王覇の別って言葉がある。
王道と覇道の区別。
徳の道が、王道。
力の道が、覇道。
為政者は、力ではなく、徳を用いなさい、王道を歩みなさい、って儒教では教える。
その王道を想起させるのが、以下の孟子の:
「天下の広居に居り、天下の正位に立ち、天下の大道を行い、志を得れば民と之に由り、志を得ざれば独り其の道を行う。富貴も淫する能わず、貧賤も移す能わず、威武も屈する能わず。此れをこれ大丈夫と謂う」
だろう。
こういうのを暗唱するほど読み込む、ってのが、道徳教育に良いと思う。
昔の武士がこういうのを素読したのには、それなりの意味があると思う。
____________
これと関連しますが、我々が
論語とか古典から何を学ぶべきか?
を一言で考えてみた。
これは別稿で。
ちなみに松陰は孟子推し。