デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

です!ます!ではなく…

2020-01-08 16:24:42 | 人生の棚卸し
 元旦の朝刊トップは、中国企業が「国会議員5人に現金」「ゴーン国外逃亡」。新年早々には米国による「イラン軍司令官殺害」。報復合戦を危惧していたら先刻!イランが「イラク駐留米軍基地をミサイル攻撃」のニュース。なんなんだ!と暗澹たる思い也。

 政治家というのは百万円の現金を貰っても「忘れる」ものらしい。忘れたと言いながら「もし事実なら返す」と。庶民感覚ウンヌンなんてものではなく当たり前の罪悪感が欠如している。それ以上に当たり前の感覚が欠如しているのは国のトップマネジメント也。
 
 ウソや!と思うのは大抵ホント!なのだが、それを絵(漫画?)に描いたようなゴーン脱国であった。大晦日、BSで映画「風とともに去りぬ」を放送していたが、まさに風とともにゴーン去りぬ。逃げたゴーンにも杜撰な出入国管理にもあきれ返りひっくり返る。



 内外のこの大変事を横目に 年末年始 4回もゴルフに興じ ろくにコメントしない総理。記者会見も開かない官房長官。年末年始だからと緊急閣議も開かない政府・閣僚。「こういう人たち」に我々は国の舵取り、安全を託しているのだ。ハラワタが煮えくり返る。

 スシローこと田崎史郎を「政治ジャーナリスト」と紹介するTV。「ジャーナリスト」の定義※もわきまえていない。会見しない官房長官に詰め寄るでもないマスコミ、改憲!を掲げ会見!をびびる総理にいつも腰が引けている番記者達、ジャーナリズムなき日本。 

 ※ジャーナリスト...ただ単に報道に従事する記者、レポーターなどではない。「中立で偏らない」報道をする人でもない。弱者、少数者、市井の人々の側に立ち、時の権力者に対峙しつつ権力者が隠したい事実を解明し報道する勇気と矜持を有する報道人を指す。


        神峯山寺への道中にある勧請掛...縄に樒を吊るし俗界と聖地の境界を示す。

 悶々の、否!ふて寝の三が日を過ぎ取り敢えず!お詣りしようと拙ブログ名の由来でもある地元「ポンポン山」の麓にある神峯山寺へ。三が日を過ぎると流石に人出は少ない。お天気もまずまずで山の静謐な空気に澱んだ心身がそれなりに清められた感がある。

 この門の先に本堂があり本堂の更に先の急勾配の石段を昇るともう一つ小さなお堂がある。この石段から写真を撮ろうとしてバランスを失い危うく転落、命を失くしかけた 帰り、この門前で深々とお辞儀する若い女性を見かけ私も倣って深く礼をし辞去した。




 今日は朝から強風が吹き荒れる。この風に庭の樹に残る僅かの葉も殆ど舞い散った。葉がなくなると 突然!のように蝋梅が姿を現す。その光景に誘われコタツムリをやめて庭に出てみた。風が一瞬やみ 仄かな匂いに包まれ 艶のある黄色が一段と碧空に映えた。



 久しぶりに「です!ます!」調をやめ 言い切りに書いてみた。これはこれでとりわけ今回は気分感情になじむ。が、読まれる方には「偉そう」に思われるかもしれず、それはやや気が引ける。まっ...澄んだアカペラによる「白い道」にてこの言い切りを閉じよう。



  このブログで利用している「goo」では一年前のブログ記を自動的に配信してくれます。
    一年前のブログ記は『ときに優しく小さく ときに力強く大きく』でした。
    蝋梅の写真は、今年は1葉ですが昨年は4葉をUPしていました。
    コメント欄には 2か月後、5か月に旅立たれた風のフェリシアさん、いせえびさんも...。
    諸行無常を思います。

    https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/4c042f647e51c9a5c75242a1dcb35b9c

    ※ コメント欄...少し閉じます。

過去ログ目次一覧
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c



6 コメント

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 (リーのママ)
2020-01-08 22:17:56
ヴィヴァルディの「四季」冬を澄んだ声で歌い上げ、心も澄んでいくようです。

タイトルを見て、?と思いましたが、文体を言い切りにしたんですね。全然違和感なく読んでいたので、最後まで読んでやっとタイトルの意味が分かりました~
偉そうに思われるのですか?
それだと私のブログはやばいじゃないですか!

それにしても、私もゴーン被告の出国やIR汚職に関して、正月ボケしたような報道や政府の対応には呆れていました。TVではニュース番組がなかなか見つけられず、日本人はみんな正月休みモードなのだとビックリです。

しかし、それよりもイラン情勢です。
第3次世界大戦を危惧していることを笑ってはいられません。

青空に映える蝋梅の美しさが救いです。
返信する
Unknown (遠音)
2020-01-09 00:42:15
です。ます を止めないで下さい。
とても文章がすっきり・・デ某さんを想像しやすいです。そして言葉に気を使う分・・格調が高く
私は好きです。
政治のこと・・なんだか着ている物が焦げ始めた
様な気分です。みんな 自分のことしか考えていない。今日のニュースでは19人を殺傷した人の
行動に驚きが走り・・恐怖を感じました。
返信する
Re : リーのママさん「冬」 (デ某)
2020-01-09 11:08:46

リーのママさん
コメントありがとうございました
リコメが遅くなり申し訳ございません。

> ヴィヴァルディの「四季」冬を澄んだ声で歌い上げ、心も澄んでいくようです。

「四季 : 冬」の中の やや荒々しい第1楽章、第3楽章ではなく
Largoでゆったり描かれた第2楽章のメロディは、聴いていてとても心地良いですね。

> タイトルを見て ? と思いましたが、文体を言い切りにしたんですね。
> 全然違和感なく読んでいたので、最後まで読んでやっとタイトルの意味が分かりました~

シマジロウが『吾輩の文体を真似してやいませんか?』と(笑)
まぁ 確かに シマが書けばこうなる...文体でした。

> 偉そうに思われるのですか?
> それだと私のブログはやばいじゃないですか!

新聞とか論文などはこの文体がごく一般的です。
「偉そうに思われる!」のでは? というのは、私の感覚... 一般的ではありまセーヌ河(笑)

> ゴーン被告の出国やIR汚職...正月ボケしたような報道や政府の対応には呆れていました。
> ニュース番組がなかなか見つけられず、日本人はみんな正月休みモードなのだとビックリです。

日本の警察・司法 とりわけ留置所・拘置所の環境と取調が強権的で非人道的であることは
ゴーンに言われるまでもなく「そのとおり」だと思います。
籠池夫妻の発言(※後記)からも劣悪な環境と長時間の取調は殆ど拷問に近いことが判ります。
ただ それらは 日本の法廷で、メディアにて、堂々と告発・提起してほしかったですね。
そして日本のメディアも、その非人道性をこの機会に明確に告発・提起すべきと...。

> しかし、それよりもイラン情勢です。
> 第3次世界大戦を危惧していることを笑ってはいられません。

アメリカは戦後一貫して「警察国家」「テロ国家」「人種差別国家」だと思います。
巨大な軍隊はそうした「アメリカの正義」を押し通す源泉でもあります。

> 青空に映える蝋梅の美しさが救いです。

ありがとうございます。
蝋梅って...ほんと!不思議ですよねぇ
毎年この時期、つくづくそう思いながら眺めます。

※籠池夫妻の「真相トーク」をご紹介します。
二時間近い録画ですが、日本のあらゆる「闇」と「病み」がここからも窺えます。
お時間がおありのとき、ぜひ視聴いただきたく思います。
https://www.youtube.com/watch?v=5XGS8r3zDK0
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Re : 遠音さん (デ某)
2020-01-09 11:43:20

遠音さん
いつもコメントをありがとうございます

> です。ます を止めないで下さい。
> とても文章がすっきり・・デ某さんを想像しやすいです。

です!ます!には文章を短くする要素があります。
私は、内容にもよりますが、多くは(私のスペースで)三行毎に文章を分けています。
そのために結構!時間をかけて文章を省略し(削り)ます。
文章はわかりやすいことも然りながら、短かくなければ!と思いつつ...。
その点、言い切りの文体はかなり短くできます。
ただ 言い切りでは どこか思い(情感)がこもらなくなります、文章力の拙さとはいえ...。
でも、これは今回のテーマ(前段)にそったもので、普段はこれからも「です!ます!」です(笑)

> 政治のこと・・なんだか着ている物が焦げ始めた様な気分です。
> みんな 自分のことしか考えていない。

「着ている物が焦げ始めた様な」... 遠音さんらしさあふれる表現、なるほど!と思いました。
人間の嗅覚って... 五感の中では最も鈍り易い!そうです。
焦げ始めには気づいても、焦げつづけると だんだん臭わなくなる由。
前記 リーのママさんへのリコメの最後に記した籠池夫妻の「真相トーク」、
そこで籠池夫人が、拘置所の臭いについて語っていらっしゃる場面からも窺えます。

それにしても 世界のキナ臭さ...。日本の社会に絶えない凄惨な事件...。
せめて「馴れる」ことのないよう自戒したいと存じます。
そんな時代にこそ せめて「自分と家族のことを考えつつも 周りを思い遣る心をなくすまい」と。

ロッド・ロスチュワート「Someone To Watch Over Me」を。
https://www.youtube.com/watch?v=FpfjFRSD2wo
返信する
ゴーン氏会見 (pukariko)
2020-01-09 14:47:02
こんにちは。
今年もよろしくお願いいたします。
ゴーン会見をネットでずっと見ていました。
英語、フランス語、アラビア語、ポルトガル語を操る姿は
やはり国際人だとしみじみ思いました。
これは国際的世論を味方につけようとしているのでしょうか。
情緒に訴える話も多かったけど、特権意識が垣間見えました。

>ただ それらは 日本の法廷で、メディアにて、堂々と告発・提起してほしかったですね。

裁判がもっと早く開かれていたらと思いますが。
なんで時間がかかったのでしょう。
もし自分だったら、自分が裁判で言いたいことが山ほどあるのに
なかなか裁判が開かれなかったら、不信感だけが募るでしょう。
(ゴーン氏を擁護するつもりはありません)
日本政府、裁判所、検察・・・ボロカスに言われて相当頭に来ているだろうな~。
返信する
Re : pukarikoさん (デ某)
2020-01-09 15:57:35

pukarikoさん
コメントありがとうございます

> 今年もよろしくお願いいたします。
こちらこそ宜しくお願いします。

> ゴーン会見をネットでずっと見ていました。

記者会見の体をなしていませんでしたね。
記者主催ではなくゴーン広報部のプレゼンテーションでした。

> 英語、フランス語、アラビア語、ポルトガル語を操る姿はやはり国際人だとしみじみ思いました

多言語に達者なのは彼のビジネスの武器でもあったと思います。
多言語を操る以上に、その芸当に しみじみ「達者な人だなぁ」と思いました(笑)

> これは国際的世論を味方につけようとしているのでしょうか。

国際世論を味方につけるためとして、「その後」に何をめざしているのでしょうね。
日本で問われた罪状の潔白を主張することに力点はなかったように思いました。
孤立し 叩かれ 自身と家族の身の危険を含む将来からのプロテクト!の一環(布石)でしょうか。

> 情緒に訴える話も多かったけど、特権意識が垣間見えました。

これだけのチーム、巨費が可能なだけの特権階層ではありますから。

>> 日本の法廷で、メディアにて、堂々と告発・提起してほしかったですね。
> 裁判がもっと早く開かれていたらと思いますが。

裁判は 裁判所・検察・被告(弁護士)の協議、合意が前提ですが、
一般的には 時間を幾らでも多くほしいのは被告(弁護士)側です。
組織的に(捜査権など)強権で証拠を集め裁判に臨む検察に対して
被告(弁護士)側は受身で反証を探さなければなりませんから時間がたくさん必要です。
陪審制導入後に顕著なスピード審理に対し「弁護権の侵害だ」との主張があるほどです。
「自由が奪われる」のは、逮捕されれば何処の国でも同じですし、
なお、起訴された後は「逃亡防止」の不自由はあっても、
「証拠隠滅を防ぐ」理由での不自由はなくなります。

> 自分だったら、自分が裁判で言いたいことが山ほどあるのに
> なかなか裁判が開かれなかったら 不信感だけが募るでしょう。

裁判は 罪状について双方が証拠・論拠を掲げてシロクロをつける場ですから、
そのことと無関係な主張はできません。
今回のゴーン被告のプレゼンテーションはまさにそうした主張(宣伝)が柱で
問われようとしている罪状については殆ど何も触れていません。
「不信感」は、寧ろこのプレゼンテーションを一方的に聞かされた側に募ったと思います。

> (ゴーン氏を擁護するつもりはありません)

私も、ゴーン氏は勿論、検察側も擁護するつもりはありません。
リーのママさん、遠音さんへのリコメに記したように
私は 日本の司法当局、検察、警察にも マスメディアにも 寧ろ不信感を持っています。

> 日本政府、裁判所、検察・・・ボロカスに言われて相当頭に来ているだろうな~。

法務大臣が怒りのコメントをしていましたが、
むざむざ違法な出国を可能にした日本の出入国システムのマヌケぶりが
広く世界に晒され暴かれたことに対する怒りであり、天に唾!かもしれません(笑)

いずれにしても事実が顕れたのは氷山の一角、
まだわからないことだらけですから、確たることは言えませんね。
私、かなり確たる書き方をしていますが...(笑)
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