儒教の5つの徳目、仁義礼智信。
このうち、「礼」ってのは、あまり今まで私には刺さってこなかった。
儀礼、礼儀、、そりゃ大事なのは分かるけどさ。
しかし。
50歳になったからであろうか、「礼」の、形式の、カタチの持つ効能というものを、再認識している。
きっかけは、603年、飛鳥時代に、聖徳太子が制定した「冠位十二階」。「礼」のステイタスが、案外、高い。こちら
智より高いのは言うまでもなく、義や信よりも高い。
それくらい「礼」は重視された。
中身も、形から。
四の五の言わず、まずはカタチから。
カタチを整えないと、中身も整わない。
カタチを整えることで、中身も磨かれる。
- 顔施をすること。
- 柔和な笑みを湛えること。
- ときには顔面筋を全部使った「満面の笑み」を与えること。
- 人を見るときは、眼を大きくあけること。
- 眼差しの強さは、関心の強さに比例すると知ること。
- 人にしっかり聞こえるように、大きくはっきり話すこと。
- 人の話を聞くときは、寄りかかったり、腕を組んだり、足を組んだりしないこと。
- できれば身を乗り出すようにして聴くこと。
- お世話になったらお礼をすること。
- 返事は「ハイ」と大きくハッキリ言うこと。
- ご馳走になったら礼状を書くこと。
これ以上はまだ言語化できていないけど、なんだか、「礼」の重要性を強く認識しようとしている自分がいます。
私の成長の経過報告として、記しておきます。