怒りは二次感情。
一次感情の、悲しい、不安、苦しい、後悔、困惑、恐怖、、などを、処理しそびれて、怒りになっちゃう。
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アドラー心理学では、すべての行動や感情に「目的」があると考える。原因のみならず。
例えば、鬱になるにはその「原因」があるとしても、鬱であり続けるのは、なにか特定の別の「目的」があるから。鬱病であり続けることで、注目してもらいたい、甘えたい、被害者の地位に安住したい、などの「目的」。
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怒りもそう。怒りには目的がある。原因があるからではなくて。
怒る人は、原因があるから怒るのではない。目的があるから怒る。
怒ることで、
(1) 部下にマウントを取ろうとしている
(2) 有無を言わせぬ態度を示すことで、権威勾配を正そうとしている
(3) その場を支配しようとしている
などの目的を達成しようとしている。
一次感情は別にあるのに、これらの、多くの場合は自己都合の(たまに全体最適=利他の)、ある「目的」のために怒っている。
要するに、怒りという感情を利用して、その場を支配しようとしている。
これが怒りの正体。
原因があるから怒るのではない。
目的があるから怒る。
こう考えると、みなさんのアンガーマネジメントに、きっとお役に立つと思います。