上知と下愚は移り難し。
要するに、2:6:2の法則だ。
論語。
原文は「上知と下愚は移らず」なんだ。
ランニング中に聴いているAudible『弟子』で出てきて、ひらめいた。
要するに、2:6:2の法則だ。
私は1:8:1の法則の方が実感に近い。
どんな組織でも、上1割は「言わなくてもできる」優れもの。
真ん中8割は「言われればやる」普通の人。研修対象。
下1割は「言ってもやらない」ダメな層。移りがたし。
上1割と下1割は、言っても変わらない。
これが孔子の言う「上知と下愚は移りがたし」ってこと。
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多くのコンプライアンス研修は、下1割にスポットライトを当てる。
ほとんど意味ない。
下愚ばかりにスポットライトを当てても、、、
下愚は下愚。ダメなやつはダメ。
上知にスポットライトを当てるといい。
感動がある。心が動かされる。共感を生む。文化になる。
「お客さんから褒められた事例」を取り上げると、カルチャーが作られる。
そんなことをたしかJALの方も、法律雑誌A2Zで書いていた。
下愚の事例ばっかりを取り上げるコンプライアンス研修をやり続けていいのか?
と問題提起させていただきます。