ルパンのテレスペも一応録って見たけど、まずはGレコ。「行け！ コアファイター」となっているけど作中のその件は「早く合体しなさいよっ、何やってんのっ？！」という状況で、それを姉がうんざり気味に手伝い、さらに解説属性マンが終始貼り付いて（そこそこ不死身）ガイドしまくる、という歴代主人公の中でもかなり脱力系で微笑ましくもある意識的な意味での初陣となっている。その前の段での連戦は適性が高い上に素人でもないから一瞬アムロ系のコースに乗り掛けるけど速攻で姉によって『修正』されてパイロットとして有り様を変えられている。もうこの時点で『姉から卒業するまでの話』であり『ゲームとしての戦争に上手く参加できないが、結果として戦争にスポイルされることから逃れられる話』であることが暗示されているようでもあった。テレビ版はGレコ自体がひたすら起承転結の起承を繰り返しながら転するという独特な流れだったこともあって、劇場版はわかり難かった点が整理されてより諸々が明確化していた。ただやっぱりどんだけ模擬戦的な小競り合いを繰り返すねんっ！ ベルリ流され過ぎっ！ 設定多いわっ！ と思わんでもない。それでも結構切羽詰まっても基本明るく、ワイワイガヤガヤとしながら素敵なキャラデザと作画、作り込まれた世界観で展開する物語は贅沢。全５部、楽しみたい。