中学生の職場体験はもっと長期でやったほうがいいと思う

2015年05月16日 | 日記
キャリア教育というのでしょうか?ここ数日、お店などで実習中(職場体験中)と思われる中学生の姿をよくみかけます。

娘の通う保育園にも数名来ており、「おねえちゃん」として慕われています。平日の客がまばらな閑散とした店舗での実習と違い、保育園での実習はやりがいがあるのではないでしょうか。

保育士や幼稚園教諭は昔から女の子の憧れの仕事…と思っていましたが、もはやそうではなくなってきたみたいです。7年ほど前の教育雑誌に、「子どもが選ぶなりたい職業ランキング」がありました。保育士・幼稚園教諭は女子のランキング2位でしたが、割合としては7.5%で少ないです。1位は食べ物やさんとなっていました。看護師、ペット関係、医師、ピアノなどの先生、歌手・タレント、美容師と続きます。

現在のを見てみますと、女子の1位はパティシエでした。保育士は幼稚園教諭・学校教諭(小学~大学)といっしょくたにされており、3位で8%ほどでした。少ないながら野球選手やサッカー選手がランクインされており、時代を感じさせます。

保育士が憧れの職業でなくなってしまったのは残念なことです。養成校は定員割れ、保育園は新卒採用もできず…という状態です。元々保育士の離職率は高いのですが、今では就職率が低いなかで離職率が高いままという、経営側にとっても雇用される側にとっても、利用する側にとっても最悪の状態です。

思ったような職場ではなかった…どんな職種にもあることですが、単なるミスマッチと片付けるわけにはいきません。

資格を保有し経験のある人が仕事をしていない一方で、資格がなくても一定期間の訓練で「保育ママ」として同じような報酬が得られるというのはどうも釈然としません。

待機児童問題が急を要する重要な課題であることは間違いないですが、待機児童さえいなくなればそれでよし、この問題をいかに解決できるかで自治体の力量が問われる…なんてことになっていないでしょうか。

介護職の問題も同じです。

保育園での職場体験はきっと楽しいものだと思います。「楽しい」だけが仕事じゃないのは当然ですが、楽しくなければ続きません。嫌なことをするから仕事なんだ、給料がもらえるんだという考えもあると思いますが、それだって同じことです。嫌なこと、ツライことの根底には楽しさがあるはずです。

他の職種もそうですが、せっかくの職場体験です。数日のみではお客様です。もっと長期にわたって体験するのがいいと思います。半日や数時間でもいいのです。1回ぐらい日曜・祭日の経験をしたっていいと思います。

平日のショッピングセンターで手持無沙汰の中学生をみて思いました…
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