川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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水六訓/水五訓

2024年07月13日 | 古典・漢籍
笹川良一は、「水六訓」を愛していた。

品川近くの笹川良一系施設にも、これが記載されている。お台場の船の記念館にもあるのかな。


水六訓

一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。
一、常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。
一、如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね備えるは水なり。
一、自ら清く他の汚を洗い清濁併せ容るの量あるは水なり。
一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い、何等報いを求めざるは水なり。
一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霰と化しても その性を失わざるは水なり。


____________

紛らわしいですが、「水五訓」ってのもありまして、これは黒田「如水」官兵衛作。

一.自ら活動して他を動かしむるは水なり
二.常に己の進路を求めて止まざるは水なり
三.障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
四.自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
五.洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり雪と変じ霰(あられ)と化し凝しては玲瓏たる鏡となりえるも、其の性を失はざるは水なり


要するに、六訓の青字部分が五訓に追加されたんですね。

それ以外は五訓の方が私には読みやすい。

いずれかを暗唱しよう。

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