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デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー、海外旅行記、吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

12月のQPカレンダー(11月に想いを巡らせつつ)

2018-12-01 02:14:20 | 人生の棚卸し
 秋深しの感はあっても冬らしい冷え込みには程遠い関西。なのに霜月は去り早や師走を迎えました。幾許か仕事はしていますが、すでにリタイアした身には師走と言ってもそれ程の気ぜわしさはありません。寧ろカレンダーに急かされて12月を迎えた感じです。

    

 先日、所用でモノレール万博公園駅へ・・・。駅を出るとEXPO'70(大阪万博)のシンボル「太陽の塔」が目に入ります。私の学生時代に開かれたその万博には郷里からきた両親とともに出かけました。改めて見る塔はまるで岡本太郎が苦虫を噛み潰してる様です。

    

 外交力を駆使?して「誘致に成功」したと大騒ぎの大阪万博。経済効果だの大阪経済の活性化だの・・・ゼニ勘定ばかり。使い途がなかっただだっ広い埋立地を活用?し万博が終わればカジノを造るそうな。渦巻くのは夢!とは無縁の邪悪な欲望だけやないですか。

    

 11月の大相撲九州場所。三横綱休場で盛り上がりを欠く中、貴景勝の優勝とひたむきな相撲っぷりが休場ならぬ窮状を救いました。それにしても貴景勝が大関高安に敗れた一番、TV桟敷も含めて観客の気持ちを代表したのは左隅のお兄さんの表情でした。

    

 もう一つ感慨深かったのが里山の引退でした。幕下9枚目、3勝3敗で迎えた最後の一番で勝ち越しを決めた日に引退を発表しました。「今場所限り」と決めて臨んだご当地九州(鹿児島出身)場所であった由。薄くなった頭とこぼす涙に私も一緒に泣きました。

 11月はブログを少しさぼった分、結構!読書(6冊)できました。とりわけ医師でもある知念実希人「祈りのカルテ」は、研修医の眼を通して精神科、外科、皮膚科、小児科、循環器内科の現場を丁寧かつあたたかく描写・・・心地良い読後感に満たされました。

       

 石破茂は好きな政治家ではありません。しかしここ数年は見直す?ところがありました。そんな心境で読んだ「国防」、しばしば石破が評される「軍事オタク」がただのオタクではない一面を知り、防衛庁長官(大臣)の仕事についても認識を新たにしました。

 堤未果さんは見かけとまるで異なる女性です。ややミーハーぽいお顔立ちに似合わぬ類稀な観察眼、調査・分析力で世界の超大国アメリカ合衆国の権力機構に斬りこみ、日本の権力中枢のバカさ加減を白日の下に暴きます。を今月の「研究会」で議論します。


 ※ いずも推奨するものではありません。選書も読みも個人的・主観的なものゆえ・・・


         ♪ 鈴懸の径「クラリネットバトル」… 鈴木章治 北村英治 世良譲 増田一郎 須永宏


       鈴懸とはプラタナス。でも「プラタナス」なら はしだのりひことシューベルツ「風」になりますね。



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22 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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太陽の塔 (沙羅)
2018-12-01 14:52:40
見る人によってその時の気気分によって太陽の塔の表情は変わって見えるような気がしますね。
太陽の塔は今回再び大阪で万博が開かれるのを喜んでいないと思うのは、私の気持ちが反映しているから?
万博が大阪経済の起爆剤になればいいのですが、建築費もきっと当初の予定よりオーバーするだろうし、残るのは赤字ばかりとならないか?
そして強引にカジノが決まりそうな。

太陽の塔を真横から見ると猫背です。
華やかだった万博は「浪速のことは夢のまた夢」となり、高度経済成長経済時代も過ぎ、はるか大阪市内を見ている太陽の塔は寂しそうにも見えます。

 しろたゑの太陽の塔は猫背なり太郎の焔うちに燃やして
返信する
師走?? (ふじのりんご)
2018-12-01 16:50:26
デ某さん、こんにちは(^^)/
お仕事ができるくらいに、ほぼ体調良し~安心しました 無理されないように。
話の通じない医師は、チョッと引きますね

大相撲十一月場所が終わると、、師走
でも暖か過ぎてピンと来ません、未だ続きそうですが
ビックリポンの大相撲でしたね❢
まさか?マサカと見ているうちに貴景勝関が賜杯を胸に
へなちょこ横綱3人の代わりを見せつけたような、でも高安関との決定戦が見たかった~残念です❢
里山関の引退、寂しくなりますね。

もしかしてデ某さん カメラ持ちでTV観戦ですか❓
・左隅のお兄さん・笑ってしまいました
これは目に入らなかったです笑

来年一月場所で会いましょう❢ 勿 ブログでネ
返信する
Unknown (遠音)
2018-12-01 17:00:12
しろたゑの太陽の塔は猫背なり太郎の焔うちに燃やして
沙羅さんの詠 美しいですね。

デ某さん 今回はお相撲にも触れて下さって嬉しいです。
どんどん時が流れて その感激さえ急流の中で人々に忘れ去られていくようです。

横綱まで上り詰める人 志かなわず引退していく人・・書いて下さってありがとうございます。
せっかく横綱になっても 不運な横綱 
不遜な横綱 さまざまですね。
ふと 弟子屈の道の駅に飾ってある大鵬の
大きな写真を思い出してしまいます。

今月のQpさんのカレンダー
我が輩はネコちゃんの変装かしら?
返信する
昔は良かった (ムベ)
2018-12-01 19:25:30
「岡本太郎が苦虫を噛み潰してる様です。」
この言葉は、いやになるほどぴったりだと思いました。

あの大阪万博は今から思えば無邪気でした。
長い時間掛けて見た月の石は、見た目はただの石でした。
一泊して二日間見たのですが、とんでもない変な部屋に押し込められて、
主人とまんじりともしない夜を過ごしたことを思い出します。
それでも、お寿司屋のバッテラはとても美味しかったことなど・・

貴景勝には「感動した!」です。
若い人が淡々と、いや、そのように見せる仕事をしている姿には、
とても尊敬させられます。

本当に、戦闘機をじゃんじゃん買うことで国が守れるのでしょうか?
足元が徐々に持ち去られ、崩れてゆくような気さえします。
杞憂だとよいのですが・・。

師走突入ですね。来年の日記を買いました。毎年、何を書くのだろう・・、
最後まで書けるのだろうかと思う年頃です。ふふふ
返信する
Re : 沙羅さん「太陽の塔」 (デ某)
2018-12-01 21:04:49

沙羅さん
コメントありがとうございました

> 見る人によってその時の気分によって太陽の塔の表情は変わって見える・・・
太陽の塔の・・・と言うより、世間を見ている岡本太郎の表情が変わるように思います

> 太陽の塔は今回再び大阪で万博が開かれるのを喜んでいないと思う
あの時代は或る種のジャパニーズドリームの時代であり成長神話の時代でした
昨日より今日、今日より明日と 暮らしがどんどん良くなると誰もが思う時代の万博でした。
しかし今は如何にも世知辛くこころ貧しく先の見えない時代の万博、
空しさだけが残りそうな気がします。

> 万博が大阪経済の起爆剤になればいいのですが・・・残るのは赤字ばかりとならないか?
起爆剤ではなく木端微塵の爆破剤になりそうな気がします
大阪は勿論、日本の政財界の精神性の貧しさ、底の低さを晒しました。

> そして強引にカジノが決まりそうな。
ラスベガスもマカオも脱カジノに躍起になっているのに なんたるアナクロニズム

> 太陽の塔を真横から見ると猫背です。
しばしば見ている筈なのに気づきませんでした

> はるか大阪市内を見ている太陽の塔は寂しそうにも見えます。
岡本太郎さんの遺作「明日の神話」は 太陽の塔と一対に展示すべきでした
なぜ東京(品川)にもって行ったのか、東京に幻想を抱く岡本財団の思慮の浅さでした。
太陽の塔の寂しさは 岡本太郎の寂しさそのもののような気がいたします。

> しろたゑの太陽の塔は猫背なり太郎の焔うちに燃やして

「焔」・・・「ほむら」と読むのでしょうか。
孤高で奔放な野人の精神が甦ることをねがっています
返信する
Re : ふじのりんごさん「師走??」 (デ某)
2018-12-01 21:28:29

ふじのりんごさん
コメントありがとうございました
PCが甦って良かったですね

> ほぼ体調良し~安心しました 無理されないように。
> 話の通じない医師は、チョッと引きますね
でもまあ一回の診察で医師の人格を云々してはいけませんでした・・・反省!しています

> 大相撲十一月場所が終わると、、師走
> でも暖か過ぎてピンと来ません

スロージョギングに夜の公園にでると、さすがに始めは さぶっ!って思います。
でも風呂上りはまだTシャツでちょうど良かったり・・・。
日中は、コートをほしいとは思いませんよねぇ。

> ビックリポンの大相撲・・・まさか?マサカと見ているうちに貴景勝関が賜杯を胸に
言わばチャンスのこの場所に高安も御嶽海も正代も低迷・・・まさに大相撲の危機を示しています

> へなちょこ横綱3人の代わりを見せつけたような、
> でも高安関との決定戦が見たかった~残念です❢
「へなちょこ」に思わず吹き出しひっくり返りました
高安も栃ノ心も大関になってハングリーな面構えが色褪せたのが口惜しいです。

> 里山関の引退、寂しくなりますね。
ほんとうに残念ですでもいずれ解説者として話がきけそうなのが楽しみです

> デ某さん カメラ持ちでTV観戦ですか❓
> 左隅のお兄さん・笑ってしまいました これは目に入らなかったです
いつも録画しています
で、あれっ?って思った箇所を後で見直すと・・・発見!発掘?があります。

> 来年一月場所で会いましょう❢
休場者セロの初場所を期待したいと存じます
大いに盛り上がりましょう
返信する
Re : 遠音さん (デ某)
2018-12-01 21:51:53

遠音さん
コメントありがとうございました

>> しろたゑの太陽の塔は猫背なり太郎の焔うちに燃やして
> 沙羅さんの詠 美しいですね。
沙羅さんは結社に属される歌人、さすが!だと思います

> デ某さん 今回はお相撲にも触れて下さって嬉しいです。
大相撲と朝の連ドラは、リタイアした者の言わば特権!ですからね

> 横綱まで上り詰める人 志かなわず引退していく人・・
> せっかく横綱になっても 不運な横綱 不遜な横綱 さまざまですね。
「不遜な横綱」に椅子からずりオチました
まあそこは私とちょっと見解が異なるところがまた面白いですけどね(笑)

> ふと 弟子屈の道の駅に飾ってある大鵬の大きな写真を思い出してしまいます。
大鵬さん、お孫さんの相撲にやきもきしていらっしゃいましょう
でも三段目、幕下を苦労しながら少しずつ上がるほうが私はいいと思います。
力士寿命も相撲人生も ともに一時より遥かに長くなりましたから
焦らずひたむきに真っ直ぐ!大道を歩んでほしいですね。

> 今月のQpさんのカレンダー 我が輩はネコちゃんの変装かしら
これは猫が変装するにはやや無理があります
まあクリスマスとソリに似合うのは鹿さんか犬さん、猫は炬燵でまるく・・・ですね(笑)

今週半ばから私の郷里境港へ 来週半ばには妻が郷里函館へ・・・。
師ではありませんが やっぱり慌ただしく走りまわる季節です。
遠音さんは長旅から帰られたばかり
旅でオーバーホールされた心身を 今度はご自宅で再オーバーホールなさってくださいね。
ではでは したっけねぇ~
返信する
Re : ムベさん「昔は良かった」 (デ某)
2018-12-01 22:25:07

ムベさん
コメントありがとうございました

> 「岡本太郎が苦虫を噛み潰してる様です。」
> この言葉は、いやになるほどぴったりだと思いました。
確かに「いやになるほど」ぴったり!
当時 あの塔の中の生命樹を見ながら「なんてつまらない」と思ったものですが・・・。
太郎さんはず~っと「つまらん」「つまらん」と思いつづけてはるのかも・・・(笑)

> 大阪万博は今から思えば無邪気でした。
> 長い時間掛けて見た月の石は、見た目はただの石でした。
万博の前年がアポロの月面着陸、なんだか科学と現実(自然)が競争している時代、
「月の石」はそうした現象の眼に見える象徴だったのでしょうか。

> 一泊して二日間見たのですが、とんでもない変な部屋に押し込められて、
> 主人とまんじりともしない夜を過ごしたことを思い出します。
なんだか山田洋次監督の映画「家族」※を観ているような思いがいたします

> それでも、お寿司屋のバッテラはとても美味しかった
記憶の妙でしょうか、万博と宿とバッテラ・・・面白い思い出話です

> 貴景勝には「感動した!」です。
> 若い人が淡々と、いや、そのように見せる仕事をしている姿には、とても尊敬させられます。
貴景勝は師匠貴乃花親方の影響を・・・と思っていましたが
お父さまのインタビューをきいて、あぁそうか、寧ろ父親の影響なのか・・・と
貴景勝以上に凄い!お父さまでした。

> 戦闘機をじゃんじゃん買うことで国が守れるのでしょうか? 杞憂だとよいのですが・・。
使う(戦闘する)ためではなく威嚇するため!というのが伝統的な自衛力の根幹
戦闘と威嚇は一触即発、政権中枢にそんな冷静な判断力はまるでなさそうです。
考えさせない政権、考えない国民・・・そこにこそ危機の根がありそうです。

> 師走突入ですね。来年の日記を買いました。
最後まで書けるのだろうかと思う年頃です。ふふふ
私も今日 手帳を買いました
かつては空白が殆どなくなる手帳でしたが 今はスカスカです。
でも手帳をもたないことをプライドが許しませんのですよねぇ
まあ死ぬるまで日記、手帳を買い続けましょう(爆)

街にはもうXマスソングが流れています。ムベさんの季節!ですね
お風邪など召されず良いクリスマスをお迎えくださいね

映画「家族」予告編
  https://www.youtube.com/watch?v=wAEQD5rxdvo
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明日の神話 (沙羅)
2018-12-01 22:25:23
焔は「ほのお」と読むとして作ったのですが、「ほむら」と呼んだ方が太郎の強いメッセージの感じがするかもすれませんね。

「明日の神話」は太郎の考えとしてパブリックアートがあったから、あの渋谷の通路になったというのですが、ずっと前見に行ったとき皆忙しく通路を歩いていて誰一人絵に目を止める人はいなかったのはショックでしたね。
この場所でよかったのかとその時思いました。
普通の絵ならパブリックアートの考えもありでしょうが、やっぱり太陽の塔と一緒に、あるいは広島か長崎にするべきだったのでは。
返信する
デ某さまへ (くりまんじゅう)
2018-12-01 23:24:15
デさまが貼ってくれた『家族』 いい映画でしたね。
さくらと民子の倍賞さんは 素晴らしい女優さんです。
北海道へ移住する途中で 大阪万博を見物するシーンがあり
人の波に押され 幼い娘はその疲れから旅の途中で亡くなりました。

私は大阪万博には行きませんでしたが寂聴さんがまだ
瀬戸内晴美の名の時代に書いた かの子僚乱を読んだとき
あの時代に夫も納得して 一つ屋根の下でかの子は
夫と自身の愛人2人の 3人の男と同居で暮らしており
太郎さんの太陽の塔を見た時 母親の血を強く感じました。

九州場所は上位が休場という寂しい場所になりましたが
貴景勝が盛り上げてくれました。これが2場所ほど早ければ
貴乃花親方は部屋を閉めなかったのでは と思えて残念です。
里山の涙の会見を見て もらい泣きしました。里山は琴桜の
孫とずっと私は思っていましたが どうも違うようですね。

デさまは読書家です。石破さんを見るたびに藤子不二雄の産んだ
笑ウセールスマンの 喪黒福造を連想します。
喪黒福造は何十年も前の人になりますから石破さんがずっと
年代が若いことになります。今の若者は知らんでしょう。

美しいハーモニーを聞かせてくれたザ・ピーナッツも
いつまでも若いイメージだった はしだのりひこも天に昇りました。

あ またまた長くなりました。おやすみなさい。
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