北カリフォルニアのお父さん

家族5人 - 北カリフォルニアに暮らす。

リフォーム・プロジェクト 2022年 (2)

2023年03月21日 | 一般
さて、前回の続き。


キッチン、ガレージ、ファミリールームのリフォームの写真です。


まずキッチンから始めます。






当初、キッチンでは大それたリフォームは考えていませんでした。




20数年前の古いデザインですが、特に手を加える必要は感じませんでした。しかし、10年
ほど前に取り替えた電気コンロが怪しくなり、機器の買い替えを決定。




電気コンロと電子レンジを取り替えました。色はシルバー。このままでも良かったのです
が、キャビネット、テーブル、椅子の色を塗り替えることにしました。当初の予定には
なかった大掛かりなプロジェクトとなりました。




キャビネットは大工さんによる特注のようで扉のサイズはまちまちでした。取り外し前に
番号をふり、




作業開始。




ネジやドアノブも他と混ざらないように扉ごとにきれいに分けました。




この後、一枚一枚、サンダーをかけてからステインを塗ります。




ローラーを使い、何度も上塗りをしました。




乾かします。




その間に扉以外の部分のペイント。まずビニールシートや紙のロールでカバーします。




写真で見ると何てことないのですが、ムラが出ないよう気をつけながら何度も上塗りを
しました。




ここでもマスキングは難しく、失敗しながら学んでいきました。




取りあえず完了。乾くのを待ちます。




先にペイントを施した扉は、ぼちぼち乾きはじめ、ステインが触れない箇所から取り付け
ていきます。




ローラーは色々種類がありました。わざと目の粗いもの選びザラつき感を出してみました。




扉を付け終えました。ほぼ想像通りです。この時点で冷蔵庫は新しいものに取り替えられ
ていましたが、食洗機はまだです。さて、次はテーブルとベンチ椅子、そして Stokke。
その前にステインを保護する油性のコーティングを全ての部分に施しました。手間がかか
ります。




再びステイン。まずテーブルから。




ずい分イメージが変わります。カントリー調のデザインですが、悪くはありません。上塗り
を繰り返していきます。




息子達への注意書きですが、実は私自身、腰や肘、あちこちに乾いていないステインが
ついてしまいました。衣服は作業用で問題はなかったのですが、触れたためにステインの
塗り直しになったところは辛かったです。




作業はベンチ椅子に進みます。




こちらもガラリとイメージチェンジ。




根気よく上塗りを続けます。この頃に家内が帰国しました。




次は Stokke と取り替える2脚の椅子。こちら濃い茶色のペンキのスプレーで間に合わせ
ようとしたところ失敗でした。色があまりにも安っぽくなり、結局ステインで再ペイント
となりました。乾くまで48時間は変わりません。




ステインで完成。テーブル、ベンチ椅子と共に、油性コーティングでフィニッシュです。




Bathroom とキッチンのペイントリフォーム・プロジェクトの本部はガレージでした。
ペンキ関連が終わり、この後一旦全て片付けました。




息子達が10数年お世話になった Stokke はファミリールームに移動。「姿勢に良い」が
当時の購入した理由でした。彼ら3人の現在の姿勢を見ますと、効果はあったような気は
します。




テーブルの表面を守るため、テーブルのサイズに合わせたガラスのテーブルトップを
オーダーしました。コーティングが乾き、少し経ってから届きました。




全て終わりました!




前回の更新の通り、家内はキッチンを塗り替えるのであれば色は白が良かったそうです。
確かにアメリカのキッチンカラーの今のトレンドは白ではあります。追い討ちをかける
こんなコメントがありました。「このテーブルの色、真ん中にメニュー立てたらお蕎麦
屋さんだよねー。」と家内。おおっ!確かにっ。考えてもみませんでした。私としまして
は、ダイニングルームと色調を合わせて良かったと今でも考えています。が、いろいろな
見方があるものです。



キッチンのリフォームプロジェクト完了です!



次はガレージのリフォームに移ります。






アメリカのどこの家屋にでもありそうな我が家のガレージ。洗濯機と乾燥機があり、車は
2台収容出来ますが、半分はずっと物置、トレーニング・ジム、サーフボード置き場として
使ってきました。




手を加える前の姿です。何ら不足はありませんでしたが、少し窮屈であり、物が多過ぎる
とは感じていました。思いきってリフォームに踏み切りました。まず真ん中にあるエクサ
サイズバイクは殆ど使用しなくなっていたため、手放すことにしました。そして、後ろに
ある、サーフボードを上に積み重ねた大きな木箱と、奥の棚は取り除くことにしました。




このバイクのお陰でずい分カロリーを消費しました。お世話になりました。




さあ、開始。奥の壁の棚は既に取り外しています。




白にペイントします。




Bathroom でも活躍しました。届かないところはこれで。




まだ上塗りが必要ですが、取りあえず。




次に木箱です。大きい方は処分。左の小さい箱は残します。




木箱を取り除き




サーフボードラックが届きました。




息子達と私のボードを収納。出し入れが楽になりました。




ウェットスーツは息子達のもの、私のもの、折れないように管理してはしていましたが、
数も増え、何とかしようと考えていました。




こちらも専用ラックで解決。




小さな木箱3個は、やはり白にペイントして




小物の整理箱として使います。




安い庭用のホース・ホルダーを買ってきました。黒だったのですが、白にペイントすると




サーフボードのリーシュ掛けとなりました。




小物も整理していきます。




むき出しのパイプは白にペイントし、壁も上塗りをしました。




長男と次男の自転車。次男の自転車は Freshman (1年生) の時に大学で使用していました
が、現在は自分の車もあり、我が家で管理しています。後ろはボイラーとガスヒーターです。




2019年の夏、家族で日本に帰国した際に立ち寄った山口県の海水浴場。そこで撮った写真
の1枚が気に入りポスターにしました。ずっとこのガレージのトレッドミルの正面に貼っ
ていましたが、リフォームに伴い貼る場所を移動。これは絶対に捨てられません。




ウェイトトレーニングのベンチの前には鏡を取り付けました。




スッキリしました。




スペースをとって機能的にもなり、ガレージのリフォームはほぼ完了です。




次はファミリールームの写真へと移ります。






つい2年くらい前まで我が家のファミリールームはこんな感じでした。




長男が就職し、1週間の半分以上を自宅から仕事をするようになり事情が変わりました。
長男がぼやき、プライバシーがほしいとのこと。私自身も勤務中のプライバシーは尊重
すべきであると考え、まず小さなパーティションを作りました。




十分ではないことが分かり、Amazon で背の低いアクリルのパーティションをオーダー
して追加。しかし、これでもダメ。




本格的なパーティションを作ることにしました。デザインを決めて作業開始です。




使用する板をカットした後、コーティングして乾かします。




アクリル板が届きました。角をそのままにしておくと危ないので丸くカットします。形、
サイズは考えていた通りでしたが、重さが予定外でした。準備中の木枠ではアクリル板
の重みに耐えられないことが分かりました。




よく通いました。




全く同じサイズの板を用意し、接着剤で貼り合わせます。その後、更にネジで固定。




いよいよ組み立て。




キャスターは Amazon で調達しました。




出来上がりました! が、終わりではありませんでした。長男の机が高くなりました。




パーティションの背も高くする「つっかえ板」の製作に取り掛かります。




週末の1日を丸々使って完成。




「つっかえ板」の下にはアクリル板と同じ 1/4 インチの厚みのツメがあり、木枠の溝に
収まります。




また「つっかえ板」の上には 1/4 インチの溝があり、アクリル板がすっぽり収まります。




重いアクリル板の上げ下げは、「つっかえ板」の溝、ツメがダメージを受けることなく
アクリル板を支えて木枠に収まるようにガラス吸盤を使います。




長男の机が普通の高さ。




机が高くなります。




「つっかえ板」で対応。




長男のぼやき解決。完了です。




ばんざーい!



さて、ガレージの仕上げはと言いますと、ペイントの上塗りや小物の整理をコツコツと
続け、こちらもついに終わりました。最後は厚かましくはありますが、自分にご褒美。






届きました。




ネットでオーダーした「NORCAL (北カリフォルニア) 」私のオリジナル・ネオンサイン
です。




お父さんの秘密基地、完成です!




さて、これは、昨年購入した折りたたみの作業台です。電気ノコギリ、サンダー、グライ
ンダーを使った今回の下駄箱、すのこ、長男のパーティションの作製では大活躍でした。
「ん?」と気がつきました。




ウェイトトレーニングのベンチを椅子にすると、ちょうど良い高さのテーブルになりま
した。「Bar NorCal」です。全てのリフォーム完了。NorCal の地ビールで乾杯!



以上です。かなりの数の写真となりました。



最後まで見ていただいた方、お疲れ様でした。



これまで仕事以外では、子供達を中心に日々の生活が動いていました。一昨年の
Back Yard のリフォームの投稿でも述べていますが、家も人間同様、少しずつ年
老いていきます。ようやく息子達の手も離れ、家のあちこち手を付けられるよう
になり、屋根のやり替え、家の外回りのペンキ塗り替え、Back Yard そして今回
の複数のリフォームに至りました。この先もいろいろ出てくると思います。ずっと
私達家族5人を守ってきてくれた古い我が家、しっかりとお世話していきます。



もう3月も後半です。2022年のハイライトの残りは、私自身のものを残すのみと
なりました。今月中に仕上げる予定です。





リフォーム・プロジェクト 2022年

2023年03月19日 | 一般
更新です。

タイトルのように、今回は私自身のハイライトの前に、ずっと続いていた我が
家のリフォームについて。

本ブログで Front Yard リフォームについて書き綴ったのが1年半前。その後
はと言いますと、少し間をおいて Back Yard (中庭)、Bathroom (洗面所)、キッ
チン、ガレージ、ファミリールームに手を加えました。昨年の2022年から今年
の1月にかけてです。 ブログで記録に残しておかなくてはと思いつつ今回に
至り、まとめてカバーいたします。長くなりますのでご了承を。

Back Yard

Front Yard は、土を掘り出したり元に戻したりで苦労してリフォームしました
が、実は Front Yard から出た土の多くは Back Yard の片隅に山積みにして放置
してありました。そこは半年もすると雑草の生えた小山となり、何とかしなく
てはとずっと考えてはいたものの、月日だけが過ぎていきました。また Back
Yard 自体は Front Yard がそうだったように芝生が半分、残りの半分は雑草が
生い茂り情けない状態に。そこに「オラオラオラ」と我が物顔でモグラが加わ
ります。

そして時期は訪れました。三男のサッカーはまだ続いていましたが、少しずつ
手がかからなくなり、Go です。まず雨のシーズンが終わる直前、土がまだ柔ら
かい時期を選び Front Yard でも活躍した耕運機の出動。深めに土を掘り起こし、
雑草の根を徹底的に切り刻みました。そして、放置してあった土の山を崩して
均等に広げ、表面を平らにならして完了。土の移動は短い距離ではありました
が、Front Yard で大活躍した一輪車を使っても重労働でした。

次にモグラ対策です。モグラが穴を掘って荒らすのは、主に芝生を囲むコンク
リートやレンガに沿った縁でした。昔、使用していた芝生のスプリンクラーが
埋まっているところが掘り易く、スプリンクラーに沿ってトンネルを網の目の
ように広げていたようです。その対策として、土の中に金網を埋め込むことに
しました。但し、Back Yard 全体となりますとかなりの労力とコストを要する
ため、よく荒らされる縁だけに金網を埋めることにしました。作業開始です。
1センチの隙間でもモグラは容赦なく出てきますので、かなり時間をかけて
丁寧に金網を敷き詰めていきました。その後は土で埋め、芝の種と肥料を散布
し完了。1週間を要しました。プロに頼めば、綺麗な芝と金網のロールを持ち
込み、新しいスプリンクラーを取り付け、恐らく1日で済む作業だったと思い
ますが、コストを抑えたく、このようなリフォームとなりました。

作業が終わってからは、毎日夕方にホースで均等に水まきです。少しずつ芝の
芽が出始め、2ヶ月ほどかかって芝がほぼ戻りました。モグラはと言いますと
金網の無い芝の中央には出没しましたが、オーガニックのモグラ避けの土を
散布して対応しました。さて、芝生のやり替えと一緒に行った作業がありまし
た。息子達がお世話になったサッカーゴールです。少し低いコンクリートの面
にあるバスケットボールのゴールと共に取り除くことにしました。10年以上前
に購入し、息子達3人が120%使い込んだサッカーゴール。思い出が多過ぎて
抵抗はありましたが、もう殆ど使うこともなくなり、息子達に了解をもらい、
バスケットボールのゴールと共に解体しました。

気になっていた箇所がまだありました。本ブログの写真で過去何度か登場して
いる2種類の花、カラー、そしてあまりスポットライトを浴びることのなかっ
たアイリスです。ほっておいても毎年綺麗な花をつけますので、周りの雑草を
取り除く程度で 殆ど放置の状態でした。カラーは毎年元気過ぎるくらいですが、
アイリスは年々見窄らしくなっていき、思い切って二つ共、株を分けて配列し
直すことにしました。作業はそれほど大変なものではなく、週末に半日ほど
かけて完了。カラーは先月から花が咲き始め、アイリスは分けた株もしっかり
根付き、花が咲くのは来月あたりでしょうか。楽しみです。

もう一つあります。

昨年の夏、家族用に庭で使用する Crocs 5足を購入しました。Back Yard は
ファミリールームから出入りしますので、引き戸の前に並べましたが、部屋が
南向きでもろに強い日が当り、また雨ざらしでもあるため、直ぐに色があせて
劣化することは容易に想像が出来ました。今年に入ってから手を打ちました。
下駄箱です。家にあった古角材やらベニヤ板等、廃材を利用して作ることにし
ました。まずデザインを決定。開始した作業はやはり週末が中心となります。
角材とベニヤ板のカット、ペンキで下地、上塗り。ペイントの基本作業です。
そして揃ったパーツのサイズを再チェックし、必要に応じて再カット。ペンキ
がはみ出した箇所の再塗装。サイズの最終調整。組み立て。計画通りに進みま
したが、廃材を使用したため所々歪みが出てしまいました。まあ、良しとし
ます。完成です!

Back Yard 終わりました。

Bathroom

バスタブ + シャワーとトイレがある洗面所です。我が家は築60年以上の古い家。
Bathroom の壁は、日本の多くのお風呂場のような全面タイル張りではなく、
シャワーを含めたバスタブ周りは防水のアクリル合板を使っていますが、他は
Drywall (乾式壁) です。つまり表面はペンキです。この Bathroom、天井にある
換気扇が壊れて久しく、窓を開けて換気をしていましたが、どうしても湿気が
こもり、壁も天井もペンキはボロボロ。いつかは何とかしようと思いながら10
年が経ちました。ようやく重い腰を上げて Go です。

家内が夏に日本に帰国し、3週間滞在したことについては前回の更新で触れま
した。家族のメンバーが一人減り、使用頻度が低くなるこのチャンスを逃す手
はありません。家内の出発前から作業の準備に取り掛かりました。ペンキの色
を選び、下地と表面のペンキだけではなく、刷毛、ローラー等の備品のコスト
を調べて予算組み、古いペンキ剥しと下地、表面のペンキ塗りの手順を含む全
工程にかかるであろう時間を出して準備は整いました。家内の出発と同時にス
タートです。

一番ダメージの大きかった天井のペンキ剥しはずっと上を向いての作業でした。
電動サンダーを使いましたが、腕、首、肩に力が入り、こたえました。しかし
次の壁の作業が控えています。休んでいる暇はなく週末全てを使って作業に
専念。完了。直ちに電動サンダーに手作業を加えて壁の古ペンキ剥がしに移り
ました。上を向く必要はありませんでしたが、やはり重労働です。そしてよう
やくペンキの下地塗り。平日の夕方よりコツコツ作業を続け、下地が一旦乾い
た後、更に上塗り。まだ先は見えません。上塗りが乾くといよいよ選んだ色で
本塗りに移りました。これも勿論二度塗りです。ペイントの一番の難所は壁と
天井の境目でした。マスキングテープをすれば大丈夫と思いきや、乾いてから
テープを剥がす際にテープが強すぎてペンキがくっつき剥がれてしまった箇所
がいくつかありました。ガーン。直ぐに立ち直り、細い刷毛を使って修正作業。
ようやく新しい Bathroom が姿を現しました。良さそうです。そのまま細部の
作業を続け、完了したのは次の週末でした。

ペンキ塗りは一段落。ですが、まだ壊れた換気扇の取り替えが残っていました。
換気扇を替えないと、また湿気がこもってペンキが痛みます。この部分は昔から
我が家のあちこちの修理をお願いしてきた業者さんに任せました。数日後、音
の静かな日本製の換気扇を選んで取り寄せ、業者さんによって無事に設置完了。
残念ながら、これで終わりではなく、壊れた換気扇と取り替えた新しい換気扇
は形状が異なったため、換気扇の横に穴が露出した状態となりました。業者
さんから補修用のセメントを分けてもらい、自分で穴を塞ぎ仕上げのペイント。
最後は錆びた照明と古い鏡を新しいものに取り替え、やっと全工程完了です。
ペンキがボロボロだった Bathroom は見違えるようになりました。長年の計画
が叶いました。

キッチン

Bathroom のペイントは完了しましたが、家内の日本滞在はこの時点でもう半分
経過。急がねば。次はキッチンです。主だったパーツの入れ替えが当初の計画
でした。まず料理に欠かせないコンロ。我が家のキッチンは移り住んだ時から
ガスではなく電気コンロでした。アメリカではガスと電気コンロが共存し、統計
によりますと、一般の家庭では、7割弱が電気、3割強がガスコンロだそうです。
さて我が家の電気コンロ、10年ほど前に一度取り替えていますが、ここ2年ほど
火力と言いますか熱量が少しずつ弱くなり、家内の料理にも影響が出始めていま
した。他の電化製品はと言いますと、電気コンロの真上にある電子レンジは問題
無し。食洗機は数年前に壊れました。冷蔵庫は OKですがモーターの音は年々
大きくなってきていました。思案した結果、先のことも考慮に入れ全てを買い
替えることにしました。(大きな出費です。)

それまで白で統一されていたコンロ、冷蔵庫等パーツ機器の色は、思い切って
シルバーにすることにしました。そうなるとキャビネットやテーブルの色は
合うだろうか?疑問が湧いてきました。まずオーブン付きの電気コンロと電子
レンジが一足早く配達され、取り付けは1時間もかかりませんでした。さて、
問題の配色です。ウーン・・・。そのままでも悪くはありませんが、決断しま
した。食器キャビネットの色を変えます。いくつかあった候補色の中から木目
を活かす濃い茶色のオイルステインを選びました。濃い茶色を選んだもう一つ
の理由は、隣接したダイニングルームと色調を合わせるためでした。綺麗に
なりそうですが難点が一つ。ペンキとは異なり、ステインは木に浸透させる
ため、乾かす時間が長くなることでした。また、ステインの上に塗るコーティ
ングは油性と水性の選択肢があったのですが調べたところ、乾く時間は長い
が、相性は油性が良いとのこと。決定です。ただ上からベッタリ塗ればいいと
いったものではなく、Bathroom 同様、細かく手順を決めなくてはなりません
でした。工程とかかる時間を一つ一つ書き出し、準備を整えました。計画が
大きく変わりましたが時間も迫っています。Goです。

作業開始。まずキャビネットの扉を全て取り払い、電動サンダーで表面を綺麗
に仕上げました。そして一枚一枚、ステインでペイントです。天気も良く外で
日に当てましたが、特に乾きが早くなることはありませんでした。オイルステ
インは乾くまでに 48 時間。実際はもう少しかかりました。一回塗っただけ
では十分ではなく、こちらも二度塗りです。時間がかかります。乾くのを待つ
間に扉以外の部分のペイントに移ります。電動サンダーをかける前に大きなビ
ニールシートでキッチンの全てをカバー。サンダーがけを急ぎました。終わる
と直ちにペイント開始。ペンキ塗りは刷毛ではなく、ムラが残りにくいローラ
ーを選びましたが、勢い良く塗るとステインが周りに飛び散ることも分かりま
した。ムラが出ないように何度も上塗り。所詮は素人。ここでもマスキングテ
ープの問題が発生しました。が、めげずに根気良く修正作業。時間は限られて
います。キャビネット側面と枠が乾く前に、既に乾いていた扉の取り付けを
開始しました。ここに来てようやく塗り替え後の全体のイメージが浮かび上が
ってきました。思った通り悪くはありません。取り付け作業の後、全てが乾く
と次はコーティング。これも油性でしたが、丸1日で乾きました。

さて、次の大物はこの家に引っ越してきた時からある、前のオーナーが残して
くれたカントリー調のテーブルとベンチ椅子です。キャビネットの元の色と
同じです。塗り替えます。作業の繰り返しとなりました。電動サンダーで表面
を綺麗にしてからベースペイント。そして上塗り数回。扇風機で乾燥を早めま
すがやはり 48 時間。完成。そして椅子2脚。息子達3人が小さかった頃に
無理して Stokke 3脚を買い揃えました。息子達の体が大きくなっても、その
うちの2脚はずっとキッチンテーブル、ベンチとセットで大事に使ってきまし
たが、キッチンのリフォームに際し色が問題となりました。ペイントするには
勿体なく、将来、息子達の子供が使えそうであり、そのままの状態で保管して
おくことにしました。2脚の椅子を新たに購入し、同じ作業の繰り返しです。
こちらも 48時間。完成。残念ながら時間切れ。テーブルも椅子も乾ききって
いませんでしたが、家内が帰国しました。幸い、主だった作業は完了しており、
ほぼ計画通りではあります。キッチンや Bathroom を見た家内がぶったまげた
のは言うまでもありません。但し、キッチンについては、家内がポツリ。「色
は白が良かった。」私「・・・」

秘密基地 – ガレージ

アメリカ在住の方はご存知かと思いますが、アメリカはマメなお父さんが多く、
一戸建てに住んでいらっしゃる場合、日曜大工や車いじりの工具を綺麗に整理・
整頓し、ガレージを作業場としてピカピカにしていらっしゃる方をよく見かけ
ます。私は日曜大工も車いじりも出来ませんが、ピカピカのガレージは何とな
く憧れではありました。この20年近く、家庭と仕事が最プライオリティであり、
我が家のガレージに手を加えるといったことは考えつきませんでした。が、
Front Yard、Bathroom、キッチンを終えました。勢いが残っているこの機会を
逃すと、この先いつリフォームが出来るか分かりません。Go です。

手をつける前の我が家のガレージはと言いますと、車庫兼、物置兼、サーフボ
ード置き場兼、トレーニング・ジムでした。取りあえず機能的ではあるものの、
ざっと見渡すと必要のない物があまりにも多いことに気がつきました。その
多くを思い切って処分することにしました。その中の頑丈な木箱。10年以上
前に日本から家具や小物をいろいろ取り寄せたことがあり、その際に使われた
木のパレットです。大人一人が中に入れるような大きい箱が1個、小さい箱が
3個。それぞれ収納用の箱としてガレージの中で使っていましたが、中身を
整理し、スペースをとる一番大きな木箱は処分することにしました。

そしてサーフボードです。息子達と自分のサーフボードは、段ボール箱を潰し
てサーフボードの間に挟み、前述の大きな木箱の上に重ねて管理していました。
出し入れは大変で見栄えも良くありません。以前から考えていたサーフボード
ラックを購入しました。これにより、出し入れが簡単になっただけではなく、
見た目もかなりスッキリ。また、ラックを入れる前に、壁にずっと備え付け
てあった古い戸棚を取り払い、露出した薄汚れた壁は白でペイント。いい感じ
になりました。次に小さなパレット木箱3個。こちらも白にペイントし、その
まま収納箱として利用です。また、ずっと積み重ねて管理していたウェットス
ーツは、鉄パイプのラックを購入しハンガーで吊り下げました。工具やサーフ
ィン関係の小物は、木箱や収納ボックスに整理し直し、トレッドミルとウェイト
トレーニング用ベンチはスペースを有効に活用出来る位置に移動。徹底的に手
を加えました。週末を何回もつぶしコツコツ作業を継続。そして、完了前に
新たなプロジェクトが発生しました。

ファミリールーム

リフォームの内容に進む前に、まず「ファミリールーム」について述べておき
ます。日本では「家族だけでくつろぐ空間、第二のリビングルーム」とされて
います。まさにその通りだと思います。我が家のファミリールームは、私達の
前のオーナーが建て増した棟であり、移り住んだ当初「テレビの部屋」として
のみ使用していました。そして長男の誕生。お座り、はいはいが出来るように
なると、彼専用の遊ぶスペースとなり、その後、次男、三男が誕生してからは、
彼ら3人が遊び、勉強し、家族でテレビとビデオを観る団欒の場となりました。
現在は、息子達と机を並べ、私が仕事をする部屋にもなっています。

さて、長男が週2日 Remote で仕事をすることは、彼のハイライトの中で述べ
ています。夏の間、我が家はフルハウス。常に自分の周りに弟2人がいる長男
がぼやきました。「プライバシーが欲しい。」確かにテレビ会議や締切が近づ
いたグラフィックの作成中に、誰かが近くでウロウロしていては集中出来ない
かもしれません。(私はヘッドフォンで周りの音を遮断さえすれば OK です。
テレビ会議は必要に応じて家の中を移動します。)そのような訳で、ガレージ
の仕上げは少しだけ先に延ばし、長男の仕事場プライバシーをプロジェクトに
加えました。

ファミリールームにある4つの机は、奥から長男、次男、三男、私となります。
まずフォーム・ボードに木目シートを貼って自作のパーティション。小さ過ぎ
ました。次に Amazon で背の低いアクリルのパーティションを購入して4つの
机の間に取り付けました。隣同士はかなりの部分が隠れるようになりましたが、
長男はまだ「プライバシーない。」ウーン。彼からすれば、横以外はワイドオ
ープン。ぼやきも納得かもです。ネットで市販のオフィス用パーティションを
探してみましたが、どれもキャンバス地を使った安っぽいものばかりでした。
残されたオプションはやはり「自作」です。直ぐにデザインと使用する素材を
決めました。行動開始。アクリル板をネットでオーダーし、買い揃えた木の板
をデザインに沿って電気ノコギリでカット。コーティングを施し乾かします。

アクリル板が届きました。問題発生。想像以上に重く支える板の強度が十分で
無いことが分かりました。どうするか。今更、厚い木材を買い直して同じ作業
を繰り返すなど、コストと時間がかかり過ぎて出来ません。板を重ねて強度を
増すことにしました。そして、同じ木材をもう1セット購入。カット。コーテ
ィング。前のセットとは接着剤を使って貼り合わせ、更にネジで補強。パーツ
は出来上がりました。いよいよ組み立てです。パーツの計測は、かなり神経を
使いましたので、組み立て時のずれは「あまり」ありませんでした。相変わら
ず日曜大工のレベルですが、我が家のオリジナルパーティションの完成です。

やれやれと思ったところ、またまた問題発生。長男がずっと使っていた勉強机
を電動モーターで上下に動く机に買い替えました。通常の机と椅子での姿勢は
腰への負担が大きく、勤め先から支給されている予算で、立って仕事も出来る
高さを調整可能な机にアップグレード。長男、早速立って仕事を開始しました。
パーティションの上に現れた長男の頭とモニター。遮るものは無し。涙・・・。
思案した結果、つっかえ板を入れてアクリル板を上に上げることにしました。
残った板切れに同じ薄い角材とベニヤ板を買い足して作業開始。週末を丸々
使って完成です。座って仕事をする時は、パーティションはそのまま。立って
仕事をする時は「つっかえ板」でモニターが隠れる位置までパーティションを
高く出来るようにしました。長男の「プライバシー 」プロジェクト完了。

そしてその後間も無く、前述のガレージの作業も終わり、最後にオリジナルの
ネオンサインを取り付け「秘密基地」が完成しました!全て終わりです。

もう一つ、昨年から引きずっている、業者さん任せの電気配線盤のアップグレ
ードが残っていますが、取りあえず、私のリフォームプロジェクトは完了です!



写真に移ります。



5つのプロジェクトとなりますので、かなりの数の写真になってしまいました。今回は
Back Yard と Bathroom のみをカバーし、キッチン、Family Room、ガレージは次回と
いたします。





Back Yard 片隅。土の山と雑草。




モグラども。




サッカーのゴールには本当にお世話になりました。有り難うございました。




ガレージで眠っていた耕運機も取り出し、いよいよ取り掛かります。サッカーのゴールも
芝生の面から下ろしました。




作業開始です。まず芝生に混ざって生える雑草退治からです。




その後、盛ってあった土を崩していきます。Front Yard の重労働が思い出されます。




山は片付け終わり、その下の土に取り掛かりました。サッカーのゴールは作業の邪魔に
なりますので先に解体しました。




元の姿に戻りました。




土を広げる作業もほぼ完了。




次は金網です。




出来るだけ隙間を作らずに敷き、ペグで固定します。




金網は2ロールを使いました。




土を被せていきます。




ほぼ完了。




芝の種蒔き。




外から中へとぐるぐる蒔いていきました。完了。モグラが出没する端は粘土を多くし、
芝の種は蒔きません。




種蒔きが終わり、バスケットゴールも処分。




但し、バスケットの部分だけ取り外し、ウェットスーツ干し
として現在も活躍しています。




芝の種蒔きから1ヶ月後。




そのまた1ヶ月後です。大丈夫そうです。




Back Yard の新しいメンバー1です。




メンバー2。




まだ続きます。ひしめき合うように増えたカラーは、株分けして配置のし直しです。




年々小さくなるアイリスは増やすために株分け。




新しいメンバー1。Japanese Boxwood を植えました。




メンバー2。こちらも同じ。




今シーズン、北カリフォルニアの降水量はかなり多く、現在
カラーは花ざかりです。




もう一月もしますとアイリスが咲き始めます。




昨年夏。Crocs を購入。




今年です。「下駄箱プロジェクト」の開始。作業はいつも庭かガレージ。パーツをカット
します。




そしてペイント。何度も上塗りをして、はみ出したところは修正。2色を使う場合かなり
の時間を費やします。白のペイントはボートの塗装にも使う水に強いものを選びました。




こちらは単色で簡単な作業。




組み立て開始です。




蓋は、水がたまらないように傾斜をつけました。廃材のため少し曲がってます。




Crocs を取り出す際、はだしでおりなくてはならず、急遽すのこを作ることにしました。




簡単に考えていましたが、ペイントまでするとどうしても時間がかかります。




完成しました!下駄箱の蓋は留め具はありません。強い風が吹いた時に蓋が煽られて
開かないように、重さを増し、また装飾も兼ねて蓋に細い角材を取り付けました。




最後の仕上げ。「duck house(アヒル小屋)。」その謂れは・・・




です。


Backyard 全て完了!以上です。



次は Bathroom のリフォームの写真に移ります。






こんな感じでした。




ここまで荒れた原因は壊れた換気扇です。




作業開始。




準備も時間がかかりました。




私自身は完全防備で臨みました。




何とかペースを保ち、サンダーがけは予定通り終了。




いよいよ下地塗りです。




準備は周到にしたつもりでしたが、作業のなかばに気がつきました。頭をカバーするもの
がありませんでした。天井のペイントは梯子を使い、頭スレスレの高さの作業となります。
白髪混じりの頭に白ペンキはシャレになりません。三男の未使用の Nike のヘアーバンド
と、某大手スーパー野菜売り場のビニール袋で即席のキャップ。ブランドで固めました!
(分かっています・・・Who cares です。)




シャワー周りのアクリル合板とドアの枠にマスキング。




下地塗りがようやく終わりました。乾くと本塗りは天井から。色は淡いアイボリーです。
乾くと直ぐに上塗り。ムラが出ないよう根気よく塗っていきました。




天井の次は壁。ここは淡いライトグリーンです。マスキングは前述の通り、剥がす際に
しくじりました。根気よく修正作業でカバー。




こんな感じになりました。素人の限界です。




壁と天井はほぼ完成。




キャビネットに移ります。




こんなもんでしょうか。




照明、鏡、タオル掛けを新しいものにしました。




換気扇の取り替えです。顔馴染みの業者さんにお願いしました。横の隙間はざっと埋めて
もらい、残りは自分で完成させました。表面を綺麗にしてペイントで完了。




完成です!


以上 Bathroom リフォームプロジェクトでした。


ここまで目を通された方、お疲れ様でした。一旦ここで区切り、残りのキッチン、ガレー
ジ、ファミリールームのリフォームの写真は次回とします。