執行草舟さんが言うことで一番良くわからないのが、「負のエネルギー」。
現代社会を覆う「正のエネルギー」の反対。
彼の本に出会って8か月くらい、ようやく少し分かってきた。
要するに楽したい、生きたい、偉くなりたい、の反対。
世俗(ヨコ)の反対の精神(タテ)に近い。
執行草舟さんが大好きな、荘子の、
生を殺す者は生き
生を生かす者は生きず
の、「生を殺す」方向だろう。
一粒の麦の、
もし地に堕ちて死なずば、ただ一つにてあらん
もし死なば、多くの実を結ばん
の、「死ぬ」方向だろう。
ラクして長生きしよう、生きたい、稼ぎたい、儲けたい、という方向の、逆。
羽深成樹さんとか小林秀雄の言葉では、「やせ我慢」する方向。
これ以上は言語化できませんが、一つの気づきとして、備忘のため。