サッカー女子ワールドカップ。
第二戦も無失点で勝利した。
スペインがザンビアに勝利すればトーナメントに進出出来る。
しかし、大切なのは次のスペイン戦に勝つこと。
そうすれば次の戦いが有利になる。
四年前よりもチームは安定している。
この安定感がスペインと対戦してどうだろうか。
落ち着いてボールを回せれば勝つ可能性はある。
ハードワークが出来るチームだから。
家は築43年になる。
当時の夏、八畳六畳の続き間にエアコンは無かった。
縁側の南側は網戸、部屋は葦簾障子に囲われていた。
北側の玄関は開け放たれていた。
風が通るので涼しかった。
畳の部屋にエアコンを入れたのは15年ほど前。
独り住まいだった義理の母が病気になった。
『家に来てもらおう』
義理の弟の決断を待つことなくエアコンを入れた。
結局、義理の母は病気療養の出来る施設に入所した。
エアコンは一見無駄になった。
仏間としても利用する部屋は、お盆の時だけエアコンが活躍した。
しかし、その後孫の誕生で前後２ヶ月弱娘が利用した。
七年前、妻が大病を患い六畳間を病室にした。
二階の寝室まで上がる気力もなかったから。
エアコンは大活躍することになった。
孫の誕生時は加湿·除湿が出来る空気清浄機も導入した。
勿論可動式ベッドも付いている。
一旦快癒した妻が、三年前再発してこの部屋を自分の部屋にして以来、妻の部屋となった。
暑さも四十年前とは違う。
世の中も世情不安で、玄関は施錠したまま。
病室では葦簾障子も使えない。
この四十年余りで世の中は様変わりしてしまった。
先週、またしてもルール違反のゴミ出し。
切り枝は小さく縛ってまとめるかゴミ袋に入れて捨てることに。
ところが、葉っぱも枝もそのまま捨ててある。
これは前回出した人と同じだと分かる。
何故なら枝の種類が同じだからだ。
ユーカリの若枝。
この辺ではあまり見かけない木だ。
前回は二週間置いたが、今回は一週間で片付けることにした。
一番大きな袋にほぼ一杯になった。
ついでに周辺の掃除もした。
30分も掛からなかったが真夏日。
シャツはたちまちびしょ濡れだ。
長袖は水につけたよう。
眼鏡のレンズにも汗が何滴か降り掛かる。
囲碁クラブの先輩が今日も通り掛かった。
『何時も大変だなぁ』と声掛けてくれる。
毎日散歩に出掛けるのだ。
少しだけ会話を交わした。
草刈りが大変だから芝をめくってと奥さんに言われたそうだ。
全部めくり、土を落としてゴミとして捨てたら全て持っていってくれた。
そう言った。
ちゃんと処理すれば回収してくれる。
芝の代わりにコンクリートを打つという。
暑くなるが仕方ないという。
街から緑が少なくなる。
田圃は住宅になるし、新しい家は木を植えない。
手入れは大変だが元気なうちは手を掛けるつもり。
私はそう宣言した。
