吾輩の最初の主人は、主人の息子であったと前に記した。今日はその息子について記す。
キャンディーズ「年下の男の子」、布施明「シクラメンのかほり」が大流行した年に彼は生まれた。↓左は、主人の郷里境港の浜にて（わんこは隣家の「サツ」）。この青松白砂の浜はやがて埋立てられ、バブル崩壊とともに広大な空地となった。
出生地は函館ゆえ道産子である。函館山ロープウェーの基地や正ハリストス教会に程近い十字街(末広町)に細君の実家があった。今は日吉町（近くに五稜郭）に転居、土地は駐車場になった。↓右は函館にて細君の母親とともに撮った幼い日の彼である。
主人は「巨人 大鵬 玉子焼」世代。一言で言えばジャイアンツ狂！ 息子も幼い頃は唯々諾々Ｇマークを身につけた（下）。が、江川の入団騒動で目覚めた或る日「おとうさん、江川はずるっこいことして巨人に入ったん？」。主人の願いも虚しく彼はトラになる。
今は虎！になったが、Ｇマークの野球帽が懐かしい
↓保育園の卒園式。細君は仕事で出席できず主人が保護者代表で謝辞。３歳こぐま組、４歳ぞう組、５歳きりん組...尽きぬ思い出が甦った主人、謝辞を読みながら時々嗚咽していた由。息子の方は「おとうさん、どないしたん？」（下右から２人目）
小学校に入ると「鍵っ子」。学童保育から夕方帰宅し１～２時間は一人で両親の帰りを待つ。そのため「せめて犬が帰りを迎えてくれるように」と生まれたばかりの柴犬を貰ってきた。その柴犬こそ主人の家における吾輩の先輩、名犬コロ↓である。
小学校１年の冬休み、主人の郷里にて主人の両親（当時６１歳）と餅つき↓ 主人の父親は７～８年前まで車を運転していたが、現在は認知症のグループホームにいる。母親は広い家に一人暮らし。その淋しさを思い主人も毎月１回、通院付添等を兼ね帰省する。
小学校６年の運動会↓ 幼さが残る顔だが、このあたりから顔も身体も声も変わる。それにしても東寺の運動会ってつまらなかった由。１００ｍ走など「競う」プログラムは無く集団演技ばかり。また隔年で平日開催。悪しき平等主義と言うほかなかろう。
中学入学。遅ればせながら小６で入塾。中学受験では国立附属を受験も抽選でハズレ！ 地元公立を奨めると「私学を受けたい」。たぶんダメ！の合格発表には主人一人で行くと...あった！ 今なら携帯で撮り送信だろうが、当時は赤電話の長い列に並んだ。
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である～40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である～80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81～ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
それぞれのお写真にデ某さんの想いが巡られたのではないでしょうか。写真というのはいいものですね。見れば、そのときの出来事や感情がついこの間のことのようにすぐに蘇ります。
幼稚園桑園時には、デ某さんが謝辞を述べられたのですね。涙に声を詰まらせながら・・・・とっても子煩悩でいらしたデ某さんの若かりし頃の父親ぶりが垣間見られます。子供の成長を感じることほど嬉しいものはありませんね。
しかし息子さん、デ某さんに似て頭脳優秀の好青年ですね。
最近、子供と共に親も成長できたのかなぁ～？なんて考えたりする私です。今では、成長するのはお腹まわりの贅肉ばかりですが（笑）
いつも丁寧なコメントありがとうございます。
> 息子さんの歴史を一気に中学入学まで見せて頂きました。
> 写真というのはいいものですね。
> そのときの出来事や感情がついこの間のことのようにすぐに蘇ります。
これ以降は現在に直結し「取扱い」が難しくなります(笑)
いま続き！を書いているところですが、写真が使いにくくて困りますね。
> 卒園時には、デ某さんが謝辞を述べられたのですね。
共働きでしたから、送り迎えは本当に大変でした。
妻との行違いで子供を保育園に置いてきぼりにしたり…。
この３年間の思いは、後の小中高とはまるで異なる重さでしたから胸が詰まり…。
> 最近、子供と共に親も成長できたのかなぁ～？なんて考えたりする私です。
ルソー「エミール」にそうしたくだりがたくさんありますね。
「子は大きくなっても親孝行しなくてよい。幼い頃の可愛さで十分孝行している」とか…。
> 今では、成長するのはお腹まわりの贅肉ばかりですが(笑)
Me,too! (笑) お腹まわりにも頭の中にも贅肉がこってり…。
でもSORAさんはスタイルはじめルックスも笑顔も素敵な方です。