千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

インド旅行 「タージ・マハル」編

2012-01-24 | インド旅行


もし体調が悪くなっても、ここだけはどうしても行きたいと思っていた所です。

ジャイプル観光の翌日は休養日にしてあったので、ゆっくりホテルで過ごしたり、
ショッピングモールでぶらぶらしていました。

孫たちが少し疲れ気味だったのと、お嫁ちゃんと孫は去年タージ・マハルへ行ったので
今回は止めにして、アパートでゆっくりすることになりました。

私たちは1日休んで元気を取り戻し、夫婦と息子で、又朝早い出発です。

タージ・マハルのある「アグラ」へは、デリーから車で約5時間ほどかかります。



デリー  ジャイプル  アグラ(タージ・マハルがある都市)は、
“ゴールデントライアングル”と云われる観光ルートで、一番人気だそうです。

たまたま、息子がデリーに近いグルガオンに住んでいたため、
私たちはこの3ヶ所を観光することが出来ました。



雑然とした風景も見慣れてきて、愉しみながらお昼近くに「アグラ」へ到着です。
















美しかったです!



「タージ・マハル」はムガル帝国第5代皇帝シャ・ージャハーンが
愛妻ムムターズ・マハルのために建てたお墓です。
18年間で14人もの子供を産んで・・・でも育ったのは4人の男子だけとか


日本語の出来るインド人の女性が今回のガイドさんです。
少したどたどしい日本語でしたが、一生懸命説明してくれます。

14人目の出産時に亡くなった妻のための霊廟を、1631年から22年間かけて、完成させたそうです。
美しい妃が亡くなったのは36歳の若さと云うから王さまの嘆きはいかばかりでしょう!

全くの左右対照!  すごい建築技術ですよね!

インド イスラム建築の最高傑作と云われるのも、頷けます。






毎日2万人の人々が建設作業をして、22年間!!
本当にすごい!  素晴らしい建物でした!



サイドも正面と同じように出来ています。


白い大理石が輝いて、壁面にはアラベスク模様、透かし彫り、立体的な彫り物など、上品な美しさでした。

大理石はジャイプールから運ばれ、象嵌に使われた石 メノウ 水晶 ラピスラズリなどは、
世界各地から集められたそうです。




アーチの黒い模様は、塗料で書いてあるのかと思ったら、
アラビア文字を黒い大理石で埋め込んで作ってあるそうです!




靴の上からビニール袋をかぶせて、中へ入ります。
これなら、白い建物も汚れませんね。

タージ・マハルの内部中心に愛妻ムムターズの棺、
その横に皇帝シャージャハーンの棺が寄り添うように置かれてありました。
本物は地下深くに眠っているそうです。


インド人も一度は訪れたい憧れの場所「タージ・マハル」
1983年に世界遺産に登録
莫大な費用がかかったでしょうが、それが現在「観光」として成り立ち、
インドの収入源にもなっているのでしょう



「アーグラ城」   かなり頑丈な城塞でした。



皇帝シャー・ジャハーンは、その後、4人の息子達の後継者争いで、
第3王子に、この「アーグラ城」の塔に幽閉されてしまい、
川下のタージマハールを眺める運命となったそうで、何か哀れを誘いますね!


車の長旅もあまり気にならない1日でしたが、10時過ぎにアパート近くへ到着、
遅い夕食を軽く食べ、ホテルへ戻っても少し興奮気味で、寝付かれない夜でした。

素晴らしい「タージ・マハル」を見ることが出来て、とっても満足でした!!