更新です。
延ばし延ばしとなっている 2019年ハイライトですが、日々状況が変化する
コロナ禍について今思うところを書き残しておきたく、更に先に。
先日、2011年につくられた映画「Contagion」を家族全員で観ました。噂の
通り、今の状況を予言していたかのような内容でした。(次男、三男は、
コロナ禍が始まるずっと前に、それぞれ高校で鑑賞させられたそうです。)
このコロナ禍が映画のように早く収束することを願っています。
アメリカ国内の死者の数が世界のトップとなったのが、4月11日。あれから
一ヶ月以上が経った今も出口が見えているわけではなく、連邦政府の目測を
誤った初期の対応のツケが出ています。感染者は世界の三分の一、死者は
四分の一を軽く超えるまでに至りました。
ホワイトハウスの毅然としたリーダーシップがなく、多くの州が3月から
「Stay at Home」を発令したのは周知の通り。地域によって感染状況は
異なり、初めから規制を課さなかった州もありましたが、深刻な地域では
人々に注意を喚起し効果はあったと思います。その後の状況は、州、郡、
市によってまちまちです。そして4月、失業率は過去最悪のレベルに。
しびれを切らした国民のプレッシャーもあり、4月末から5月の上旬に
かけて、多くの州が「Stay at Home」緩和へと動き始めました。カリフォ
ルニア州も5月8日付で、段階付けて規制を緩める「Phase 2」へ移行。
但し、州内 58 の郡は、州政府が提示する条件を満たさない場合「Phase 2」
は適用されず、それぞれ郡や市の規制が優先されます。その結果、私達が
住む「Bay Area」の6つの郡は、「Shelter in Place」を過去二度の延長を
経て 5月31日までとしています。
カリフォルニア州内の教育については、高校以下は学区ごとに、大学は、
University of California、California State University System、私立、それ
ぞれ、地方自治体、または連邦政府のガイドラインに沿って対応してい
ます。我が家の長男、次男の大学の再開のタイミングは、まだ正式な決定
はなく新年度の9月スタートは「?」です。一方、三男の高校は、8月末
の新年度に合わせて再開することが発表されました。アメリカの教育機関
の夏休みはもう直ぐですが、それまでは息子達3人とも、授業、テスト、
全てオンラインとなっています。
三男の高校の学区は、現状を踏まえ、来年度は従来の「ABC」 評価で成績を
出さないことを決定しました。来年の秋に大学進学を控える Junior にとって
は、GPA に影響するため痛手となります。また、University of California
全校を対象とし、SAT / ACT 統一テストの結果を来年度の入学審査では外す
ことを発表しています。これも多くの生徒にとって予定外であり、戦略の
立て直しが必要です。
こうしてブログを更新する私自身の身の回りは、カリフォルニア州で3月に
始まった「Stay at Home」によって三男のサッカーの練習、リーグ戦が無期
中断となり、突然、平日の夕方以降と週末に自分が自由に使える時間が出て
きました。
昔、長男がサッカーをしていた頃は、自宅から練習場所までの距離は短く、
拘束される時間も大したことはありませんでした。そして、次男、三男が
本格的にサッカーを開始。途中、チームや練習場所は変わりましたが、この
10年、平日の練習に車で片道1時間をかけることは珍しくなく、そして、
Bay Area の北、東、南とあちこちで行われる週末の試合、加えて土曜日の
日本語補習校の送り迎え、(頼まれてもいない)チーム・フォトグラファー
として、日曜の夜から平日にかけての試合写真の整理、編集作業。現在
16歳の三男が高校を卒業する2年後にはゆっくり出来ると考え、苦にはなり
ませんでしたが、そこに世界を揺るがす コロナ禍です。長年の慣れた生活
サイクルが変わりました。めったに更新しない本ブログも春のクラブシー
ズン後半のこの時期にこのようにして書き足しています。時間は大事に使っ
ていきます。続けます。
「Hero」
医療機関では、相変わらず大勢の人達が、日々、身を危険にさらして感染
患者と向き合っています。アメリカでは、最前線で働く医療従事者を「Hero」
と称え、また、路線バスの運転、スーパーマーケットのレジ、宅配便の倉庫
業務、配達、精肉加工等、一般の「Stay at Home」の人々に比べてウィルス
の感染確率が高い環境で働く「Essential Workers」にも感謝の意を示してい
ます。
もう数週間前のことですが、あるニュースサイトの記事が目に留まりました。
大手スーパー・チェーンのレジで働いている人が書き下ろしたものでした。
記事の内容は、今まで世間からあまり注意を払ってもらうことのなかった
我々を「Hero」として認めてくれるのは嬉しい。しかし、それはただ単に
我々を搾取することを正当化する自己満足ではないか。感謝してくれるので
あれば、店に足を運ぶ頻度、買い物は最小限にとどめてほしい。それにより、
我々従業員のウィルス感染の可能性をわずかでも抑えることが出来る、と
いったものでした。コロナ禍の中、懸命に働く人の声でした。
国内でウィルス感染が広がり、 Amazon で職場環境の改善を訴えた職員4名
が時間を隔てて(表向きは他の理由で)解雇になっています。Costco では、
CDC (Centers of Disease Control and Prevention) の提言にそって買い物客
への店内でのマスク義務付けを発表したところ、マスク着用を嫌う客により、
SNS上でボイコット運動が始まりました。また、全米あちこちで、店の規則
にそってマスク着用を促した従業員が、買い物客から暴行を受けたり、罵声
を浴びせられたりといった報道がされています。腹を立てている人達にとって
店の従業員は「Hero」でも何でもなく、気配りの対象にもならないようです。
「自由・権利」
4月の中旬よりいくつかの州で「Stay at Home」の規制解除を求めるデモが
起こりました。保守派ネットワーク Fox のニュース番組ホストは、デモを
誉めそやし、とどめは、抗議を煽るようなトランプ大統領の3つの州への
Twitter のコメント。4月末には、 ミシガン州の州庁舎へ規制に抗議する
グループが詰めかけ騒然とした様子がニュースで映し出されました。デモ
の参加者の中には、職を失い瀬戸際に立っている人達も大勢いたと思います。
しかしながら、映像で目立っていたのは、マスクを着用しない自動小銃を
持った白人極右グループでした。後からのインタビューでは、アメリカ
合衆国憲法、デモを守るために参加したそうです。その他、星条旗やら
トランプ大統領支持、「自由を返せ」といったプラカードを掲げた人々、
宗教団体、反ワクチン運動グループ、複数の右寄り団体、陰謀説を主張する
人達のごちゃ混ぜ集団だったと聞いています。デモの参加者の殆どが白人
であったのは「Stay at Home」対象外とされる「Essential Workers」は、
医療関係を除き、その多くが非白人だからとのことです。
他の州も含め、「自由を返せ」と主張する一見寄せ集めグループによる抗議
の背景には、トランプ大統領を支持する複数の大物が間接的に関わっていた
との話があります。またニュースの映像はデモの規模をより大きく見せ、
あたかも州をあげて規制に反対しているような印象を与えたとは、あるサイト
のコメントでした。(規制持続を支持する国民は、現在でも過半数を占め、
状況が芳しくない州の知事達は毅然とした対応を貫いています。)その後、
あちこちの州へ同様な抗議のデモが広がっていきました。4月末から多くの
州で規制が緩和されたことは前に述べました。伝染病学者や医療専門家達は、
緩和は少し早過ぎと見ていましたが、自由、権利が安全を押し切った形に
なりました。
「立ち位置」
冒頭の通り、コロナ禍の状況は日々変化してきています。当初、ニュースで
よく取り上げられていたのは、集中治療室で呼吸器をつけた重症の感染患者、
感染保護用備品や呼吸器が不足する中、献身的に治療にあたる医療従事者、
面会が許されず、病院が用意したタブレットを通して最期の別れを告げる
感染患者と家族等、緊迫した医療最前線でした。その後、安全面もさること
ながら、経済の影響が脅威となる段階に入り、ニュースを通して人々の立ち
位置や価値観が浮き彫りになってきました。
強いリーダーシップを誇示することに懸命なトランプ大統領、安全面を重視
する州知事、州内の経済を優先する知事、共和党視聴者に影響を与える右寄
りネットワーク、医療最前線で人命を守る人、家族を失った人、仕事を失い
ぎりぎりの生活で耐える人、規制解除をじっと待つ人、「Stay at Home」が
自由を奪ったと抗議する人、規制反対デモの前に立ちはだかり無言でメッセー
ジを伝える看護師、その看護師に面と向かって「偽者」「役者」と雑言を吐く
人、陰謀説にとりつかれて政府が公表する統計を一切信じない人、感染に戦々
恐々としながら働く Essential Worker、自治体が出す規制を無視して工場を
再稼働させる大企業、感染を軽んじるマスクを嫌う人等々。
規制が緩められた後、「Social Distancing」もマスクの着用も関心のなくなっ
た人達で賑わうビーチの画像を見ました。医療専門家は、警告を出し続けて
います。どうも先は長そうです。
写真です。上の文章とは関係ありません。自分達の身の回りです。

「Shelter in Place」になってからは、出来るだけ外出を控え、食料品の買い出しは2週
ごとにしています。一回の量はこの通り。長男は以前に比べて食が細くなりましたが、
次男、三男は、おやつ、夜食にトースト、ご飯は当たり前。1週間もすると、あれがない、
これがないで追加の買い物が必要となります。買い出しは、いつも家内にマスク、手袋
携帯消毒液のフル装備で行ってもらっています。そして、帰宅するやいなや、待機して
いた息子達が車のハッチバックを開けて食料品の入った袋を降ろし、バケツリレーで
キッチンへ運びます。そこで私が袋から食料品を出し、アルコールを染み込ませたウェ
ットティッシュでサッと拭き、家内が仕分をして冷蔵庫に収めて完了。以前に比べますと、
トイレットペーパー、消毒液も少しずつ手に入るようになりました。まだ見かけないのは、
小麦粉とスパゲッティーです。牛肉も品数が減り、値が上がりました。

先日の「母の日」は、私が早朝からスーパーへ。「Social Distancing」は徹底されて
います。花のコーナーは例年ほどではありませんが、沢山仕入れてありました。

今年の「母の日」の花は諦めていましたが、形になりました。男ども4人、家内に
感謝。庭でとった小さな花も添えて。

家内の Zoom 用ヘッドセット。オーダーから配達まで約2週間かかりました。

家内のバーチャル幼稚園です。当初、リビングルームを使っていましたが、近くでオン
ラインの授業を受ける息子達の邪魔にならないよう、場所を自分の書斎に移しました。
自分の後ろにある収納棚をカーテンで隠し、さっぱり。スタジオ完成です。週3回、
定時に他の先生2名、園児達が Zoom で集合。事前に録音した自分のピアノの伴奏に
合わせ、大きな声でノリノリの「お歌の時間」となります。他の先生との Zoom ミー
ティングに加え、毎日かなりの時間を準備にかけています。

通常、息子達と私は、ここでオンラインの授業、勉強、仕事です。マイクで発言しなく
てはならない授業、テレカン、Zoom ミーティングが重なる時は、誰や彼やがリビング
ルームや自分の寝室に移動します。小さな家ですが問題ありません。長男は、何十人
ものクラスで Zoom を使ってプレゼンテーションをしたりと、オンラインの環境を使い
こなしています。

家内の絵本朗読のビデオ撮影開始前。手前は、イントロの部分で登場する手製の「手袋」
人形の「トラ吉」と「トラ丸」。家内いわく、今や園児の間で絶大な人気を誇るスター
だそうです。画像は、YouTube にアップロードしますが、使用する絵本の著作権にひっか
からないよう、幼稚園児の家庭だけがアクセス出来る設定にしています。 家内のお世話は
YouTube の扱いに慣れた長男に任せています。ある日のこと、私が仕事中、リビング
ルームで家内が長男に画像のアップロードについての質問をしていました。ひょっとして、
わざと的をはずしているのかなと思うような家内の質問。イライラしながら答える長男。
思わず仕事の手を止めました。四コマ漫画になりそうな見事なボケとツッコミ。一生懸命
な二人には申し訳ありませんが、聞こえてくる会話を楽しませていただきました。

上司との週一回のテレカンです。家内の「お歌の時間」が重なりますと、家内のノリ次第
で、私は音を完全に遮断する車庫の車の中に移動します。支障はありません。

この写真を撮った週末は天気もよく、前回のブログ更新時つぼみだったつるバラは満開。

何年振りでしょうか、家族全員で庭で昼食をとりました。バラを見ながら、ささやかな
お花見です。次男がコロナ帰省してから、朝食、昼食は、5人それぞれのスケジュール
でばらばらにとることが多いですが、夕食は家族5人が揃います。有り難いことです。

2週間ほど楽しませていただきました。今ではずい分散ってしまいました。また来年。

ご近所に住む日本人のご婦人のお嬢さんが私達家族のために作ってくれたマスクです。
アメリカでは未だにマスク着用を嫌う人も大勢いますが、以前に比べますと少しは
定着したと思います。ファッションの一部として受け入れる人も増えました。
以上、写真でした。
まだまだ予断を許さないコロナ禍ですが、皆様、どうぞお気を付けて。
延ばし延ばしとなっている 2019年ハイライトですが、日々状況が変化する
コロナ禍について今思うところを書き残しておきたく、更に先に。
先日、2011年につくられた映画「Contagion」を家族全員で観ました。噂の
通り、今の状況を予言していたかのような内容でした。(次男、三男は、
コロナ禍が始まるずっと前に、それぞれ高校で鑑賞させられたそうです。)
このコロナ禍が映画のように早く収束することを願っています。
アメリカ国内の死者の数が世界のトップとなったのが、4月11日。あれから
一ヶ月以上が経った今も出口が見えているわけではなく、連邦政府の目測を
誤った初期の対応のツケが出ています。感染者は世界の三分の一、死者は
四分の一を軽く超えるまでに至りました。
ホワイトハウスの毅然としたリーダーシップがなく、多くの州が3月から
「Stay at Home」を発令したのは周知の通り。地域によって感染状況は
異なり、初めから規制を課さなかった州もありましたが、深刻な地域では
人々に注意を喚起し効果はあったと思います。その後の状況は、州、郡、
市によってまちまちです。そして4月、失業率は過去最悪のレベルに。
しびれを切らした国民のプレッシャーもあり、4月末から5月の上旬に
かけて、多くの州が「Stay at Home」緩和へと動き始めました。カリフォ
ルニア州も5月8日付で、段階付けて規制を緩める「Phase 2」へ移行。
但し、州内 58 の郡は、州政府が提示する条件を満たさない場合「Phase 2」
は適用されず、それぞれ郡や市の規制が優先されます。その結果、私達が
住む「Bay Area」の6つの郡は、「Shelter in Place」を過去二度の延長を
経て 5月31日までとしています。
カリフォルニア州内の教育については、高校以下は学区ごとに、大学は、
University of California、California State University System、私立、それ
ぞれ、地方自治体、または連邦政府のガイドラインに沿って対応してい
ます。我が家の長男、次男の大学の再開のタイミングは、まだ正式な決定
はなく新年度の9月スタートは「?」です。一方、三男の高校は、8月末
の新年度に合わせて再開することが発表されました。アメリカの教育機関
の夏休みはもう直ぐですが、それまでは息子達3人とも、授業、テスト、
全てオンラインとなっています。
三男の高校の学区は、現状を踏まえ、来年度は従来の「ABC」 評価で成績を
出さないことを決定しました。来年の秋に大学進学を控える Junior にとって
は、GPA に影響するため痛手となります。また、University of California
全校を対象とし、SAT / ACT 統一テストの結果を来年度の入学審査では外す
ことを発表しています。これも多くの生徒にとって予定外であり、戦略の
立て直しが必要です。
こうしてブログを更新する私自身の身の回りは、カリフォルニア州で3月に
始まった「Stay at Home」によって三男のサッカーの練習、リーグ戦が無期
中断となり、突然、平日の夕方以降と週末に自分が自由に使える時間が出て
きました。
昔、長男がサッカーをしていた頃は、自宅から練習場所までの距離は短く、
拘束される時間も大したことはありませんでした。そして、次男、三男が
本格的にサッカーを開始。途中、チームや練習場所は変わりましたが、この
10年、平日の練習に車で片道1時間をかけることは珍しくなく、そして、
Bay Area の北、東、南とあちこちで行われる週末の試合、加えて土曜日の
日本語補習校の送り迎え、(頼まれてもいない)チーム・フォトグラファー
として、日曜の夜から平日にかけての試合写真の整理、編集作業。現在
16歳の三男が高校を卒業する2年後にはゆっくり出来ると考え、苦にはなり
ませんでしたが、そこに世界を揺るがす コロナ禍です。長年の慣れた生活
サイクルが変わりました。めったに更新しない本ブログも春のクラブシー
ズン後半のこの時期にこのようにして書き足しています。時間は大事に使っ
ていきます。続けます。
「Hero」
医療機関では、相変わらず大勢の人達が、日々、身を危険にさらして感染
患者と向き合っています。アメリカでは、最前線で働く医療従事者を「Hero」
と称え、また、路線バスの運転、スーパーマーケットのレジ、宅配便の倉庫
業務、配達、精肉加工等、一般の「Stay at Home」の人々に比べてウィルス
の感染確率が高い環境で働く「Essential Workers」にも感謝の意を示してい
ます。
もう数週間前のことですが、あるニュースサイトの記事が目に留まりました。
大手スーパー・チェーンのレジで働いている人が書き下ろしたものでした。
記事の内容は、今まで世間からあまり注意を払ってもらうことのなかった
我々を「Hero」として認めてくれるのは嬉しい。しかし、それはただ単に
我々を搾取することを正当化する自己満足ではないか。感謝してくれるので
あれば、店に足を運ぶ頻度、買い物は最小限にとどめてほしい。それにより、
我々従業員のウィルス感染の可能性をわずかでも抑えることが出来る、と
いったものでした。コロナ禍の中、懸命に働く人の声でした。
国内でウィルス感染が広がり、 Amazon で職場環境の改善を訴えた職員4名
が時間を隔てて(表向きは他の理由で)解雇になっています。Costco では、
CDC (Centers of Disease Control and Prevention) の提言にそって買い物客
への店内でのマスク義務付けを発表したところ、マスク着用を嫌う客により、
SNS上でボイコット運動が始まりました。また、全米あちこちで、店の規則
にそってマスク着用を促した従業員が、買い物客から暴行を受けたり、罵声
を浴びせられたりといった報道がされています。腹を立てている人達にとって
店の従業員は「Hero」でも何でもなく、気配りの対象にもならないようです。
「自由・権利」
4月の中旬よりいくつかの州で「Stay at Home」の規制解除を求めるデモが
起こりました。保守派ネットワーク Fox のニュース番組ホストは、デモを
誉めそやし、とどめは、抗議を煽るようなトランプ大統領の3つの州への
Twitter のコメント。4月末には、 ミシガン州の州庁舎へ規制に抗議する
グループが詰めかけ騒然とした様子がニュースで映し出されました。デモ
の参加者の中には、職を失い瀬戸際に立っている人達も大勢いたと思います。
しかしながら、映像で目立っていたのは、マスクを着用しない自動小銃を
持った白人極右グループでした。後からのインタビューでは、アメリカ
合衆国憲法、デモを守るために参加したそうです。その他、星条旗やら
トランプ大統領支持、「自由を返せ」といったプラカードを掲げた人々、
宗教団体、反ワクチン運動グループ、複数の右寄り団体、陰謀説を主張する
人達のごちゃ混ぜ集団だったと聞いています。デモの参加者の殆どが白人
であったのは「Stay at Home」対象外とされる「Essential Workers」は、
医療関係を除き、その多くが非白人だからとのことです。
他の州も含め、「自由を返せ」と主張する一見寄せ集めグループによる抗議
の背景には、トランプ大統領を支持する複数の大物が間接的に関わっていた
との話があります。またニュースの映像はデモの規模をより大きく見せ、
あたかも州をあげて規制に反対しているような印象を与えたとは、あるサイト
のコメントでした。(規制持続を支持する国民は、現在でも過半数を占め、
状況が芳しくない州の知事達は毅然とした対応を貫いています。)その後、
あちこちの州へ同様な抗議のデモが広がっていきました。4月末から多くの
州で規制が緩和されたことは前に述べました。伝染病学者や医療専門家達は、
緩和は少し早過ぎと見ていましたが、自由、権利が安全を押し切った形に
なりました。
「立ち位置」
冒頭の通り、コロナ禍の状況は日々変化してきています。当初、ニュースで
よく取り上げられていたのは、集中治療室で呼吸器をつけた重症の感染患者、
感染保護用備品や呼吸器が不足する中、献身的に治療にあたる医療従事者、
面会が許されず、病院が用意したタブレットを通して最期の別れを告げる
感染患者と家族等、緊迫した医療最前線でした。その後、安全面もさること
ながら、経済の影響が脅威となる段階に入り、ニュースを通して人々の立ち
位置や価値観が浮き彫りになってきました。
強いリーダーシップを誇示することに懸命なトランプ大統領、安全面を重視
する州知事、州内の経済を優先する知事、共和党視聴者に影響を与える右寄
りネットワーク、医療最前線で人命を守る人、家族を失った人、仕事を失い
ぎりぎりの生活で耐える人、規制解除をじっと待つ人、「Stay at Home」が
自由を奪ったと抗議する人、規制反対デモの前に立ちはだかり無言でメッセー
ジを伝える看護師、その看護師に面と向かって「偽者」「役者」と雑言を吐く
人、陰謀説にとりつかれて政府が公表する統計を一切信じない人、感染に戦々
恐々としながら働く Essential Worker、自治体が出す規制を無視して工場を
再稼働させる大企業、感染を軽んじるマスクを嫌う人等々。
規制が緩められた後、「Social Distancing」もマスクの着用も関心のなくなっ
た人達で賑わうビーチの画像を見ました。医療専門家は、警告を出し続けて
います。どうも先は長そうです。
写真です。上の文章とは関係ありません。自分達の身の回りです。

「Shelter in Place」になってからは、出来るだけ外出を控え、食料品の買い出しは2週
ごとにしています。一回の量はこの通り。長男は以前に比べて食が細くなりましたが、
次男、三男は、おやつ、夜食にトースト、ご飯は当たり前。1週間もすると、あれがない、
これがないで追加の買い物が必要となります。買い出しは、いつも家内にマスク、手袋
携帯消毒液のフル装備で行ってもらっています。そして、帰宅するやいなや、待機して
いた息子達が車のハッチバックを開けて食料品の入った袋を降ろし、バケツリレーで
キッチンへ運びます。そこで私が袋から食料品を出し、アルコールを染み込ませたウェ
ットティッシュでサッと拭き、家内が仕分をして冷蔵庫に収めて完了。以前に比べますと、
トイレットペーパー、消毒液も少しずつ手に入るようになりました。まだ見かけないのは、
小麦粉とスパゲッティーです。牛肉も品数が減り、値が上がりました。

先日の「母の日」は、私が早朝からスーパーへ。「Social Distancing」は徹底されて
います。花のコーナーは例年ほどではありませんが、沢山仕入れてありました。

今年の「母の日」の花は諦めていましたが、形になりました。男ども4人、家内に
感謝。庭でとった小さな花も添えて。

家内の Zoom 用ヘッドセット。オーダーから配達まで約2週間かかりました。

家内のバーチャル幼稚園です。当初、リビングルームを使っていましたが、近くでオン
ラインの授業を受ける息子達の邪魔にならないよう、場所を自分の書斎に移しました。
自分の後ろにある収納棚をカーテンで隠し、さっぱり。スタジオ完成です。週3回、
定時に他の先生2名、園児達が Zoom で集合。事前に録音した自分のピアノの伴奏に
合わせ、大きな声でノリノリの「お歌の時間」となります。他の先生との Zoom ミー
ティングに加え、毎日かなりの時間を準備にかけています。

通常、息子達と私は、ここでオンラインの授業、勉強、仕事です。マイクで発言しなく
てはならない授業、テレカン、Zoom ミーティングが重なる時は、誰や彼やがリビング
ルームや自分の寝室に移動します。小さな家ですが問題ありません。長男は、何十人
ものクラスで Zoom を使ってプレゼンテーションをしたりと、オンラインの環境を使い
こなしています。

家内の絵本朗読のビデオ撮影開始前。手前は、イントロの部分で登場する手製の「手袋」
人形の「トラ吉」と「トラ丸」。家内いわく、今や園児の間で絶大な人気を誇るスター
だそうです。画像は、YouTube にアップロードしますが、使用する絵本の著作権にひっか
からないよう、幼稚園児の家庭だけがアクセス出来る設定にしています。 家内のお世話は
YouTube の扱いに慣れた長男に任せています。ある日のこと、私が仕事中、リビング
ルームで家内が長男に画像のアップロードについての質問をしていました。ひょっとして、
わざと的をはずしているのかなと思うような家内の質問。イライラしながら答える長男。
思わず仕事の手を止めました。四コマ漫画になりそうな見事なボケとツッコミ。一生懸命
な二人には申し訳ありませんが、聞こえてくる会話を楽しませていただきました。

上司との週一回のテレカンです。家内の「お歌の時間」が重なりますと、家内のノリ次第
で、私は音を完全に遮断する車庫の車の中に移動します。支障はありません。

この写真を撮った週末は天気もよく、前回のブログ更新時つぼみだったつるバラは満開。

何年振りでしょうか、家族全員で庭で昼食をとりました。バラを見ながら、ささやかな
お花見です。次男がコロナ帰省してから、朝食、昼食は、5人それぞれのスケジュール
でばらばらにとることが多いですが、夕食は家族5人が揃います。有り難いことです。

2週間ほど楽しませていただきました。今ではずい分散ってしまいました。また来年。

ご近所に住む日本人のご婦人のお嬢さんが私達家族のために作ってくれたマスクです。
アメリカでは未だにマスク着用を嫌う人も大勢いますが、以前に比べますと少しは
定着したと思います。ファッションの一部として受け入れる人も増えました。
以上、写真でした。
まだまだ予断を許さないコロナ禍ですが、皆様、どうぞお気を付けて。

