川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

反家庭連合被害対策弁護団の請求の着手金は?

2023年06月02日 | 法律・海外法務
統一教会被害対策弁護団が、家庭連合に対する第三次の集団交渉をした。
これまでの請求額の合計が、26億円。
申立人は99人だと。

申立人がざっくり100人として、一人平均の請求額は約2600万円。
これを基準として、普通に、弁護士一般の報酬基準を使うと、着手金は一人あたり139万円になります。

ざっくり100人として、着手金総額1億3900万円になります。被害対策弁護団の収入は。
____________

でも、こういう多額の弁護士費用はもらっていないはず。

だって、半分は、「10年以上前の事案」だという。つまり、時効で消滅するから請求が認められないような事案。

10年以上前に献金して、10年間、何も文句を言わなかったのに、10年経った今になって「返せ」という請求…

このような「裁判で勝てるわけがない案件」を受任するのに、通常の弁護士費用(着手金)をもらったら、それこそ悪徳弁護士の誹りを免れない。

これらの請求を「回収できます」って言って依頼者に説明して、着手金をもらっていたのなら、それは詐欺に近い。

つまり、「回収可能性がとても低い」ことは、事前に依頼者に説明した上で、受任した。だから、安めの着手金にして、成功報酬でたくさんもらう契約をしたのだろう。

____________

または「完全成功報酬」にしたのかもしれない。 

我々の業界では、「完全成功報酬」で依頼を受けることは、ほとんど、タブー。着手金を払えない(払おうとしない)人の要望を、裁判所という国のインフラを使って解決することに、大きな躊躇がある。

自分の要求が正当であることの担保として、しっかり着手金を支払ってもらう。それが弁護士のマナーでもある。

日本に4万人超の弁護士がいて、完全成功報酬で訴訟を受任する弁護士は、ほぼ皆無のはずである。

過払い事案とか、書式にあてはめるだけで、勝訴することが確実な事案では、完全成功報酬で受任する弁護士がいるらしい。まあ「勝つことが確実」なら、完全成功報酬も一理あるのか。

でも、「負けることがほぼ確実」なのに、完全成功報酬で受任する、、、 そこには弁護士側の強い意図、歪んだ思惑、つまり党派性を感じる。

完全成功報酬で事件を受任するってことは、当分の間、タダ働きするってこと。そんなことしません。そんなリスクは取りません。そんなことしたら食っていけません。

だから、99%の弁護士は完全成功報酬で訴訟を受任したことがないはず。

____________

被害対策弁護団の方が、どういう着手金をもらったかは知らない。ただ、仮に「完全成功報酬」なら、それはそれで、悪どいな、という気はする。

この「到底認められないような請求(特に半分の、10年以上前の献金)で、完全成功報酬で受任する、、

法律的にはどうせほとんど認められない。ではなぜ受任したのか? 完全成功報酬という例外的な手段まで使って?

世間的に、家庭連合が加害者だ、悪いやつだ、というレッテルを貼るため。
つまり、「被害額」を水増しするため。

そのために、「まあ申し立ててください、どうせ回収は難しいですけど、着手金は払わなくていいですから」とこの弁護団が申立人候補者を探してきて、懇願して受任した。そんな可能性もある。

要するに、法的な請求としては認められないことを分かりつつ、<我々弁護団の「反家庭連合闘争」に力を貸してくださいよ、お金は要りませんから>という、党派性・政治目的の強い受任をしたことが推認される。

こう考えると、対策弁護団の先生方は、
着手金をもらっても悪どいし、
着手金をもらわなくても、それはそれで悪どい、
と思う。

____________

 ※ 本当は第三者的な立場にあるべき私がこういうことを書きたくないのですが、誰も書かないので、「知ってしまった者の責任」として、書き記しておきます。
 「いろんな意見が存在すること」が民主政の維持存続のために不可欠ですからね、、、

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴木エイト氏が安倍元首相暗殺犯を正当化している

2023年06月02日 | 社会・時事など
鈴木エイト氏の最新刊『自民党の…汚染2 ○○からの伝言』150頁で、安倍元首相暗殺犯を:

「山上容疑者は他に手段がなく、身を賭して行動したという視点も持つべきでしょう」

と正当化・英雄化している。

なんですかね、「他に手段がなく」ってのは。

目的はなんですかね、家庭連合への恨みを晴らすこと? その目的達成のために、元首相暗殺以外に「他に手段がなかった」?

ちゃんちゃらおかしい、ですね。 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「自分が分かること」 ⇔ 「相手方が求めること」

2023年06月02日 | リーダーシップ・コミュニケーション
安達裕哉さんの本とかウェブ記事とかTwitterを見て、よく言われること。

仕事のできない人は、

「自分が分かること」をしゃべっており、
「相手方が求めていること」をしゃべっていない。

____________

ホントその通り。
コミュニケーションのミスは多くはこの辺に起因する。

なんで仕事のできない人が「相手方が求めること」をしゃべらずに、「自分が分かること」しかしゃべらないか。

それは「それについては分かりません/まだ調べてません/確認してから回答します」と言う勇気がないからではないか。

なぜ勇気がないか。

その問題について、しっかり調べた、という自信がないからでは。
自分なりに、その問題について、十分に調べた。
調べた上で分からないなら、堂々と「分かりません/まだそこは調べてません」と言える。

中途半端な仕事/調べ方をしているから、自信を持って「分かりません」と言えないのでは。

私が、弁護士を18年やってきて、いろんな交渉の準備をしてきて、いちばん大事なのは「十分に、これ以上ないと言えるほど、準備をすること」。それだけ準備をすると、自信をもって会議に臨める。

別の例では、私は、年間550冊も読書したり、10紙くらいの雑誌を定期購読している。だから「オレ以上にインプットしている奴はいない、だからオレが知らないということは恥ずかしいことではない」と思える。

そのため、何か私が知らない話題が出ても、「それ何ですか?」と堂々と言える。潔く、「それは知りません」といえる。

この潔さと勇気は、インプットの量(自信)から来る。「知ったかぶり」をしなくなる。自信は努力から。

そんな私からすると、準備が不十分で、自信がないから、潔く「分かりません」と言えないのではないか、と思う。だから、「自分の分かること」だけを滔々としゃべってしまうのではないか。

何事も、準備が、すべて。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ウーマン・トーキング』観ました

2023年06月02日 | 映画
本日公開の映画『ウーマン・トーキング』、早速、観てきました。

私の専門の#インテグリティに関連すると思って。

深かった。

究極の選択の中で、彼女たちが取った結論。これがベストだったのか。

たった10数年前の、実話を元にした、ってことが驚き。

こういう生活をしている方々が、今も世界にいらっしゃるんですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「空白の30年」は本当に空白

2023年06月02日 | 社会・時事など
また家庭連合ネタで恐縮です。

鈴木エイトさんその他多くのメディアが、「安倍元首相暗殺により、自民党と統一教会のズブズブの<空白の30年>が明らかになった」と言っている。

いや、正しい。

その「空白の30年」が、実際に、「空白」だったという意味で。

■ 宗教団体が、政治に影響を及ぼそうとする。
 自己の見解を、政治プロセスで、実現しようとする。
 こんなのは、世界中の、どこの宗教も、やっていること。
 何も悪くない。

■ 「ズブズブ」とか言われて1年近く、その「ズブズブ」により日本がどう悪化したか、の論証がない。
 ズブズブではなかった場合と比べて、どう変化したのか、の指摘が全くない。

 「ズブズブ」ってのは、要するにエイトさんが嫌いな「家庭連合と自民党が近かった」ってことを言っているだけの話。
 去年7月に、自民党の福田達夫さんが「正直言います、何が問題か僕よくわかんないです」って言って炎上したけど、この発言の正当性はまだ吟味されてない。

 
福田達夫自民党総務会長「何が問題かよく分からない」 - 川塵録

福田達夫自民党総務会長「何が問題かよく分からない」 - 川塵録

福田達夫自民党総務会長は、安倍さん暗殺後、3週間経って、自民党と統一教会(家庭連合)の関係について正直言います、何が問題か僕よく分かんないですって発言をした(0...

goo blog

 

 (自民党が家庭連合から支援を受けていて)何が問題なの?
 家庭連合が反社/反日? それで自民党を通じて何か反社的/反日的政策が実現されたのかな?
 
 エイトさんの本では、家庭連合の支援により北村経夫さんが参議院に当選した云々とか書いてますが、(失礼ながら)北村さんが日本にどんな悪影響を及ぼしたのでしょうか?

■ 最近の家庭連合
 過去30年の全ては遡りませんが、少なくとも、この14年(2009年のコンプライアンス宣言以降)、家庭連合が何か悪いことしたのかな?
 組織として悪いことをしたのかな?
 過去13年で、民事刑事含めて、ほとんど裁判起きてない(霊感弁連さんも提訴していない)ですよね?

 昨年は「宗教2世」がかまびすしく論じられましたが、小川さゆりさんの被害も大したことなかったし、今年になってほとんど誰も宗教2世問題を論じなくなりましたね? 
 今の家庭連合2世信者が、どんな被害に遭っているんでしょうか?

ーーーーーー

って考えると、エイトさんらはしきりに「空白の30年が暗殺により明るみに出た! 山上でかした!」的な論調を張ろうとするけど、実際にその30年は「空白」つまり何もなかったのでは?

反自民党の人々が、「家庭連合が悪い」ということを無批判に受け入れ、「悪い家庭連合と結びついていた自民党も悪い」と、暗殺犯の論調に悪ノリ/タダノリしているだけでは? 内田樹さんとか、郷原信郎先生とか。

山上便乗、山上「特需」(←加藤文宏さん)ではしゃいでいるだけでは?

ま、実はここに、自民党内の派閥構造もあるようですけどね。清和会(安倍派)の影響力を低めたい宏池会(岸田首相)と平成研究会(茂木幹事長)という。つまり、自民党内の権力争いの具に、家庭連合ネタが使われていると、、

エイトさんや霊感弁連さんとかメディアは「自民党と家庭連合の関係を追及せよ」って言っているけど、何も追及できておらず、しかも、何もないくせに、国際人権規約に反するヘイトクライムを続けているだけでは?

国際人権B規約(日本も批准)20条2項で「差別や敵意をもたらす宗教的憎悪の主張」(宗教的ヘイトスピーチ)は禁じられています。

「空白の30年」は、実際に、空白。
「何が問題か僕よく分かんない」(福田達夫)でよかったのでは?

って問題提起をさせていただきます。

福田達夫さん発言からそろそろ1年が経とうとしています。
自民党と家庭連合/勝共連合が近くて、何が問題なのか。

シンプルに、スパッと、「⚪︎⚪︎が問題です。なぜなら、△△だから」ってお答えできる方が、果たして日本にいらっしゃるのでしょうか?

皆さんが、自分のアタマで、こういう問題をお考えになることが、民主政の発達(民度の向上)につながるのだと思っています。上から目線に聞こえたらすみません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スタバのモバイルオーダーも「マグ』で。

2023年06月02日 | 業務効率化・ライフハック
コーヒーは、マグで飲もう。テイクアウトの紙コップではなく。その方が美味いから。

ビールを紙コップで飲むより、ジョッキで飲む方が、100倍、美味いですよね?

スタバのモバイルオーダーでも、自分の名前の前後いずれかに「マグ」って付けると、何も他に指定しなくても、店員さんは、マグで美味しいコーヒーを淹れてくれます‼️
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

委任状の写しを渡さないのは悪徳弁護士では

2023年06月02日 | 法律・海外法務
委任状の写しを依頼者に渡さない弁護士がいる!?
そんな弁護士は「悪徳弁護士」では。

弁護士が、依頼者から何かの依頼を受けて、委任状を書いてもらったとする。委任契約を結んだとする。

その委任状なり、委任契約は、原本を弁護士が持つとして、その写し(コピー)は、絶対に、必ず、その依頼者に渡します。

私は弁護士18年、100を遥かに超える依頼を受けてきたと思いますが、1件たりとも、「委任状/委任契約の写しを依頼者に渡さない」なんてことはしたことはない。

そんな弁護士がいると思ったこともない。

ワタシ的には、「委任状の写しを依頼者に渡さない」だけで、もう「悪徳弁護士」のレッテルを貼っていいのでは、とさえ思っています。

「委任状の写しを依頼者に渡さないことで、依頼者とトラブルになったら、それだけで懲戒請求されるに値する」と思うくらいの倫理観を持っています。

弁護士の倫理を定めた『弁護士職務基本規程』に、明示的に、「委任状の写しは依頼者に渡せ」って書いてほしい、と思っています。

しかし。

委任状の写しを依頼者に渡さなかった弁護士がいらっしゃるようです。

5月18日に、全国統一教会被害対策弁護団(以下、対策弁護団)が、記者会見をして、家庭連合に対する献金返還交渉の、1人の申立人Aさん(一人暮らしの高齢女性)の解任通知を家庭連合が書かせた、と主張していた事案。

その事案で、同月20日に家庭連合が発表したところによると、この対策弁護団の弁護士先生は、委任状の写しを、このAさん(家庭連合信者)に渡していない。

~~~以下家庭連合サイト こちら 引用~~~
Aさんは、ある日、包括支援センター職員と弁護士4人がやってきて、良く理解できないまま何枚もの書類にサインさせられたこと、「面白いからやってみたら?」、「お金が戻ってくる」等を言われて、よく分からないままサインさせられたこと、また、サインした書類の何の写しも貰ってないことを話されました。
~~~引用終わり~~~

え。

対策弁護団の先生が、このAさんに、委任状を書いてもらったのに、その写しをAさんに渡していない、ってことですね。。

そうだとしたら、悪徳弁護士の誹りは免れない。この弁護士先生は。

しかも、このAさん、「独り暮らしの高齢女性」で、包括支援センターのお世話になっている。だから、より、意思確認のために、「委任状の写しを渡しておく」必要性は高かった。

それでも、委任状の写しを渡さなかった!?

この事実は、重い。

対策弁護団や、霊感弁連(←両者の実態はさほど変わらない)の、信頼性が疑われる。底が知れる。

霊感弁連さんは、家庭連合に対する被害を「捏造」してきた疑いが持たれている。発足時の1987年には被害者「1人」だったし、拉致監禁を教唆して強制棄教させたりしてきたようだし。

 関連記事 こちら

その霊感弁連さんの諸々の疑いを、さらに強化するようなイチ事実として、紹介しておきます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テロリストへのメッセージは You will fail 以外にない

2023年06月02日 | 人間心理・心理学
岸田首相襲撃や、猟銃殺人。

その動機はあまり報じられていないが、昨年の安倍さん暗殺の報道の影響はあっただろうなぁ。

ーーーーーー

暴力でなんとかなる、テロで世間の耳目を浴びる。

そんな期待をテロリスト予備軍に与えてはいけない。

ーーーーーー

2005年のアルカイダによるロンドン同時爆破テロ(56人死亡、700人負傷)では、ロンドン市長ケン・リビングストンが、その日に、

 お前たちが何をしようと、何人殺そうと、お前たちの企みは失敗する(You will fail)

って声明を出した。

これが、テロに対する、社会の心理的強靭性(レジリエンス)なんですよね。

テロに屈しない。
テロで世の中は1ミリも動かない。

そう伝えないといけない。

「山上特需」がまだ報道されていますから、日本では、あと数年、テロ的な凶行、暴行、殺人事件は後を絶たないでしょう。

過去記事 ↓
分断に陥ることはテロリストの思うツボ - 川塵録

分断に陥ることはテロリストの思うツボ - 川塵録

「テロに対する社会の心理的強靭性(レジリエンス)」という題で、『テロリズムとは何か』の著者小林良樹さん(執筆時・明治大学公共政策大学院特任教授)が、とてもいい例...

goo blog

 

ーーーーーー

潜伏9分、首相に接近許す 襲撃事件巡り警察庁が報告書:日本経済新聞



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本田宗一郎のリーダーシップ

2023年06月02日 | リーダーシップ・コミュニケーション
本田宗一郎は、幹部は叱っても、社員の前ではいつもニコニコしていた。

毎日会う人よりも、たまに会う人に対しての方が、我々はニコニコしがち。

これはなぜだろう。

毎日一緒にいる人には、サービス精神を発揮する必要を感じないから、ということだろうか。

ーーーーーー

Rejoice always. 常に喜んでいなさい。

と聖書にあるように、いつも微笑みを絶やさずにいたい。

心中に喜神を含め、とも言われますし、、

Give thanks in all circumstances いつも感謝していなさい。

と聖書も言うし、、

「成長とは感謝すること」だとすれば (↓ 過去記事)、
成長とは、感謝すること - 川塵録

成長とは、感謝すること - 川塵録

成長とは、自責すること。そんなコラムを書いた。こちら同時に、成長とは、感謝すること。そう思う。先日、岩井さんの、ヒューマン・ギルドのアドラー心理学講義で、一緒に...

goo blog

 
 聖書は、「早く成長しろよ」「早く大人になれよ」ってことを説いているのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする