今回も又、感動の美術館めぐりでした。
三岸節子の絵は、よく婦人雑誌に載っていて、見てはいたのですが、その絵はあるがままの花ではなく、花らしくない色の塊のような印象の絵でした。
美術館へ行って実際に花の絵を目の当たりにすると、それは迫力をもって、私の感性に迫ってくるものがありました。
天性のカラリストと書いてありましたが、豊かな色、強い色に心が揺さぶられるようでした。
やはり「炎の人」と言われるだけあります。
買ってきた画集からスキャンしてみました。
画集の中の言葉より
「花の絵を描くのはとっても時間がかかるんです。しょっちゅう、そばに花を生けて楽しんでいて、それがいつの間にか頭の中で命をもってキャンバスに出てくるのです・・・・」(85歳談)と言う言葉が印象的でした。
花が大好きだったそうでたくさんの花の作品がありましたが、花の種類の名前ではなく、題はすべて「花」でした。
一宮市で織物工場を経営していた大地主の娘に生まれながら、倒産により、困難な人生を歩んだようです。
“阿修羅のような人生”とありますが、吉武輝子著「炎の画家 三岸節子」も読んでみたくなりました。
記念館は三岸節子の生家跡に建てられていて、織物工場をイメージして、屋根が鋸型になっています。
小さな美術館でしたが、のこぎり型の屋根から柔らかい光が注いであたたかい雰囲気でした。
ヴェネチアをイメージした水路(水が好きでヴェネチアの絵も多いようです)。
20歳の時春陽会に入選した自画像
亡くなる1年前、93歳の作品 100号の大作「さいたさいたさくらがさいた」(1998年)
うねっているような烈しいさくらでした。
この日は2ヶ所の美術館めぐり・・・もう一つは岐阜県立美術館
県民の森の中、ちょうど季節柄、目にまぶしいほどの新緑に囲まれて近代的な建物の美術館がありました。
「地中海」マイヨール
ここでは主に「ルドンと西洋の絵画」でした。
ルノアールの「泉」が一番人気だそうで、この絵だけ見に来る人もいるそうです。
他にあまり好きな絵がなかったので、私も何度も戻って、この「泉」をゆっくり鑑賞してきました。
日本画で目を引いたのが加藤東一の「木魂―薄墨桜」
花より根を重視した作品で、根の部分の描き方は圧巻でした。
この美術館は庭園が広くて、とても気持よく散策が出来ました。
人工の川が作ってありましたが、長良川をイメージしたものだそうです。
昨年の4月から始まった美術館めぐりもちょうど1年になり、毎月1回お会いする方たちとも顔なじみとなり、お話が弾むようになってきました。
これからもどんな美術館へ行くのか、とても楽しみです。
三岸節子の絵は、よく婦人雑誌に載っていて、見てはいたのですが、その絵はあるがままの花ではなく、花らしくない色の塊のような印象の絵でした。
美術館へ行って実際に花の絵を目の当たりにすると、それは迫力をもって、私の感性に迫ってくるものがありました。
天性のカラリストと書いてありましたが、豊かな色、強い色に心が揺さぶられるようでした。
やはり「炎の人」と言われるだけあります。
買ってきた画集からスキャンしてみました。
画集の中の言葉より
「花の絵を描くのはとっても時間がかかるんです。しょっちゅう、そばに花を生けて楽しんでいて、それがいつの間にか頭の中で命をもってキャンバスに出てくるのです・・・・」(85歳談)と言う言葉が印象的でした。
花が大好きだったそうでたくさんの花の作品がありましたが、花の種類の名前ではなく、題はすべて「花」でした。
一宮市で織物工場を経営していた大地主の娘に生まれながら、倒産により、困難な人生を歩んだようです。
“阿修羅のような人生”とありますが、吉武輝子著「炎の画家 三岸節子」も読んでみたくなりました。
記念館は三岸節子の生家跡に建てられていて、織物工場をイメージして、屋根が鋸型になっています。
小さな美術館でしたが、のこぎり型の屋根から柔らかい光が注いであたたかい雰囲気でした。
ヴェネチアをイメージした水路(水が好きでヴェネチアの絵も多いようです)。
20歳の時春陽会に入選した自画像
亡くなる1年前、93歳の作品 100号の大作「さいたさいたさくらがさいた」(1998年)
うねっているような烈しいさくらでした。
この日は2ヶ所の美術館めぐり・・・もう一つは岐阜県立美術館
県民の森の中、ちょうど季節柄、目にまぶしいほどの新緑に囲まれて近代的な建物の美術館がありました。
「地中海」マイヨール
ここでは主に「ルドンと西洋の絵画」でした。
ルノアールの「泉」が一番人気だそうで、この絵だけ見に来る人もいるそうです。
他にあまり好きな絵がなかったので、私も何度も戻って、この「泉」をゆっくり鑑賞してきました。
日本画で目を引いたのが加藤東一の「木魂―薄墨桜」
花より根を重視した作品で、根の部分の描き方は圧巻でした。
この美術館は庭園が広くて、とても気持よく散策が出来ました。
人工の川が作ってありましたが、長良川をイメージしたものだそうです。
昨年の4月から始まった美術館めぐりもちょうど1年になり、毎月1回お会いする方たちとも顔なじみとなり、お話が弾むようになってきました。
これからもどんな美術館へ行くのか、とても楽しみです。