北カリフォルニアのお父さん

家族5人 - 北カリフォルニアに暮らす。

次男 - 現地校 高校 卒業 (2019年)

2020年01月18日 | 現地校
更新です。

昨年のイベントに関する更新は、12月末までに全て終わらせるはずでしたが、
間に合いませんでした。引き続き昨年の前半にさかのぼり、今回は次男の
現地校卒業について。(卒業式だけではなく、高校生活4年間にあった現地
校内外での活動についても触れていきます。)

次男が昨年の5月に現地校の高校を卒業しました。長男が2016年春に卒業し、
現在は三男が Sophomore (2年生)として通う高校です。昨年2月の「三男 -
2018 ハイライト」の通り、我が家の息子達は、公立中学卒業後、私達が住む
市の高校に自動的に入学の予定でしたが、長男が、隣の市の高校への越境
入学の抽選に当選し、下に続く次男、三男も同校への入学が認められました。

息子達の仲の良かった中学校の友人全てが、もともと息子達が入学予定で
あった高校に進学。日本の中学生にとっては何でもないことですが、息子達
の場合、仲間から一人だけ離れて他校へ進学することはかなり抵抗があった
ようです。越境が受け入れられた高校は進学校としては評判も良く、取り
あえず長い目で見て、息子達三人それぞれ納得して入学となりました。

その後、三男は少し時間がかかりましたが、息子達は、クラスの内外で少し
ずつ友達の輪を広げていきました。(アメリカの高校は日本とは異なり、
クラス単位で全員が一緒に同じ教室で授業をとって年度を過ごすといった
ことはなく、生徒達は授業ごとに教室を移動し、同じ学年でも生徒間で時間
割は異なります。友達を作りにくい環境かもしれません。)その中でも
次男は友人に恵まれていました。たまたま複数のクラスが一緒で仲が良く
なったグループは、高校オーケストラだけではなく、次男が所属する学外の
青少年オーケストラのメンバーでもありました。また、後に成績が学年
トップに名前を連ねる常連ともなり、それから卒業までずっと彼らから良い
刺激を受け続けました。

バイオリンとオーケストラにつきましては、本ブログで過去何度か触れてき
ました。長男、次男共にバイオリンはプライベートレッスンから始まり、
高校卒業まで13年間。長かったような短かったような。最後までやり遂げる
ことが出来て良かったと思います。高校オーケストラは、長男在学中のバイ
オリン奏者は凄腕メンバーが揃い、長男は、Senior (4年生) になってもコン
サートマスターになることはありませんでした。一方、次男は最終学年に
なって順番がまわってきました。ラッキーでした。但し、その次男も学外の
青少年オーケストラでは、ファーストバイオリンではありましたが、コン
サートの席は前から2~3列目がやっとでした。

高校では、たった一年間だけですが、長男が Senior 、次男が Freshman (1年
生) の年に同じオーケストラで兄弟が席を並べて演奏しました。親としては
嬉しく、年数回の高校のコンサートは観客席から楽しませていただきました。
その年、息子二人の面倒をみていただいた音楽担当の先生、Mr.M は、長男の
学年の卒業に合わせて定年退職され、翌年度から新しく担当となったのは、
Mr. G。前任の Mr. M はかなり固い感じの先生。一方 Mr. G は世代も若く、
すんなりと生徒達の間に溶け込んだようです。前述の通り、次男は仲の良い
友人に囲まれ、Mr. G の指導の下、残りの3年間、高校オーケストラを楽しみ
ました。

高校のスポーツはと言いますと、長男の場合は、シーズンが重ならない冬の
サッカーと春の陸上競技に携わりましたが、次男はサッカーのみ。冬の高校
サッカーシーズンの前後は、クラブサッカーべったりで、季節をずらしても
高校で他のスポーツに時間を費やす余裕はありませんでした。バイオリン
同様、一年間だけ長男、次男、高校で揃ってサッカーをするチャンスはあり
ました。残念ながら、次男が Freshman の年は、クラブサッカーは US Soccer
Development Academy リーグに属しており、高校サッカーへの参加が認め
られず、兄と一緒にプレーすることは、かないませんでした。

そして翌年、Sophomore になった次男は、Academy リーグを終え、冬は
高校サッカーの Varsity(上級生チーム)に合流。昨年の三男同様、上級生に
交じって初めての高校サッカーを楽しみました。毎日学校で顔をあわす仲間と
一緒に練習し、ホームゲームでは、友人達も応援にかけつけてくれ、クラブ
サッカーにはない良さがあるそうです。オーケストラ同様、いい思い出を作り
ました。

さて、卒業式です。5月末の金曜日の午後に行われました。会場は屋外の競技場
となりますので、風が強すぎたり、肌寒かったりするのではと、当日の天気が
心配されましたが、幸い初夏を思わすような卒業式日和となりました。

卒業式の進行は、毎年変わりません。最初に卒業生が競技場ゲートから入場し、
着席後に高校オーケストラの演奏、そして校長先生から始まり、引退する先生
やら生徒会代表、成績優秀者代表のスピーチ、その後、卒業証書授与へと進み
ます。二百人前後の卒業生が延々と名前を呼ばれて檀上に上がり卒業証書を
受け取るわけですが、自分達の子供は勿論、その友人であったり、知り合いの
子供であったりと、参列した父兄、家族、友人、下級生たちは、証書授与が完了
するまで視線はずっとステージにくぎ付けです。卒業生は檀上に上がる前に
名前を呼ばれ、会場からは、拍手、歓声。その大きさが卒業生の4年間の高校
生活がどうであったかを表します。次男がステージに上がった時は、多くの友人
から掛け声、拍手がありましたが、何人かいる「スター」生徒はその比では
ありませんでした。後から次男から聞いた話では、彼らは皆、勉強が出来る
うえに、スポーツで実績を残し、尚且つ、生徒会やら音楽等でも活発に活動し、
仲間をひっぱり性格が良い。当然、人気者であり、例外なく有名大学に進学
していきました。納得です。

式の中で行われた先生方、卒業生のスピーチは、冗談も交えて湿っぽさは無に
等しく、終始カラッとした雰囲気の中、4年間に終止符を打ちました。卒業生の
進学先は、カリフォルニア州内の大学が多いようです。一方、東海岸のアイビー
リーグはじめ、他州、そして日本の大学に進学する生徒もいたそうです。一旦、
大学に入りますと、勉強に追われる日々が始まります。私自身経験がありますが、
絶えず、宿題、ペーパー(レポート)、クイズ(小テスト)、中間・期末テスト
に追われ、息をつく暇もありません。進学する大学、専攻分野は異なりますが、
皆それぞれの道を歩み出しました。

我が家の高校生は、残るは三男のみ。家内の朝と夕方の送り迎えも残すところ後
2年半となりました。


写真です。また、いろいろかき集めました。長くなりますのでご了承を。





次男が Freshman の年の高校オーケストラ。隣には Senior の長男。




Mr. M が定年退職されました。オーケストラをひっぱり、数々のコンクールで入賞に
導いた立役者です。お疲れ様でした。




長男は卒業。次男はコツコツと練習に励みました。Sophomore の年のコンサートです。
余談ですが、隣でヴィオラを弾くのはサッカーのチームメート。昨年の高校サッカーに
関する投稿でも登場していますが、後にキャプテンになる仲間です。この後、もう一度
コメントします。




新しい指導者、Mr. G と。Senior の年になり、コンサートマスターを仰せつかりました。




次男が Senior の年に公演があった高校ミュージカルプログラムです。




そして開演前のオーケストラピットです。(以下少し長くなります。)次男は最初で最後の
参加で、この中でバイオリン演奏を担当しました。この年の2年前、同じオーディトリアムで
「屋根の上のバイオリン弾き」を観ました。出来は大変良かったです。今回、特に大きな期待
はせず足を運びましたが、ふたを開けてみると、この年の「美女と野獣」の質の高さは2年前
をはるかに上回るものでした。スマートフォンを使ってでも写真を撮っておくべきでしたが、
すっかり見入ってしまいました。キャストが素晴らしく、「何、この連中?」と思っていた
ところ、学校の紹介では、主だった出演者は、小さい頃から教会でコーラスやらお芝居をやっ
ていたり、高校在学中も学外で積極的に活動している子供達だったようです。納得しました。
一番の驚きは、エンディングで王子の姿に戻る主役の野獣を演じていた生徒です。前述の次男
のサッカーチームのキャプテンでした。Varsity チーム内では、最終ラインを任されていたディ
フェンスの要。ステージでは、堂々とした演技、歌、踊り。誰もが初めて知った時は「マジっ
すか?」の反応だったと思います。何と本人、長年バレエを習っていたそうです。オーディ
ションで主役と射止めたのも当然かもしれません。歌って踊ってお芝居も出来るこのセンター
バック、卒業後は、University of California のトップレベルの某大学に進学して行きました。
サッカー、バレエは関係なく、勉強に専念するようです。




あっという間に年月が経ちました。いよいよ高校生活最後のコンサート。当日の朝、
演奏曲の難しい部分を何度も何度も練習をしていました。




家内が Senior のオーケストラメンバーの最後のコンサートのために時間をかけて作った
コサージュです。




オーケストラに加え、カルテット、ソロも弾かせていただきました。カルテットの曲目は、
次男が中学の最後のコンサートでソロ演奏し、次男、家内、私にとっても思い出深い
ジブリの「ハウルの動く城」の「人生のメリーゴーランド」でした。再び聴くことが出来
ました。次に写真のソロは、ピアノの伴奏をつけもらい演奏。次男の横でピアノを弾く生徒、
私は最後のコンサートまで彼の存在すら知りませんでした。何故、それまで高校コンサート
に登場しなかったのか分かりませんが、ニューヨークのカーネギーホールで演奏したことも
ある実力だそうです。後で自身のソロ演奏もありましたが、確かに見事としか言いようが
ありませんでした。イケメンの上、成績優秀、性格も Nice とのこと。全てを兼ねそろえた
兄ちゃんでした。進学先は音大ではなく、ニューヨークの某有名大学で音楽とは全く関係の
ない専攻だそうです。




シャツを黒に着替えて定位置に戻り、仲間達と最後の演奏。高校オーケストラ、全てが
終わりました。




さて、青少年オーケストラ。こちらも最後のコンサートです。高校のコンサート同様、
オーケストラを去っていく Senior のメンバーが一人ずつ紹介されました。




次男は2列目。ここまでくるのにも時間がかかりました。オーケストラ自体、かなりの
レベルだと思いますが、感心しましたのは、過去ずっと、このオーケストラ卒業生の中で
音大に進学したり、大学で音楽を専攻するメンバーは殆どいないそうです。切り替えが
すごいです。最後の曲は、次男のおばあちゃん、私の母が生前好きだったチャイコフスキー
のバイオリン協奏曲 第1楽章でした。演奏が天国に届いたかどうかは分かりませんが、
おばあちゃん孝行が出来ました。




まるで結婚式後のパーティーのスナップショットのようですが、最後のコンサートの
ブレーク中に撮影した写真です。両端の二人は同じ高校の仲の良い友人、もう一人は、
他の高校の生徒ですが、サッカーのクラブチームの元チームメートです。ひょっと
すると、10年後くらいにこの中の誰かの結婚式で同じような写真を撮るかもしれません。




サンフランシスコ国際空港ロビーで次男と家内。青少年オーケストラの最後のコンサート
が終わった後でしたが、次男は、毎年恒例の夏のヨーロッパツアーに参加させてもらい
ました。次男にとって最初で最後のツアーの行先はフィンランドのヘルシンキ。集合時間
まで少し余裕があり、待ちます。




過去数年、青少年オーケストラは、イタリア、ドイツ等、クラッシク音楽では本場と
なる主だった国へのツアーを行ったそうですが、例年、お客さんの入りは大したことは
ないそうです。但し、ヘルシンキは予想に反して大入りとのことでした。この写真は、
子供達を帯同した父兄の方が撮ったものを拝借しました。コンサート会場への移動の
様子も別の写真に収められていました。ヘルシンキの歴史的な街を、メンバー全員が
タキシードど黒のロングドレスで通り抜けました。いい思い出になったと思います。


バイオリンは以上となります。サッカー関連に移ります。





Freshman の冬、高校サッカーに参加出来なかった理由です。US Soccer Development
Academy リーグで一年を過ごしました。




さて、長男です。この年、まだ同じ高校でサッカーに加え、陸上競技で頑張っていました。
これは息子達の高校がホストした対抗戦でのリレーのショットです。長男、Senior の年は、
棒高跳び、幅跳び、三段跳びも含め、上位入賞することも何度かあり、スポットライトを
浴びることが多かったです。次男以上に高校生活を楽しみました。




次男、Sophomore の冬になり、ようやく高校サッカーに初参加。Varsity チームに迎え
られました。




翌年、Junior (3年生) の冬です。




Senior の冬。高校生活、最後のシーズンです。前半に怪我があり出遅れましたが、後半は
エンジン全開でした。




三男と共に兄弟で戦ったシーズン。二人とも忘れることはないと思います。




長男と私の合作の Varsity チームポスター。次男と他の五人の Senior
の選手のために作りました。三男も最年少のプレーヤーとして入って
います。




冬以外は、ずっとクラブチーム。過去、所属するクラブの合併が二度あり、その都度
ユニフォームは変わりましたが、背中には 2009 年の小学生の頃より32番。




雨にも負けず。




高校卒業までプレーし続けました。




数試合だけでしたが、サンフランシスコの社会人リーグのチームに参加させていただき
ました。周りの方達のレベルはかなり高く、次男はいい勉強にもなり自信もついたよう
です。チームの皆さん、お世話になりました。




所属するクラブがホームフィールドとして使用した某高校の競技場。こちらもお世話に
なりました。




クラブ主催の卒業試合です。前年の卒業生も数名駆けつけました。何年も一緒にプレー
してきた気心の知れた仲間たち。もう顔をあわすこともありません。私にとっても思い
出いっぱいのいいチームでした。




再び、ポスター。長男と私が次男と彼のチームのために作った
ものです。高校サッカーのポスター同様、私がアーカイブから
プレーヤーそれぞれの写真を選びだし、Photoshop で切り抜き。
ファイルをまとめ、構図だけを長男に指示。その後の作業は、
全て長男でした。昨年の9月より、長男は美術大学で Senior と
なり、現在、プロのグラフィックデザイナーになるために日々
頑張っています。私にとって意味のある大事なポスターです。



まだ続きます。次は、アワード受賞式です。卒業式の10日ほど前に、スポーツ、学業、
それぞれのアワード受賞式がありました。これは毎年恒例のイベントで、主に卒業して
いく Senior を対象としています。スポーツは、陸上、水泳、テニス、バドミントン、
レスリング、ゴルフ等の個人競技から、野球、バスケットボール、アメリカンフット
ボール、サッカー、水球等チームスポーツと盛沢山です。リーグ上位入賞者だけでは
なく、Freshman、Sophomore からコツコツと同じスポーツを続けた生徒も受賞対象と
なり、かなりの人数となります。当然のことながら、複数のスポーツで受賞するスター
も何名かいました。




実は、2016年に長男もサッカーと陸上競技で受賞しましたが、ブログでカバーしません
でした。長男のためにここで改めて。当時の校長先生からメダルを受け取りました。




2019年。次男はサッカーです。チームの Senior 選手全員が表彰されました。次男も
名前を呼ばれ、校長先生からメダルを受け取ります。




次にサッカーのコーチから「Hall of Fame」の表彰です。チーム MVP のようなものです。
このコーチ、次男だけではなく、長男もお世話になり、現在は三男が毎日授業後の練習で
顔をあわせています。




その翌日です。スポーツのアワード受賞式はカフェテリアでしたが、学業のアワード受賞
式は、オーディトリアムで行われました。各科目それぞれの成績優秀者、全科目の GPA
(Grade Point Average) の高得点者が対象となり、一人でいくつも受賞する生徒もいます。
前述のカーネギーの兄ちゃん、オーケストラの仲間、センターバックの王子も複数の
カテゴリーで受賞していました。




卒業式前夜。我が家に次男の仲の良い仲間、男女合わせて20人が集まり、パーティーで
した。アルコールなど勿論ありませんが、夜遅くまでワイワイ楽しそうに盛り上がり
ました。(準備の家内は大変でしたが。)


いよいよ卒業式です。





入場です。先頭の先生方のすぐ後ろは、生徒会の役員と学校により選抜された成績優秀
者です。このグループの席はステージ上に設けられます。




Mr. M の出番です。長男が卒業した時は、卒業生もオーケストラに加わって一緒に演奏
でしたが、この年は下級生のみによる演奏。唯一例外は、例のカーネギーの兄ちゃんの
ピアノのソロでした。最後まで別格でした。




父兄や家族が座る席から見た卒業生席です。多くの生徒が進学先の大学名をキャップに
貼りつけています。一応、規則はあり、卒業式の数日前にガウン、キャップを手渡された
後、あれはするなこれはするなと、いろいろ注意がありました。




次男の番です。名前を呼ばれ、ステージに上がって卒業証書を受け取ります。校長先生と
握手し、ステージ下でスタンバイするプロのフォトグラファーに向かってニッコリ笑顔。
次男の首にかけてあるのは、ファンドレイジング用の生花の首飾り、そして10日ほど前の
アワード受賞式で受け取った Honor Stole と Honor Cord です。




卒業式お決まりの光景。卒業証書の授与が一通り終わり、式の進行係の先生から「Class
of 2019 は卒業!」の宣言があり、卒業生が歓声と共に高々とキャップを放り投げます。
彼らの思い出がいっぱいつまった4年間が終わりました。この後、誰もがしばらく会場に
残り、あちこちで名残惜しい友達、先生と握手、ハグ、記念撮影でした。


とんでもなく長くなってしまいました。この後、一気に次男の9月の大学
入寮まで書き綴ろうかとも思いましたが、一旦ここで終わりとします。ここ
まで読んでいただいた方、お疲れ様でした。続きは、数日のうちにアップの
予定です。


本ブログ、更新は少なくなる一方、文章が長め、写真は多めになる傾向が
あります。我が家の子育ても終盤に入り、これまでマメに更新してこなか
ったために、あれもこれも記録に残しておかなくてはと、今更焦っています。
長男、次男の日本語補習校、現地校、バイオリン、サッカーについては完了
しました。この先は三男に関する内容が増えますが、それも一時期。あと
たったの2年半です。いろいろ考える今日この頃です。























長男 高校卒業

2016年07月24日 | 現地校
記事一覧を見てタメ息。毎度のことではありますが、今回は3ヶ月のご無沙汰。

過去の記事を自分で読み返しますと、ログとしての機能をはたし、この2年間の
主だった出来事がサーっと確認出来ます。もっと頻度を増やしてまめに書き綴って
いこうとはいつも思います。残念ながら思うだけに止まります。

息子達の現地校、日本語補習校は既に夏休み、サッカーの春のシーズンも終わり、
この3ヶ月間いろいろありました。学校、サッカーが始まってしまう前に主だった
ものをひろっていきます。

今回は、長男の高校卒業について。

長男が5月に高校を卒業しました。この高校、アジア系アメリカ人が多いことも
あり、学力レベルは高くいわゆる進学校です。ぐーたらな長男は、最初のFreshman
の一年間は苦労しましたが、何とかついていき、めでたく卒業となりました。

アメリカの高校が4年制であることは以前に何回か触れました。4年間、学業以外
では、それぞれのシーズンに合わせ、サッカー部と陸上部に在籍。その一方、年間を
通じオーケストラではバイオリン担当。学校嫌いではありましたが、本人なりに高校
生活をエンジョイしたのではないでしょうか。

高校でのサッカー最終試合については、既に投稿しました。さて、陸上部ですが、
卒業式の一週間前、同じ地区内にある高校を相手に学校対抗の陸上競技大会が行われ
ました。大きな地区トーナメントと異なり、そこそこの記録を持つ選手であれば、
どこかの競技で入賞といったローカルイベントです。最後の対抗戦は、ホストとして
対戦校を迎えました。長男は、400mリレー、走り幅跳び、棒高跳びの3種目に出場。
全て入賞し、帰りはメダルを首から3つぶら下げての帰宅でした。

この対抗戦で印象に残っているのは、競技開始前に Freshman から Junior3学年
の陸上部員がトラックのメインストレッチで2列に並んでつくった「花道」です。
コーチがSenior選手の名前を一人ずつマイクで呼び、呼ばれたSeniorの選手が
下級生に拍手で迎えられ列の中を駆け抜けるといったささやかなセレモニーです。
誰もがニコニコ。微笑ましいひと時でした。

次にシーズンに関係なく4年間続けたオーケストラ。長年ずっと団員をひっぱって
きた総責任者の先生「Mr.M」が、長男達の卒業に合わせて引退されました。いくつ
ものコンペで優勝、入賞を繰り返し、学校の歴史の中でも貢献者の一人です。2年前、
長男のバイオリンが盗難にあった時もいろいろお世話にもなっています。卒業の
数週間前の最後のコンサート。長男は次男と共にファーストバイオリンで隣同士で
着席。最後ということで気合の入った準備もあり、今までのコンサートの中では
一番聴きごたえがあったように思います。毎日の放課後の練習、数々のコンサート、
Disney Land への演奏遠征、大勢のオーケストラ仲間と良い思い出を沢山つくり
ました。

卒業の少し前、長男は「プロム」も経験し高校生活に花を添えました。生まれて
初めてのタキシードはレンタル。ペアを組んだクラスメートのかわいらしいお嬢さん
とは、お揃えにするドレスとネクタイの色について、あーでもないこーでもないと
かなりの時間をかけたようです。当日は大勢の友人達と大いに盛り上がったとのこと。
アメリカではお馴染みの光景です。

さて、卒業式。卒業生全員が一人一人名前を呼ばれ壇上に上がって卒業証書を受け
取って校長先生と握手。これは中学の時と変わりません。違うところは、ガウンに
帽子が加わります。そして全員が証書を受け取り終えますと校長先生からの指示で
帽子についている「タッセル」を右から左に動かします。直ぐに校長先生から卒業
の宣言。その瞬間、全員が帽子を高く放り投げます。これも高校、大学の卒業式では
お決まりの光景です。

卒業式の後は、家族でお祝いとなりますが、この年齢の連中が家でじっとするはずは
なく、日が暮れてから、最寄のビーチで200人以上が再集合しボンファイヤーだった
そうです。長男が GoPro で撮影したビデオを見せてもらいましたが、まるで高校
ドラマの一シーンのようでした。とっぷり暮れた海辺でマシュマロ、ソーダを片手に
大勢で焚き火をかこみ、人気者の男子生徒がウクレレを弾き、皆が合唱。カッコ
良すぎです。残念ながらビデオ入手は出来ませんでした。

不安と共に高校に入学したのが昨日のようですが、体も態度も大きくなり9月から
いよいよ大学生です。



陸上部のテント。どこの高校も通常、スクールカラーにあわせたものを持っています。


花道。長男が駆け抜けます。


400mリレー。長男は3番手でした。アンカーは、大きな大会の100m、200mでも入賞
するような選手。とんでもなく速かったです。


得意の走り幅跳び。


以前、ブログで、トランポリンの施設で行った三男の誕生日会について行き、主賓をさし
おいて長男が一番エンジョイしたといった内容を書きました。バク転、バク宙をマスター
する長男にとって棒高跳びは、水を得た魚でした。


長男の横は彼女ではありません。チームメートです。


高校生活最後のオーケストラ・コンサート。Senior は全員首にレイをかけてもらい
コンサートの最後には、一人一人名前を呼ばれ、下級生、観客からの拍手。


指揮者でもあるMr.M。ご本人もこの高校とはお別れ。お世話になりました。


長男と次男。


そして卒業式。通常、屋外で行われます。前日まで肌寒かったのですが、ポカポカ陽気に
恵まれました。


スクールカラーの赤いガウンと帽子に身を包んだ長男。入場した際、観客席から撮影。
卒業生は、首からレイをかけたり、帽子の上にメッセージ、模様を貼り付けたり、日本の
卒業式とは根本的に雰囲気が異なります。


高校での演奏は、上述のコンサートが最後と思いましたが、卒業式の中でもオーケストラ
の短いパフォーマンスがありました。卒業生はもちろん、ガウンと帽子で参加。本当に
最後となりましたが、長男は次男の横で演奏です。


卒業証書を受け取り、校長先生の指示がありました。卒業生全員、タッセルの位置を変え
ます。


4年間の全てが集約される一瞬です。


卒業式終了後。卒業生、家族、先生方、在校生、握手、ハッグ、笑い声、記念撮影、花束。


長男の高校生活終了。

やれやれ。

三男 - 小学校卒業

2015年07月05日 | 現地校
次男が中学校を卒業した翌日、三男が小学校を卒業しました。

小学校の卒業式は午前中。中学校は夕方。重なることはありませんが、日がずれて
いたことは幸いでした。どちらも平日であった為、小学校の卒業式の日は、勤め先は
遅刻、中学校の日は早退。日本ですと、子供の卒業式ごときで・・・となりますが、
アメリカでは問題はありません。有り難いことです。

中学校のように揃いのガウンはなく、取りあえず、男子、女子、卒業生は一応、皆
きちんとした服装で出席。父兄と言いますと、はっきり言って軽装です。スーツ姿は
私を含めほんの数名でした。三男は、次男が3年前に着た紺のブレザーにストライプ
のネクタイ。少年サラリーマンです。本人には悪いですが。

先日の日本語補習校の運動会同様、これで我が家と、この小学校とのお付き合いは、
終わりです。長男が Kindergarten から始め、三男の小学校5年生の卒業まで12年間。
先生方は、この12年で引退された方は、数名いらっしゃいますが、殆ど変わりなく、
卒業式の後、校長先生を含め、主だった先生方とは、名残惜しくお別れをしました。

三男のクラスメートは全員が同じ中学に進みます。次男が卒業したばかりの中学校です。
ここには、この学区の他の小学校3~4校からも生徒が入ります。自分専用のロッカー
があてがわれ、授業で教室を移動。日頃、兄二人からノウハウを聞いていますので、
三男は全然問題ないと思います。

三男の体格は平均的、普通の小学校5年生ですが、次男は今では身長は私と殆ど変わり
ません。三男も3年後の今頃は、背丈も伸びて、ごっつくなっているはずです。ちょっと
想像し難いです。

三男もこれで一区切り。1ページが終わりました。


家内が3年前に次男の卒業の為に作ったサインです。年度を2015年に
作り変えてリサイクルです。


デコレーションは、青とシルバーで統一しています。


卒業式に先がけ、各家庭から事前に集めた児童の写真をスライドで流し
ます。この時点で目頭を熱くする父兄は少なくありません。


我が家が12年お世話になった小学校。無理やり、長男、次男を連れて
きました。


三男が名前を呼ばれ、校長先生と握手。卒業証書を受け取り自分の席に
戻ります。



次男 - 中学校卒業

2015年07月04日 | 現地校
先日、次男が中学校を卒業しました。ついこの間入学したような気がしますが、3年間は
あっという間でした。

日本の中学校と異なり、学内の部活はそれほど活発ではなく、サッカー部も野球部もあり
ません。長男、次男共にオーケストラが中心でした。多くの友人を作り、勉強、音楽と
本人なりに3年間頑張ったと思います。高校は残念ながら、友人達と別れ、長男が在籍
する隣の学区の高校への入学が決まっています。新年度は、8月中旬のスタートです。

次男の年度から他の学区に合わせ、小学校は5年生で終わりとなりました。そして中学入学。
ここで3年間過ごし、これから高校には4年間通います。もし日本で生活していたとしますと、
中学の卒業は、まだ少し先となります。ちなみに週一回通う日本語補習校では、中学3年生。
現在は夏休みで、卒業は来年3月です。

さて、卒業式は、3年前の長男の時と同じで、中学校の中庭で式典が行われました。雨が
降るとオーディトリアムに場所を移すことになりますが、幸い、カリフォルニアで5月
から10月の間に降水があることは非常に稀であり、卒業式当日も晴天に恵まれ、屋外の
式典は全く問題ありませんでした。男子は、緑、女子は白の揃いのガウン。高校、大学の
卒業式とは異なり角帽はありません。皆、家族に用意してもらったり、自分で調達して
きた色とりどりのレイを首にかけ、成績優秀者は、特別なメダルも卒業式に先がけて学校
から受け取り、晴れの舞台では、誇らしげにレイと併せて身に着けていました。

これでお別れといった湿っぽい雰囲気ではありませんでしたが、次男が所属したオーケス
トラを引っ張ってきたMS. Mは、自分が赴任してからずっと面倒を見てきた生徒達の卒業
ということもありサングラスをかけて涙をぬぐっていました。

クラスに分かれ、担任と言いますか担当の先生が生徒一人ずつの名前を読み上げ、家族や
友人から拍手、歓声、時々、奇声もあがり、本人がステージに上がって証書を受け取り
ます。人気のある生徒は、歓声もひときわ大きく、名前を呼ばれた後の会場の反応でその
生徒の3年間の学校生活が窺い知れます。

式典が終わりますと中庭のあちらこちらで家族、友人達と写真撮影。これは万国共通です。
夕方からダンスパーティー。学校からは事前に連絡があり、パーティー終了と同時に父兄が
学校まで迎えに行きます。帰りは、10時近かったです。

中学卒業。次男にとって一区切り。1ページの終わりでした。



校舎から中庭に出るドア。中で入場を控える生徒達。分かりづらいですが、
ガラスに映っているのは、花道の両サイドを埋め尽くした家族、友人達。


入場カウントダウン。


卒業式の開始です。


この生徒、次男と2年間、カルテットを一緒に務めた女の子ですが、今年の
卒業式のスターでした。実は、バイオリンよりも歌が専門であり、数ヶ月前、
初めて全生徒の前で「Phantom of the Opera(オペラ座の怪人)」を披露した
そうです。噂には聞いていましたが、プロです。卒業式の前半でパーフォー
マンスがありました。ポップス系ではなく、ミュージカル系で、歌唱力、間の
取り方、手のしぐさ、まなざし、会場がぶったまげていました。


次男。証書とカーネーションの花を受け取り。


自分の席へ。


父兄はビデオ、写真に一生懸命。


校長先生から「カーネーションは大切な人に。」大方、お母さん達がもらった
ようです。







次男 - Spring Concert

2015年05月25日 | 現地校
本日、5/25(月)は、Memorial Day のため会社はお休み。そして次男、
三男のサッカーも連休のため、この週末の試合は、全くなし。昨日は、
家族でSan Jose EarthquakesのHome Game 観戦。今朝は、息子
3人とサーフィン。久々にゆっくりとさせていただきました。

後り、2週間もない次男、三男の卒業式の前に書きとめておかなくては
ならないイベントもあり、つめこみ投稿です。

尚、記録を見ますと本ブログ、5/24で一周年となりました。簡単に考え
ていましたが、何でも続けることは大変です。この先もマイペースで
北カリフォルニアの生活を書き綴っていこうと思います。

さて、三男のTalent Show の次は、次男の中学校のSpring Concert に
ついて。

2週間ほど前に次男が通う中学校でこの時期恒例のSpring Concertが
ありました。昨年の12月同様、同中学校の管弦楽オーケストラ、吹奏楽
バンド、コーラスのコンサートです。12月は、オーケストラにスポットライトを
当ててもらいましたので、今回は吹奏楽バンドがメインとなりました。
卒業を控えた8年生にとっては、中学校最後のコンサートです。

次男のソロはありませんでしたが、前回ピアノで伴奏をしてくれた友人は
実はマルチタレント。聴かせてくれました。今回、管弦楽オーケストラでは
バイオリンに加え、何とエレキベース。(これは、オーケストラを引っ張る
Ms.Mのアレンジです。)その後の吹奏楽バンドの演奏にはピアノで
参加。そして時間枠は少なかったですが、ロックバンドの演奏にも再度
ベースでステージに立ちました。どれも大変素晴らしいものでした。次男
いわく、この友人、勉強においても優秀とのことです。

カリスマ音楽教師のMs.Mは、今回も気の利いたアレンジを取り入れ
健在です。先日、管弦楽、バンド、共にローカルのコンテストで昨年に
続き優勝。審査員は絶賛していたと聞いています。

次男は後2週間足らずで卒業。9月から入れ替わりで三男が同じ中学に
入学します。オーケストラには参加するようです。但し、三男の現在の
バイオリンのレベルは、長男の6年前、次男の3年前と比べても「ウーン」
であり、果たして三年後、三男はどうなっていますやら。



コンサート開始前のステージ。


花束の販売。家内や他のオーケストラメンバーの父兄によるFund Raisingです。
家内は、ここで販売する花束を前日、ほぼ徹夜で準備していました。それでも
追いつかず、翌朝は、優しい他の生徒のお母さんが助っ人。我が家のガレージで
何とか間に合わせました。


7年生より次男とカルテットを一緒に組んできた仲間3人のうちの1人。
開演前、会場入り口前のホールで息のあった仲間4人で演奏。コンサート
に来た父兄、生徒を迎えます。


黙々と演奏です。


こちらは、コンサート開始後の管弦楽オーケストラ。一生懸命な姿、素晴らしい
です。


親分。Ms.M。





三男 - Talent Show

2015年05月25日 | 現地校
ブログでカバーすべきことがたまっています。怠慢なため、全て後々となって
おり、今後もこの傾向は続くものと思われます。今回は、三男の小学校生活
最後の Talent Show について。

先日、三男が通う小学校で、毎年5月に開かれるTalent Show がありました。
これは、保護者が主催するいわゆる学芸会です。例年、参加者は総勢50名~
70名くらいでしょうか。出し物は、高学年でドラムやエレキギターの独奏を
する児童もいますが、殆どが歌と踊り。微笑ましいイベントです。

年々、規模と中身は、若干縮小気味であり、今年は特にその傾向が強かった
ように思います。昔は、会場となる小学校のカフェテリアに用意された席は
満席となり、立ち見の父兄も大勢でした。今回は、空席もぱらぱら。

さて、三男は、同じ小学校を卒業している兄達にならって、毎年Talent Show
では、バイオリンの演奏をしています。昨年が映画「Pirates of Caribbean」
のテーマ曲、今年は、クリスマス前の封切を控え話題になっている「Star
Wars」のオリジナルテーマを選びました。ここ一ヶ月ほど、取りあえず練習を
繰り返し、本番では大きな失敗もなく、何とか無事に終え、本人だけではなく
家内もほっとしていたようです。

歌と踊りを披露する児童、グループ(主に女の子)が選ぶ曲は、例年その年の
流行を反映し、今年も昨年に続き Taylor Swift と Katy Perryが殆どでした。
歌、踊りの質はと言いますと、学芸会。ですが、どの子も、歌、振り付けは
かなり練習をしたと思います。観客席では、いたるところにビデオカメラ、
iPhone を構えたお母さんやお父さん達が。良く見かける光景です。

三男は5年生。アメリカの多くの小学校がそうであるように最終学年です。
6年生はありません。よって新年度の9月からは中学生となります。今回の
Talent Show は、私達家族にとっては最後。11回目のこのイベントは特に
感慨深いものがありました。

あと2週間で三男は小学校卒業、次男は中学校卒業です。



高学年女子4人組による歌と踊りのパフォーマンス。典型的な出し物です。


三男、演奏を無事終えました。


やれやれ。
ステージのバックにかかっているのは、今年の Talent Show のため、家内が
夜遅くまで作業をして仕上げたサイン。


今年のプログラム。これもボランティアのお母さんが夜遅くまでかかって準備
したものです。


ステージで熱唱する児童の父兄。しっかり記録に。

長男 - 陸上競技大会 (Track & Field Meets)

2015年05月21日 | 現地校
今回は、長男のTrack & Filed Meets について。

長男の高校のサッカーはとうの昔にシーズンが終わり、ここ数ヶ月、
息子は、サッカーの後に始まった陸上競技の練習で忙しくしています。

日本と異なり、アメリカの高校では、一つのスポーツに一年を通して
携わることは、あまりありません。通常、高校スポーツのシーズンは
3ヶ月前後。州によってばらつきはありますが、とりあえず、長男の
高校が属する高校スポーツ統括団体では、サッカーは、バスケット
ボール同様11月から2月まで。陸上は、野球と同じ3月からシーズン。
ちなみに花形スポーツのアメリカンフットボールのシーズンは秋となり
ます。シーズンをずらしている為、複数のスポーツで活躍する生徒も
決して珍しくありません。但し、野球、バスケットボール、サッカー、
バレーボール、水泳等は、学外のクラブチームに所属する子供も大勢
おり、こちらは、年がら年中一つにべったりです。

長男の陸上競技での担当種目は、400mリレー、幅跳び、棒高跳び
だそうです。参加する競技大会は、所属する地区の中で一シーズンに
10前後が設けられています。サッカーの試合同様、陸上競技の大会は
平日の開催が多く、なかなか観戦出来ませんが、先日、土曜日の
大会があり行ってきました。これは一応、今シーズンの記録を対象に、
基準を上回った選手のみ招待されるものだそうです。

長男が招待を受けたのは400mリレーのみ。あっという間に終わって
しまうこの競技に出場する為の拘束時間は、半日。ご苦労なことです。
長男のリレーの順番は3番手でコーナーの担当です。トラックの
コーナーの出口でカメラを構える私からは良く見えなかったのですが、
本人は、2人抜いてアンカーにつなぎ、チームの最終順位は3位との
ことでした。5月末でシーズン終了。残る大会は2つ。せいぜい頑張っ
てもらいたいものです。



普段はどこかの高校で行うことが多いですが、今回の大会会場は、地元の大学
でした。こちらの高校は、日本のちょっとした短大なみ施設を持ち、陸上競技場は、
アメリカンフットボール、サッカーのフィールド兼用となり、通常、応援する生徒や
家族を収容するスタンドも備えています。



この年代、贅肉はなく、全身筋肉。羨ましい。



長男、いよいよ出番です。



アンカーに無事バトンを渡し終えました。



お役目終わり。

アウトドア・エジュケーション (Outdoor Education)

2014年09月22日 | 現地校
小学校5年生の三男は、本日の月曜日より金曜日まで5日間、現地
校のOutdoor Educationです。5年生の全児童は、午前8時30分に
小学校に集合。少し準備でバタバタした後、午前9時に大勢の父兄
に見送られ、バス2台で出発しました。

学区や通う学校により、学年のシステムは多少異なりますが、通常
小学校は5年生で卒業し、中学は3年間、そして高校は4年間となり
ます。三男は5年生、小学校最後の年であり、Outdoor Educationは、
言わば日本の小学校6年生の修学旅行のようなもの。但し、名前の
通り、単なる観光ではなく、自然に接する野外での教育に重点をおいて
います。息子が通う小学校では、日本の修学旅行のように、何時間も
かけて遠くに行くようなことはせず、比較的近場を選んでいます。

小学校5年生の子供達にとっては、何年も前から楽しみにしてきた
大きなイベントであることは言うまでもありません。

また、5日間のプログラムの中には、日本の小学校5年生では考え
られない「性」についての教育枠も含まれています。現在、高校3年
の長男がOutdoor Education に参加した時は、親として正直抵抗は
ありましたが、子供達の関心が出てくる時期に大人から教える。そう
あるべきなのかもしれません。

朝、曇り空の中、子供達は、ニコニコ顔で、大きなダッフルバッグ
に衣類、洗面用具、文房具等を詰め込み、それに寝袋をかかえての
登校でした。先生が数名、そして高校生のボランティアが7、8名
リーダーとして同行します。リーダーは、成績優秀者のみが選ばれ、
1週間、高校の授業を欠席する一方、学校からはきちんと単位が与え
られるそうです。

集合した時点であちこちで写真撮影。その後、点呼、荷物の積み込み、
そしていよいよバスに乗り込みます。出発直前には、良く見かける光景、
「I love you!」「Have fun!」と親子でハッグです。中には涙ぐむ
お母さん達も。

出発にさきがけ、学校側が父兄、家族から子供達への手紙を準備させ、
それを5日間のプログラムの後半に先生が現地で手渡します。子供達
のホームシックのボルテージは一気に上がるそうです。

三男の金曜日の帰りが楽しみです。


荷物の積み込み完了。


出発。