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デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー、海外旅行記、吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

大林宣彦さん「最期の講義」… 花筐/HANAGATAMI

2020-04-23 01:01:10 | 人生の棚卸し
 今朝 ふっとモッコウバラ が咲いているのに気がつきました。その隣のブルーベリーに白い小さな花が咲いたのは少し前に気づいていたのに…不思議です。植えるのも手入れするのも妻だからでしょうかねぇ。庭が明るくなってなんだか少しトクしたような気分です。

 小さな庭ですから一斉に花々が咲きはじめると庭全体がまるで一つの花かご… 花筐(はながたみ)に見えます。広いお屋敷の静かな庭も心を和ませましょうが、こうした花かごの庭が私にはふさわしく しっくりきます、負け惜しみではありませんけどね(負け惜しみ!)


               白く小さなブルーベリー(左) と明るく賑やかなモッコウバラ

 去る10日、大林信彦さん(映像作家 82歳)が旅立たれました。しばらく前に放送された大林さんの「最後の講義」思い出し、もう一度聴きたいなぁ と思っていましたら 16日に再放送されました。言葉一つ一つが 表情と仕草も含め 改めてしみじみ心にとどきました。

 「最後の講義」は、『もし今日が人生最後の日なら何を伝えたいか』というアメリカの大学で始まったムーブメントをNHKが番組化したものです。大林宣彦さんはシリーズ第二弾として一昨年3月に講義をされ、今回は大林さんへの追悼として再放送されました。


                     番組収録は2017.12.20 早稲田大学にて

 講義は、肺がんステージ4で「余命3か月」を告げられ1年7か月が過ぎた2017年暮。「映画を志す若い人達に思いを伝えたい」との大林さんの希望で「早稲田映画まつり」の一環として早大教室で行われました。大林さんの遺言と言うべき「最期」の講義です。

 「あなた方にとって戦争は過去のものではありません。明日にでも戦争になるかもしれません。あなた方はいま戦前を生きている人達なのです」。戦争が終わったとき7歳だった大林さん。若い人達に「フィロソフィーとしての映画」について語り始めました。


                大林さんの講義を聴く学生達の眼差しも印象的でした。

 僕が80歳でまだ現役として映画が撮れているのは、古い映画をたくさん観てきたからだと思う。1960年代までに上映された世界中の映画で観れるものは僕は総て観てきた。それによって自分の中に「映画とは何かというフィロソフィー」が育まれてきたと思う。

 小津安二郎さんが撮った映画「東京物語」「彼岸花」。戦争とは縁がない映画監督だと言われている。確かに戦闘のシーンはない。戦時下の暮らしも一つも撮らない。小津さんが撮ったのは、日々豊かになる途上の戦後日本の市井の人々の暮らしばかりだった。



 映画をカットに分けて撮る場合、右の人は左を向いて、左の人は右を向いて撮る。そうしたカット撮りによって観客は頭の中に二人が視線を合わせる場面を作りだす。そんな基本のテクニックに小津さんは敢えて逆らい登場人物に視線を合わさせようとしない。

 映画「彼岸花」には、老夫婦が旅先で人生を振り返るシーンがある。『私ね、ふっとあの頃が懐かしくなるの。戦争は厭だったけど、あんなに親子四人が一つになったことなかったもの』。戦争が終わり平和な時代を迎えてなお「あの頃が懐かしくなる」と。


                  映画「彼岸花」(1958年) 田中絹代と佐分利信

 映画「東京物語」で小津監督は何を言おうとしたのか。都会に出て家庭をもち、母親の葬式で家に帰ってきた子ども達が過ごす数日。最早ともに暮らすことのない核家族。各々視線を合わすこともない家族の中に 妻を亡くしぽつんと一人残された父親が、いる。

 映画「彼岸花」で『あの頃が懐かしくなる』と語るあの頃とは どんな時代だったのか。戦争が日常の日々、空襲から逃げ惑い人々が大勢死ぬ日々、戦争が終わり子ども達をどう食べさせるか心痛む日々。それでもなお笑顔で「あの頃が懐かしくなる」と語る日々。

 小津監督は「今、あなた方は幸せですか?」と。戦争があり、死と背中合わせ、食べるものもろくにない貧しさの中、家族はみな一緒に暮らし、心を一つに寄せ合って懸命に生きていた。今、あなた方は、あなた方の家族は、本当に幸せになったんですか?と。


                        敗戦直後の大林さんとお母さま

 敗戦。大林さんは初めて母親と一緒にお風呂に入ります。風呂から出ると座布団が二枚敷かれ、その間に短刀が一振り。明日もし進駐軍がこの家に押し入るなら…と。大林さんはホッとしたそうです。お母ちゃんが殺してくれるんなら痛くないように死ねる、と。

 最期の講義の最後に映画を志す若い人達に「戦争という狂気に人間として対峙するには正気しかありません」「売るための映画は一度たりとも作るまい。映画を作るにたるフイロソフィーを」。そして大林宣彦さんが遺した最期の映画は「花筐/HANAGATAMI」。
     4/26付朝日新聞に特集「大林さんから平和のバトン」が1頁全面に掲載されました。
       そこに大林さん最期の監督作品は「海辺の映画館--キネマの玉手箱」とありました。
       このブログ本文は訂正せず そのまま残し ここで 「訂正とお詫び」を申し上げます。


   青春が戦争の消耗品だなんてまっぴらだ! 檀一雄原作 映画「花筐/HANAGATAMI」予告編



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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (小父さん)
2020-04-23 16:51:00
>庭全体がまるで一つの花かご… 花筐(はながたみ)に見えます

素敵ですね。
こんな出来事こそが幸せって呼べるんでしょう。

私も以前の「最後の講義」と先日の番組、拝見しました。
前は講義の部分だけしか観ていなかったのかな?
感動的だったと思います。

今回はヨボヨボの身体で映画撮影風景も観ましたが、前回と違った感情も湧いた気がします。

前に書いたことはありましたっけ?
私の父は職業軍人で、長兄も陸軍幼年学校で終戦を迎えています。

だが近年の安倍晋三氏の安保論議ほかのせいか、書家・金子兜太さんの「アベ政治を許さない」がシンボライズする反戦の気持ちが心の中を占めてきました。

大林信彦さんの「戦争という狂気に人間として対峙するには正気しかありません」には同調したく思います。
残念ながら映画の1本も観ていないのですが、若者向けの作品や撮影なのか?テレビで覗き見している限りでは、その作品を観たいという気は起こりませんでした。

山田洋次さんも現場に駆けつけてきていましたねし、浅野忠信氏も出演してましたね。
お二人共、同志、尊敬する監督としてのことだと思います。

日本人として大林信彦さんの思想は支持したく思います。
父や長兄と戦時中の話はほとんど交わしたことはないのですが、戦後、そして現在の日本を二人はどのように捉えるのかな?とよく思うことです。

小津安二郎さんの映画も近年よく観ましたが、そのような問いかけが入っていたとは気がつきませんでした。

両監督共深いですね。
ん?山田洋次監督も反戦家だと思うのですが、作品ではそんな描き方してましたかね?(汗)
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Re : 小父さん (デ某)
2020-04-23 21:48:45

小父さん
こころあたたまるコメントありがとうございました

この時期の拙庭はほんと!色彩ゆたかな花畑です、私の手は一切かかっていませんが...(笑)

大林さんのご闘病の番組は 私は視ていません。
視るのが苦しくなる気がして...敢えて録画しませんでした。
私の先輩が或るサイトで「見て、涙が止まりませんでした」と記されていました。
大林さんのご冥福を心よりお祈りします。

> 私の父は職業軍人で、長兄も陸軍幼年学校で終戦を迎えています。

お兄様はきっと小父さんに大きな影響を与えた方でいらっしゃいましょう。
陸軍幼年学校で8.15を迎えられた由、当時はさぞ辛い思いをされたことと存じます。
わが父は陸軍に志願しいわゆるポツダム少尉で復員しました。
父はまだ比較的恵まれた環境だったようですが、
徴兵され一兵卒で復員した叔父は栄養失調と結核を病んで復員、
母親(わが祖母)が「幽霊がきた」と驚いたほどボロボロで帰ってきたそうです。
様々な思いをかかえ 様々に戦後社会を生きられた方々、
思想的にも様々かと思いますが、総て戦争の狂気の犠牲者でいらっしゃいましょう。

> 近年の安倍晋三氏の安保論議...反戦の気持ちが心の中を占めてきました。

亡くなった角栄さん、中曽根さんはじめ歴代総理は勿論、
今!権力の座にある安倍さんとても 「戦争が好きな」総理ではありますまい。
寧ろ、戦争になれば、戦場に狩りだされれば、真先に逃げる方だと思います。
好戦的!なブッシュ(子)米大統領も ベトナム戦争時に事実上の兵役忌避※をしています。
 ※ 州兵に志願し徴兵=ベトナム派兵を逃れた。
戦争の好き嫌いではなく 確乎とした平和の思想、理念を有するか否かが分かれ道だと思います。

> 残念ながら映画の1本も観ていないのですが...

政治的立場、見解と 文化・芸術の好みは一致しなくて当たり前です(笑)
ブログでは敢えて取り上げませんでしたが、
大林さんも黒澤明さんも「プラカードは掲げない」との信念でいらっしゃいます。
小津安二郎さんもたぶんそうだと思います。
黒澤明さんは「プラカード掲げるぐらいなら映画をやめて政治家になる」と仰った由。

> 父や長兄...現在の日本を二人はどのように捉えるのかな?とよく思うことです。

たぶん...と言うより きっと! 小父さんのお考えを支持なさると思います。

> 小津安二郎さんの映画も近年よく観ましたが、
> そのような問いかけが入っていたとは気がつきませんでした。

小津さんの映画は大好きなのに、
紋切型の会話と「視線を合わさ(せ)ない」ぎこちなさから、ずっと違和感をもっていました。
大林さんの講義から、私のもっていたその違和感が少し溶けました。

> ん?山田洋次監督も反戦家だと思うのですが、作品ではそんな描き方してましたかね?

山田さんも「プラカードを掲げない」監督さんなのでしょうね。
なぜか極左! 極右!の方は総じて山田映画が大嫌いだそうです(笑)
「あんなつまらない日常をわざわざ映画にするバカ、わざわざカネ払って観るバカ」と。
で、健さんの任侠モノは好きなんだそうです。
山田洋二さんも健さんもどちらも大好きな私って、何なのでしょうね
返信する
花筐(はながたみ) (リーのママ)
2020-04-24 13:45:42
はながたみって、花かごのことだったんですね。
難しい漢字なので、花筏と混同していました。
世阿弥作とされる能の一曲に花筐というものがあるようですね。大林監督の映画はこの話をヒントにされたのかな?
散歩をしていると、本当にたくさんの可愛い花々が溢れるお庭を拝見することがあり、目を楽しませてもらっています。
花筐のようなデ某さんのお庭を拝見したくなりました。
「もし今日が人生最後の日なら何を伝えたいか」
岡江久美子さんも、人生最後が近づいているなんて思ってもみなかったでしょうね。
先ほどTVで医師が、手術や放射線治療で免疫が落ちることはないと断言していました。それならばなおさら、あれほど元気で免疫力の高そうな岡江さんがコロナで急変したのか。
今天国にはなぜ自分が死んでしまったのか分からない人々が溢れていることでしょう。
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Re : リーのママさん「花筐」 (デ某)
2020-04-24 15:33:42

リーのママさん
コメントありがとうごさぞいました

花籠 花筐 花筏 ... それぞれに味わいがあります。

> 世阿弥作とされる能の一曲に花筐 ... 大林監督の映画はこの話をヒントにされたのかな?

この能には 継体天皇が登場します。
数年前、ママさんと一緒に行った高槻の(継体天皇陵とされる)今城塚古墳を思いますね。
間違いない!とされつつ正式に定められていないため 唯一誰でもいつでも訪ねられる天皇陵。
先日のNHKの歴史番組では磯田さんが
「継体天皇が現れなかったら現在の皇室はなかった」と語られたのが印象的でした。

> 散歩をしていると、本当にたくさんの可愛い花々が溢れるお庭を拝見する

どの家の庭も今!が一番、明るく生き生き輝いています。
それだけに コロナ禍に痛む胸との落差が大きすぎます。

> 花筐のようなデ某さんのお庭を拝見したくなりました。

「デ某の庭」ではありまセーヌ河。「デ某の妻の庭」にございます。

> 「もし今日が人生最後の日なら何を伝えたいか」
> 岡江久美子さんも、人生最後が近づいているなんて思ってもみなかったでしょうね。

志村けんもさんそうでしょうし、みなさん...心を残し旅立たれたことと思います。
せめて ... と思います、せめて一言 ...。

> 先ほどTVで医師が、手術や放射線治療で免疫が落ちることはないと断言していました。

がんの三大療法は「手術」「化学(抗がん剤)」「放射線」。
しかし こと「がん」に関して、一つの見解として頷くことはあっても、断言!されれば
たとえ医師であれ、医学の領域は限りなく広いので、 眉にツバしたくなります(笑)

いずれみんな旅立つことになりますけど 今! コロナで! 死にたくないです。
しっかり注意し がんばって 息抜き、否! 生き抜きましょう!
返信する
Unknown (みよ)
2020-04-24 23:54:12
こんばんは。
デ某さんがあまりにも深い記事を書かれるので、私は妄想の世界にはまり込んで、昨夜はコメントしそびれました。

この再放送を私も見ました。
大林さんの映画は1作しか見ていません。私は映画をあまり見ていないんです。
そんな私にとても強烈な印象を残したのが「野のなななのか」
母の納骨の日の夜、すぐに帰宅する気になれずに、喪服のまま映画館に寄って見たのがその映画でした。
母の生前には一堂に会することのなかった母の子、孫、ひ孫が集まりました。
もう一度見たい映画です。

大林監督はご自身のフィロソフィーを貫かれたのですね。

コロナ禍の影響で、良い番組の再放送が増えそうですね。
おうちに居ても楽しめることが沢山ありますね。
返信する
いのち (遠音)
2020-04-25 09:48:42
>お母ちゃんが殺してくれるんなら痛くないように死ねる、と。
そう・・誰に殺されるのか分からぬ恐怖に 
あの時代はさいなまれていました。
同じ年だったのですね。。
子どもだった私達は 大人が偉大に見えました。
すくなくとも あの戦争の中では虐待はあり得ませんでした。
コロナ災いの中で 小さないのちを虐待する。
また幼いのちが 母親の手で・・釧路市は日本一
虐待の多い街なのだとか。

お花 きっと今が一番良い季節なのでしょうね。
ターシャの言う・・輝きの季節にデ某さんご夫妻はいらっしゃるのですね。
もちろん我が輩さんも。 そう考えると
何故かこころが 休まります。
返信する
Re : みよさん (デ某)
2020-04-25 10:02:11

みよさん
お早うございます。コメントありがとうございました

> 深い記事を書かれるので、私は妄想の世界にはまり込んで、昨夜はコメントしそびれました。
羞かしくて何処に逃げ出したくなります
みよさんのUPされるお写真にいつも胸きゅん!のデ某にございます。

> この再放送を私も見ました。大林さんの映画は1作しか見ていません。
> そんな私にとても強烈な印象を残したのが「野のなななのか」

私はこの映画を観ていませんが、短い予告編からも...
芦別の詩情に目をうばわれ 大林さんの「家族とは」の主題に思いを巡らせました。

<予告編> https://www.youtube.com/watch?v=J-AVA3pH_kw

> 母の納骨の日の夜、すぐに帰宅する気になれずに
> 喪服のまま映画館に寄って見たのがその映画でした。もう一度見たい映画です。

びっくりするシチュエーションながら
映画の主題にかなう ... 大林さんへのオマージュあふれる感想だと思いました。

> 大林監督はご自身のフィロソフィーを貫かれたのですね。

大林さんが仰るとおり「マイ フィロソフィー」をこめた映画なんだろうなぁ、と。

> コロナ禍の影響で、良い番組の再放送が増えそうですね。

はい。私もそう感じています。
NHKは嫌いなのですが... さすがNHK!と(笑)
その点、民放はこういうときのポテンシャルを欠きますね。

とはいえ鬱陶しい日々... 私の先輩に教えていただいた You tubeをお聴きください。
ABBA「Dancing Queen」のパロディです。
https://www.youtube.com/watch?v=hzrDg5ttDyg
返信する
Re : 遠音さん「いのち」 (デ某)
2020-04-25 11:16:39

遠音さん
コメントいつもありがとうございます

>>お母ちゃんが殺してくれるんなら痛くないように死ねる、と。
> そう・・誰に殺されるのか分からぬ恐怖に あの時代はさいなまれていました。

お母ちゃんが...と語られた大林さんに、私の たぶん学齢前の幼い日の記憶が重なりました。
何があったのでしょう... 或る日 裏の物置小屋で母から「お母ちゃんといっしょに死ぬか?」と。
私が首をふると ... 泣きながら抱きしめられました。

> 同じ年だったのですね。子どもだった私達は 大人が偉大に見えました。

大林さんと同い年でいらっしゃったんですねぇ。
戦争中に生まれ、育ち、敗戦後の日本を子ども時代からず~っと生きてこられた世代。
大きくなって 昔の道や家並みに「こんな狭い道、こんなに小さい家だったのか」と。
それと同様でしょうか、子どもの目に映る大人たちは...。

> すくなくとも あの戦争の中では虐待はあり得ませんでした。
> コロナ災いの中で 小さないのちを虐待... また幼いのちが 母親の手で・・

私が小さかった頃の郷里(境港)の日々...イジメはありましたけど虐待はなかったように思います。
虐待... 人の心が無闇に豊かになり荒むからでしょうか。

> お花 きっと今が一番良い季節なのでしょうね。
> ターシャの言う・・輝きの季節にデ某さんご夫妻はいらっしゃるのですね。

わが庭は ターシャのような広い庭ではありません。
記しましたように「花籠」のようなささやかな庭です。
それでもこの季節には!ではありますが...。

> もちろん我が輩さんも。 そう考えると 何故かこころが 休まります。

我が輩さん って シマのことですか?
シマを抱いて庭に出ると 陽射しを浴び ウットリしていますが、花にウットリはしません。
唯一、猫草が植えてある鉢のところでは もぞもぞ動き ... ほしがります(笑)

コロナ対応の様々な「お達し」... まだまだ長引くかもしれませんね。
心のスタンスを大きめにとり ... さぁ来い! と構えることにいたしましょう
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