですね!!)

なので、専門分野をしぼってやるということです。しぼらないとできないか…

社会保険労務士とはせめぎあっているところもありますが、両方の資格を持っている人も少なからずいるみたいですので、協力しあっていきたいですね!!
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